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第2章 牛すき焼きと甘い誘惑 料理屋「〇」黎明編2
ギルド受付嬢はすき焼きがお好き? 1
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「ウインドカッター!」
ヒュンと鋭い風の刃が番いのウッドバードの首を連続で落とす
「やるじゃねぇか!マスター・・・ガハハハッ」
ジンさんが豪快に笑う!
最近本当に常連さんになってくれた『銀狼の牙』のジンさん
今日はお店を休みにして久しぶりに森にやってきて食材を集める日にしたのだが、
昨夜の営業中に森に行く事をジンさんに話した所
「マスター俺も明日ついて行ってやるよ・・・美味い弁当でも作ってくれよな!」
とちゃっかり昼ご飯の催促もされつつ、臨時パーティを組むことになったというわけだ
しかしながら、やはり魔物の討伐に関しては流石のBランク冒険者
索敵から発見、距離の詰め方や討伐して無駄のない採取と実に勉強になる
おかげさまで本日はウッドバードだけでもこれで6頭目と非常に助かる成果だった
ちなみにミャオは連日の疲れが出たのか…今日はいない
「ミャオ…ゆっくり休んでいいかにゃあ?」と聞くので
「ゆっくり休んで大丈夫だよ…明日はジンさんといっぱい食材取ってくるよ」
「楽しみにしてるにゃ…あっでもお弁当はミャオの分も忘れずになのにゃ!」
お留守番なのに弁当をこれまたちゃっかり催促されて…というわけだ
「ジンさん本当にありがとうございます・・・ウッドバードのから揚げが大人気で常に欲しい食材だったので…」
「良いんだよ・・・気にすんな!いつも美味いもん食わせてもらってサービスもしてくれるからな!お互い様だろ」
ガハハハッと笑うジンさんのお腹が豪快に鳴る
「ではここらで飯にしますかw」
「待ってました・・・ガハハハッ」
今日のお弁当は…ハル特製の四色丼にしてみた
から揚げを甘酸っぱいタレで照り焼きにして薄切りにした鶏肉
青梗菜に似た青菜の煮びたし
甘めの炒り卵(ウッドバードの卵)
キャロのシリシリ炒め(ニンジンのシリシリもどき)
あとは温かい状態でマジックバッグに入れてきた暖かい状態のスープだ
「おわ!マスターのバッグはマジックバッグなのか?!うらやましいぜ!そりゃ身軽な格好で来るわけだ」
「あぁ自分で作ったんですよ・・・今度ジンさんにも作りましょうか?」
「そりゃ喉から手が出るほど欲しいが・・・金がな・・・ふつうは白金貨レベルだぜ・・・」
「あれ・・・?俺やらかしました?」俺は急に不安になって引きつり笑いをすると
「買ったならまだしも作れるとか・・・まじかよ・・・」
「はっきりいって今後は信頼できる人以外、黙ってた方が良いぜ・・・悪い奴にさらわれるか強盗に遭うぜ・・・」
ジンさんがドン引きしている…
「まぁジンさんは強盗もしないし信頼できるから内緒の方向でお願いしますね・・・」
「ガハハハッ!そりゃそうだ!天地神明に誓って黙っておいてやらぁ!」
「じゃあご飯食べちゃいましょ!」
「おうよ!」
大きな口で4色丼を口に掻っ込むジンさんを見て俺は嬉しくなる
「美味ええええ!こりゃ凄え!それぞれの具が味が違うから何処を食っても美味えが…合わせて食うと更に美味え!」
「しかも森の中であったけぇスープ!!信じられねーくらい気持ちいいなあ!!」
ジンさんが喜んでくれて本当に良かった
「エールでもありゃ最高だったな」
「流石にそれは…危険かなーって・・・ははは」
…実は冷えたエールもマジックバッグに入れてあるのだが・・・内緒にしとこう
「あぁ確かにな・・・この森は普段は比較的穏やかなんだが・・・」
ジンさんの顔に少し緊張感が走る
「何かあるんですか…?」
「実はよ、ギルドの受付のねーちゃんが昨日の昼に注意喚起しててよ・・・どうやらレッドブルっつう割と高ランクの魔物の目撃情報があったって聞いたんだよ」
「え?それ本当ですか…」
「あぁ確かな筋の情報だから間違いねえ…普段は違う地域がなわばりの魔物なんだが…たまにハグレが出るんだ」
「ハグレ?」
「レッドブルは通常群れで生きてる魔物なんだが、危険度的にはそれでBランクだ…だが、ハグレの場合・・・」
「ハグレの場合・・・?」
「1個体で群れより強えからAランク討伐対象になる…」
「えーーーやばいじゃないですか!!」
「流石にこんな広い森でたった1頭のレッドブルなんかにゃ逢わねえと思うがな!ガハハハッ」
「なんだ冗談ですか・・・」
「まぁ念の為に俺もついてきたって訳よ・・・弁当だけが目当てって訳じゃねえんだぜ!」
「優しいすねジンさん・・・」
「なんだよ・・・今頃気づいたのかよ!ガハハハッ」
ジンさんの思わぬ優しさに触れホッとした瞬間であった
しかし・・・盛大にフラグが立った気もするけど…
強大な牛か・・・美味いのかな?牛肉は久しく食ってないし・・・アレも食えるかも・・・
まぁまずは身の安全第一だな!!
ジンさんとのピクニック?は楽しく時間だった
ヒュンと鋭い風の刃が番いのウッドバードの首を連続で落とす
「やるじゃねぇか!マスター・・・ガハハハッ」
ジンさんが豪快に笑う!
最近本当に常連さんになってくれた『銀狼の牙』のジンさん
今日はお店を休みにして久しぶりに森にやってきて食材を集める日にしたのだが、
昨夜の営業中に森に行く事をジンさんに話した所
「マスター俺も明日ついて行ってやるよ・・・美味い弁当でも作ってくれよな!」
とちゃっかり昼ご飯の催促もされつつ、臨時パーティを組むことになったというわけだ
しかしながら、やはり魔物の討伐に関しては流石のBランク冒険者
索敵から発見、距離の詰め方や討伐して無駄のない採取と実に勉強になる
おかげさまで本日はウッドバードだけでもこれで6頭目と非常に助かる成果だった
ちなみにミャオは連日の疲れが出たのか…今日はいない
「ミャオ…ゆっくり休んでいいかにゃあ?」と聞くので
「ゆっくり休んで大丈夫だよ…明日はジンさんといっぱい食材取ってくるよ」
「楽しみにしてるにゃ…あっでもお弁当はミャオの分も忘れずになのにゃ!」
お留守番なのに弁当をこれまたちゃっかり催促されて…というわけだ
「ジンさん本当にありがとうございます・・・ウッドバードのから揚げが大人気で常に欲しい食材だったので…」
「良いんだよ・・・気にすんな!いつも美味いもん食わせてもらってサービスもしてくれるからな!お互い様だろ」
ガハハハッと笑うジンさんのお腹が豪快に鳴る
「ではここらで飯にしますかw」
「待ってました・・・ガハハハッ」
今日のお弁当は…ハル特製の四色丼にしてみた
から揚げを甘酸っぱいタレで照り焼きにして薄切りにした鶏肉
青梗菜に似た青菜の煮びたし
甘めの炒り卵(ウッドバードの卵)
キャロのシリシリ炒め(ニンジンのシリシリもどき)
あとは温かい状態でマジックバッグに入れてきた暖かい状態のスープだ
「おわ!マスターのバッグはマジックバッグなのか?!うらやましいぜ!そりゃ身軽な格好で来るわけだ」
「あぁ自分で作ったんですよ・・・今度ジンさんにも作りましょうか?」
「そりゃ喉から手が出るほど欲しいが・・・金がな・・・ふつうは白金貨レベルだぜ・・・」
「あれ・・・?俺やらかしました?」俺は急に不安になって引きつり笑いをすると
「買ったならまだしも作れるとか・・・まじかよ・・・」
「はっきりいって今後は信頼できる人以外、黙ってた方が良いぜ・・・悪い奴にさらわれるか強盗に遭うぜ・・・」
ジンさんがドン引きしている…
「まぁジンさんは強盗もしないし信頼できるから内緒の方向でお願いしますね・・・」
「ガハハハッ!そりゃそうだ!天地神明に誓って黙っておいてやらぁ!」
「じゃあご飯食べちゃいましょ!」
「おうよ!」
大きな口で4色丼を口に掻っ込むジンさんを見て俺は嬉しくなる
「美味ええええ!こりゃ凄え!それぞれの具が味が違うから何処を食っても美味えが…合わせて食うと更に美味え!」
「しかも森の中であったけぇスープ!!信じられねーくらい気持ちいいなあ!!」
ジンさんが喜んでくれて本当に良かった
「エールでもありゃ最高だったな」
「流石にそれは…危険かなーって・・・ははは」
…実は冷えたエールもマジックバッグに入れてあるのだが・・・内緒にしとこう
「あぁ確かにな・・・この森は普段は比較的穏やかなんだが・・・」
ジンさんの顔に少し緊張感が走る
「何かあるんですか…?」
「実はよ、ギルドの受付のねーちゃんが昨日の昼に注意喚起しててよ・・・どうやらレッドブルっつう割と高ランクの魔物の目撃情報があったって聞いたんだよ」
「え?それ本当ですか…」
「あぁ確かな筋の情報だから間違いねえ…普段は違う地域がなわばりの魔物なんだが…たまにハグレが出るんだ」
「ハグレ?」
「レッドブルは通常群れで生きてる魔物なんだが、危険度的にはそれでBランクだ…だが、ハグレの場合・・・」
「ハグレの場合・・・?」
「1個体で群れより強えからAランク討伐対象になる…」
「えーーーやばいじゃないですか!!」
「流石にこんな広い森でたった1頭のレッドブルなんかにゃ逢わねえと思うがな!ガハハハッ」
「なんだ冗談ですか・・・」
「まぁ念の為に俺もついてきたって訳よ・・・弁当だけが目当てって訳じゃねえんだぜ!」
「優しいすねジンさん・・・」
「なんだよ・・・今頃気づいたのかよ!ガハハハッ」
ジンさんの思わぬ優しさに触れホッとした瞬間であった
しかし・・・盛大にフラグが立った気もするけど…
強大な牛か・・・美味いのかな?牛肉は久しく食ってないし・・・アレも食えるかも・・・
まぁまずは身の安全第一だな!!
ジンさんとのピクニック?は楽しく時間だった
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