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第3章 咲き誇る竜花と大龍の意志 料理屋「○」拡大成長編1
リュカの願い〜健康的な生活はダンジョンから?!〜7
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「・・・という感じで、から揚げの肉の仕込みは美味しくなーれって肉全体に下味が染み込むように丁寧に混ぜて冷蔵庫に入れておいてね」
早速今日から仕事に来てくれたジャン、ベティ、モーラが真面目に聞き入っている
3人は基本的に昼の時間に自動販売用の仕込み調理をメインにし、夜は一人ずつ交代で週2回出勤する形にした
日曜日は基本的にお休み
給料は月に金貨30枚(保険料や税金は個人にはかからない為手取り額)
はじめに説明した時に貰いすぎだと3人に怒られるというハプニングが起きた
どうもここらの飲食店は賄い無しが当たり前
朝から深夜まで働いて休みなんて無い
給料はそれで金貨15枚も有ればマシな方という
それはそれはブラックな体質らしく
はじめに説明された3人は詐欺じゃないか不安になるレベルだったそうな
しかし、仕事の内容をしっかり理解した上で自動販売の重要性を理解した後は責任を感じて貰える金額を素直に受け入れて頑張ると皆言ってくれた
「仕込んだお肉を2度揚げしたら油を切って容器に入れて箸と紙ナプキンを輪ゴムで挟んで店長のマジックバックに入れていくという流れですよね?」
モーラが聞いてくる
「その通りです、出来た商品はどんどん入れて行ってくださいね」
孤児院の料理をしていただけあって手際や段取りの整理を纏めるのがモーラは一番飲み込みが早く助かる
ジャンは大きい枝肉を切るのが女性達より力がある分、手際が良い
ベティは・・・楽しそうに仕事して揚げたてのから揚げを見ながら涎を呑んで我慢してる
まぁ焦らずに行こう・・・
3人は簡単な計算は学んでいたおかげで夜の会計を俺だけがやるという事が無くなり助かった
ミャオは仕事を取られると思い、始めは焦る素振りを見せていたのだが、苦手な分野は任せた方が楽だと気付き
「適材適所だにゃー」
と、しれっと皆んなに任せる様になった
まぁまぁそれも焦らずに行こう・・・
仲良くやれればそれで良いのだから
とにかく新体制になり、やっとこ自分達の時間も取れるようになり仕込みが間に合わない地獄の時間が終わったのであった
「・・・それにしても良かったのう、こんなに早く人を雇えるとは・・・リナの慈善事業がこんな形で実を結ぶとは思わなんだ」
「本当にリナさんには助けて貰ってばかりで申し訳ないくらいですね」
「マスターのおかげでリナも体調が良くなって来たと言っておったし、ジークとも出会えたのじゃ・・・そこは持ちつ持たれつじゃろ」
「そうですね助かりました、やっと時間作れるので新しいメニュー作って皆さんにもっと喜んで貰いたいですね」
「そこは時間出来たから儂とデート出来る!とかではないんじゃのう・・・寂しいのう」
・・・リュカさんがニヤニヤしながら手を添えて来るとミャオがその手を払いのけるように間に入ってきて
「ミャオとのデートが先なのにゃ!お客様ちょっとハルの独り占めはご勘弁なのにゃ」
「それはすまなんだ・・・ではまたの機会にしよう、主とのデートが終わった後は儂とデートじゃ・・・フフッ」
「にゃーー?!そうだけど・・・そういう事じゃないのにゃー!」
「独り占めはいかんのじゃろぅ?」
リュカさんは楽しそうにミャオをいじっている
ミャオは顔を赤くしながら困惑している
「じゃあミャオも頑張ったし今度の休みはデートしような」
「やったのにゃ!」
ミャオのご機嫌もとりあえず治ったみたいだ
「ではマスターまたのう近いうちに飲みに行こうぞ」
リュカさんが去り際に俺に怪しい目配せをしてきた
「はい・・・喜んで・・・」
苦笑いしながら送り出す・・・まぁ全然嫌じゃないんですけどね
そんな俺をその日の夜出勤のジャン君が尊敬の目で見つめていた
「マスター凄いです・・・」
いやいやこういうのは覚えなくて良いし・・・
ちょっと若者への悪影響なのかな?
なんにせよ落ち着いて仕事が出来るようになったからこそのって誰に言い訳するでもなく心の中でつぶやく俺なのであった
早速今日から仕事に来てくれたジャン、ベティ、モーラが真面目に聞き入っている
3人は基本的に昼の時間に自動販売用の仕込み調理をメインにし、夜は一人ずつ交代で週2回出勤する形にした
日曜日は基本的にお休み
給料は月に金貨30枚(保険料や税金は個人にはかからない為手取り額)
はじめに説明した時に貰いすぎだと3人に怒られるというハプニングが起きた
どうもここらの飲食店は賄い無しが当たり前
朝から深夜まで働いて休みなんて無い
給料はそれで金貨15枚も有ればマシな方という
それはそれはブラックな体質らしく
はじめに説明された3人は詐欺じゃないか不安になるレベルだったそうな
しかし、仕事の内容をしっかり理解した上で自動販売の重要性を理解した後は責任を感じて貰える金額を素直に受け入れて頑張ると皆言ってくれた
「仕込んだお肉を2度揚げしたら油を切って容器に入れて箸と紙ナプキンを輪ゴムで挟んで店長のマジックバックに入れていくという流れですよね?」
モーラが聞いてくる
「その通りです、出来た商品はどんどん入れて行ってくださいね」
孤児院の料理をしていただけあって手際や段取りの整理を纏めるのがモーラは一番飲み込みが早く助かる
ジャンは大きい枝肉を切るのが女性達より力がある分、手際が良い
ベティは・・・楽しそうに仕事して揚げたてのから揚げを見ながら涎を呑んで我慢してる
まぁ焦らずに行こう・・・
3人は簡単な計算は学んでいたおかげで夜の会計を俺だけがやるという事が無くなり助かった
ミャオは仕事を取られると思い、始めは焦る素振りを見せていたのだが、苦手な分野は任せた方が楽だと気付き
「適材適所だにゃー」
と、しれっと皆んなに任せる様になった
まぁまぁそれも焦らずに行こう・・・
仲良くやれればそれで良いのだから
とにかく新体制になり、やっとこ自分達の時間も取れるようになり仕込みが間に合わない地獄の時間が終わったのであった
「・・・それにしても良かったのう、こんなに早く人を雇えるとは・・・リナの慈善事業がこんな形で実を結ぶとは思わなんだ」
「本当にリナさんには助けて貰ってばかりで申し訳ないくらいですね」
「マスターのおかげでリナも体調が良くなって来たと言っておったし、ジークとも出会えたのじゃ・・・そこは持ちつ持たれつじゃろ」
「そうですね助かりました、やっと時間作れるので新しいメニュー作って皆さんにもっと喜んで貰いたいですね」
「そこは時間出来たから儂とデート出来る!とかではないんじゃのう・・・寂しいのう」
・・・リュカさんがニヤニヤしながら手を添えて来るとミャオがその手を払いのけるように間に入ってきて
「ミャオとのデートが先なのにゃ!お客様ちょっとハルの独り占めはご勘弁なのにゃ」
「それはすまなんだ・・・ではまたの機会にしよう、主とのデートが終わった後は儂とデートじゃ・・・フフッ」
「にゃーー?!そうだけど・・・そういう事じゃないのにゃー!」
「独り占めはいかんのじゃろぅ?」
リュカさんは楽しそうにミャオをいじっている
ミャオは顔を赤くしながら困惑している
「じゃあミャオも頑張ったし今度の休みはデートしような」
「やったのにゃ!」
ミャオのご機嫌もとりあえず治ったみたいだ
「ではマスターまたのう近いうちに飲みに行こうぞ」
リュカさんが去り際に俺に怪しい目配せをしてきた
「はい・・・喜んで・・・」
苦笑いしながら送り出す・・・まぁ全然嫌じゃないんですけどね
そんな俺をその日の夜出勤のジャン君が尊敬の目で見つめていた
「マスター凄いです・・・」
いやいやこういうのは覚えなくて良いし・・・
ちょっと若者への悪影響なのかな?
なんにせよ落ち着いて仕事が出来るようになったからこそのって誰に言い訳するでもなく心の中でつぶやく俺なのであった
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