変異した世界で俺だけズルいスキルで無双タイム？

24. 分配

「えー…取り敢えず、古代魔法…土、これはお前が1回使ってくれ」

「…うん、ちゃんと獲得できた。それじゃ、ちょっと使ってみるね」

「おう」

「えっと…アースニードル」

…なるほど、完全な魔法の上位互換か。だが、威力は高いが…その分魔力消費も多そうだな。

「うん、ちゃんと入ってるみたい」

「アースニードル…うん、熟練度も上がってる。問題なさそうだな…それじゃあ、ほら。風属性も」

「え？お兄ちゃんが使うんじゃないの？」

「え？空のスキルオーブで獲得出来るから魔法メインのお前でいいだろ」

「う、うーん…わかった。それじゃあ貰うね」

「おう…んで、あとは1個ずつで良いな」

モンスターの素材も手に入ってるし、これもなんかに使えそうかなぁ…

「装備解除…はぁぁ…疲れた。そういや、まだ報酬もあったなぁ…報酬は…えー…生命の晶核…ガラスの木みたいだが…
効果は…はぁ！？な、何だこの効果…」

「どういう効果？」

「病に対して使えばあらゆる病は治り、普通に飲めばHPが1上がる…1日に1回、所有者が使用出来る…
所有者は俺と芽衣だから、実質2回も使える訳だが…」

「HP上げられるのは嬉しい。上がりにくいから…でも、万能薬にもなる…定期的に作った方がいいかもね」

「だなぁ…はぁ、俺らには勿体ない代物だ…」

「取り敢えず、クエストは完了したけどどうするの？」

「あれが特殊クエストってことは、多分この先もう出てくることはないと思う。
だから、普通にこの後はこの階層を周回して孫悟空のレベル上げって感じかな」

「でも、一日じゃ上がらないよ？」

「え？」

「棒術3つで1レベルアップ、レベル上限は500レベルだから…単純計算で、1500は必要だよ？」

「…なら、多分行けるだろ。だって、さっきの1回で300個回収した訳だし」

「！…確かに、私たちなら行ける…うん、それじゃあ周回しよう！」

「ついでに芽衣の分の孫悟空も取っておくか？」

「え？て、うーん…確かに、物理も出来たら強いけど…どうしよ」

「お互い、同じスキルばっか増えるんだったら、最強が2人のチームになるが…」

「うん、そうしよう。今後のことを考えたら、色んな人が干渉してこようとするかもだし」

「さっきの1回がを大体…移動含めて10分くらいだから、2時間くらいあれば終わりそうだ」

「了解、それまでひたすら周回だね」

「おう」