58 / 120
2章
【57】襲撃!?
しおりを挟む
「殺気があります。20個位。こっち向いてます!」
みんな武器を取り馬車から飛び降りた。
「囲まれてます。気をつけて!」
ルーシはもう慣れた手つきで左腕のブレスレットをガントレットに直し、右手の指輪をガントレットとディアボロスに戻して構える。
乗車位置でセド、ヴィオラ、ルーシが馬車の前方。ディオとティチが後方に出ている。
「この森って狼でもいるの?」
リネットが馬車の上に飛び乗りながら聞く。
「いいえ。鹿等を施設の食糧にしたいから肉食動物は全て狩ったはずです」
「どんな相手なのかは分からないの?」
ニコラは馬車の中でビックスさん達を守る。
スムカはこう言う状況が初めてなので、特段怯えている。
「すみません。そこまでは分からないです」
それがディオのスキルの限界。
「! セドリックさんの方、何か飛んできます!」
セドが飛んできたモノを剣で防ぐ。
ディオの前情報がなかったら危なかったかも。
防いだそれは矢だった。
「矢って、まさか盗賊?」
相手が獣ではない事により緊張感が走る。
「もう1回飛んで来ます!」
今度はルーシがディアボロスを振り回して防ぐ。
「迷彩かな。こっちからも見えておかしく無いのに」
2度も矢を防がれたからかは分からないけど、道の前後にそれらは姿を現した。
「え、ゴブリン?!」
相手が見えなかったのは森と同系色の肌をしてたから。
獣でないから人。まさかモンスターだとは考えてもいなかった。
前方に10体、後方に5体。その全部がクワやらナタやらを持っている。
「全部『武器持ち』‥‥」
「不味いわね。近くにダンジョン出来たんじゃない?」
姿を現したゴブリンの中に弓持ちは居ない。
「ディオ、森の中にまだ居るんじゃない?」
「はい。前方に5体は感じます」
「俺達はこの森に不馴れだし、居場所も見つけられない」
とセド。
「ディオとティチで森の中の奴、頼めないか?」
「はい。やれます」
「後ろのはこっちから1人廻るから気にせず行ってくれ」
「後ろにはボクが行くね」
「ああ。ルーシ頼む。ニコラ、リネット、援護宜しく」
作戦立てる時間が取れたのは助かるけど、ゴブリンのくせに見境無しに襲って来ないのが薄気味悪いわ。
「前方の道の両側に『氷壁』を唱えるから、それを合図に動いて」
「了解」
「『氷壁』!」
道の両脇に氷の壁がそそり立つ。
これで弓矢での攻撃は防げるはず。
すかさずルーシが後方に廻っる。
その時には、ディオとティチは既に森に入っていた。
後方のゴブリンが駆けて来ている。
その後ろの3体がゆっくり動いてるのを見るとまずは2体が先行で襲って来るのだと思う。
こんな森の中じゃ大それた炎は危なくて使えないわね。
先行の2体の右はクワ。左はナタを持って飛びかかって来た。
そこにルーシのひと振り。
右のはクワの柄ごと真っ二つになったが、左のはナタで防いだ。
ゴブリンが防御して来たのには驚きだけど、そんなの事よりも『石火』を吐き、顔に命中。
火傷で悶絶するゴブリンをディアボロスで1突き。
あれ、煙らない?
「モンスターじゃない、魔獣だ!」
セドが叫ぶ。
ってことは魔素にあてられた何かって事よね。猿とか?
側にダンジョンが発生してない可能性が出て来た。
だとしたら少し安心なのかな。
残りの3体は1体先頭で、両脇を2体が遅れて向かって来た。
先頭は斧。奥の2体はナタを振りかぶっている。
先頭のゴブリンの胴をディアボロスで突き上げると、そいつは口から血を流しながらディアボロスを掴んで離さない。
その間に両サイドから奥の2体が飛び掛かって来る。
普通のゴブリンなら無鉄砲に襲いかかって来るだけで、こんな自己犠牲なんてしない。
モンスターと魔獣でそんな違いがある事に驚いてしまう。
ルーシに飛び掛かる2体の内の左側のコメカミにリネットの矢が刺さった。
右はアタシが燃す。
「リネット、有難う。ナナチャも」
「どういたしまして」
前も全部倒したのかな。
ディオ達も戻って来たみたい。
「こんなに魔獣が出るなんて、ここ魔素強いのかしら。今までもこんな事あった?」
20を越える魔獣の数にニコラが特殊性を感じている。
「俺達の知ってる限りではありません」
「私もディオ達より前から施設に居ましたけど、こんなの聞いたこともないです。」
「何処かから流れ着いたのかしら」
「この森で繁殖してるんじゃない?」
魔獣はモンスターと違って繁殖能力のある個体もいるらしい。
「そうだとしたら施設のみんなが心配です。先を急いでもらってもいいですか?」
仲間が家族を心配してるんですもの、言われなくても急ぐわ。
みんな武器を取り馬車から飛び降りた。
「囲まれてます。気をつけて!」
ルーシはもう慣れた手つきで左腕のブレスレットをガントレットに直し、右手の指輪をガントレットとディアボロスに戻して構える。
乗車位置でセド、ヴィオラ、ルーシが馬車の前方。ディオとティチが後方に出ている。
「この森って狼でもいるの?」
リネットが馬車の上に飛び乗りながら聞く。
「いいえ。鹿等を施設の食糧にしたいから肉食動物は全て狩ったはずです」
「どんな相手なのかは分からないの?」
ニコラは馬車の中でビックスさん達を守る。
スムカはこう言う状況が初めてなので、特段怯えている。
「すみません。そこまでは分からないです」
それがディオのスキルの限界。
「! セドリックさんの方、何か飛んできます!」
セドが飛んできたモノを剣で防ぐ。
ディオの前情報がなかったら危なかったかも。
防いだそれは矢だった。
「矢って、まさか盗賊?」
相手が獣ではない事により緊張感が走る。
「もう1回飛んで来ます!」
今度はルーシがディアボロスを振り回して防ぐ。
「迷彩かな。こっちからも見えておかしく無いのに」
2度も矢を防がれたからかは分からないけど、道の前後にそれらは姿を現した。
「え、ゴブリン?!」
相手が見えなかったのは森と同系色の肌をしてたから。
獣でないから人。まさかモンスターだとは考えてもいなかった。
前方に10体、後方に5体。その全部がクワやらナタやらを持っている。
「全部『武器持ち』‥‥」
「不味いわね。近くにダンジョン出来たんじゃない?」
姿を現したゴブリンの中に弓持ちは居ない。
「ディオ、森の中にまだ居るんじゃない?」
「はい。前方に5体は感じます」
「俺達はこの森に不馴れだし、居場所も見つけられない」
とセド。
「ディオとティチで森の中の奴、頼めないか?」
「はい。やれます」
「後ろのはこっちから1人廻るから気にせず行ってくれ」
「後ろにはボクが行くね」
「ああ。ルーシ頼む。ニコラ、リネット、援護宜しく」
作戦立てる時間が取れたのは助かるけど、ゴブリンのくせに見境無しに襲って来ないのが薄気味悪いわ。
「前方の道の両側に『氷壁』を唱えるから、それを合図に動いて」
「了解」
「『氷壁』!」
道の両脇に氷の壁がそそり立つ。
これで弓矢での攻撃は防げるはず。
すかさずルーシが後方に廻っる。
その時には、ディオとティチは既に森に入っていた。
後方のゴブリンが駆けて来ている。
その後ろの3体がゆっくり動いてるのを見るとまずは2体が先行で襲って来るのだと思う。
こんな森の中じゃ大それた炎は危なくて使えないわね。
先行の2体の右はクワ。左はナタを持って飛びかかって来た。
そこにルーシのひと振り。
右のはクワの柄ごと真っ二つになったが、左のはナタで防いだ。
ゴブリンが防御して来たのには驚きだけど、そんなの事よりも『石火』を吐き、顔に命中。
火傷で悶絶するゴブリンをディアボロスで1突き。
あれ、煙らない?
「モンスターじゃない、魔獣だ!」
セドが叫ぶ。
ってことは魔素にあてられた何かって事よね。猿とか?
側にダンジョンが発生してない可能性が出て来た。
だとしたら少し安心なのかな。
残りの3体は1体先頭で、両脇を2体が遅れて向かって来た。
先頭は斧。奥の2体はナタを振りかぶっている。
先頭のゴブリンの胴をディアボロスで突き上げると、そいつは口から血を流しながらディアボロスを掴んで離さない。
その間に両サイドから奥の2体が飛び掛かって来る。
普通のゴブリンなら無鉄砲に襲いかかって来るだけで、こんな自己犠牲なんてしない。
モンスターと魔獣でそんな違いがある事に驚いてしまう。
ルーシに飛び掛かる2体の内の左側のコメカミにリネットの矢が刺さった。
右はアタシが燃す。
「リネット、有難う。ナナチャも」
「どういたしまして」
前も全部倒したのかな。
ディオ達も戻って来たみたい。
「こんなに魔獣が出るなんて、ここ魔素強いのかしら。今までもこんな事あった?」
20を越える魔獣の数にニコラが特殊性を感じている。
「俺達の知ってる限りではありません」
「私もディオ達より前から施設に居ましたけど、こんなの聞いたこともないです。」
「何処かから流れ着いたのかしら」
「この森で繁殖してるんじゃない?」
魔獣はモンスターと違って繁殖能力のある個体もいるらしい。
「そうだとしたら施設のみんなが心配です。先を急いでもらってもいいですか?」
仲間が家族を心配してるんですもの、言われなくても急ぐわ。
0
あなたにおすすめの小説
転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流
犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。
しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。
遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。
彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。
転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。
そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。
人は、娯楽で癒されます。
動物や従魔たちには、何もありません。
私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
薬師だからってポイ捨てされました!2 ~俺って実は付与も出来るんだよね~
黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト=グリモワール=シルベスタは偉大な師匠(神様)とその脇侍の教えを胸に自領を治める為の経済学を学ぶ為に隣国に留学。逸れを終えて国(自領)に戻ろうとした所、異世界の『勇者召喚』に巻き込まれ、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
『異世界勇者巻き込まれ召喚』から数年、帰る事違わず、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居るようだが、倒されているのかいないのか、解らずとも世界はあいも変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様とその脇侍に薬師の業と、魔術とその他諸々とを仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話のパート2、ここに開幕!
【ご注意】
・このお話はロベルトの一人称で進行していきますので、セリフよりト書きと言う名のロベルトの呟きと、突っ込みだけで進行します。文字がびっしりなので、スカスカな文字列を期待している方は、回れ右を推奨します。
なるべく読みやすいようには致しますが。
・この物語には短編の1が存在します。出来れば其方を読んで頂き、作風が大丈夫でしたら此方へ来ていただければ幸いです。
勿論、此方だけでも読むに当たっての不都合は御座いません。
・所々挿し絵画像が入ります。
大丈夫でしたらそのままお進みください。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる