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30. その前に…

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「…って、しまった。ストレージの整理をするんだった」

えっと…コボルトの剣…は全部分解と抽出に使って…
あー、スライムゼリー…うーん、これはどうするか…
確か、ポーションの材料って言ってたが…なにかに使えそうだよなぁ…うーん…

「…あ、これそういや…熱を吸収する性質があったな…
なら、鍛造の時の粗熱を取る作業に使えるか…いや、でも…まぁ、設備は既にあるし…うん、これは売るか」

えーと、ゴブリンの棍棒…これって分解したらどうなるんだろうなぁ…

木材…と、金具?う、うーん…この金具をもう1回分解してみたら…

「…原料は鉄か…なら、抽出に掛けて上質だけ取り出して、他は捨てる…と。木材はどうするか…素材なら、鍛炎眼で確認できるが…」

【異界樹の木材】
地球上には存在しない木から作られた木材で、建材などに使えば強度は硬く、燃料として使えばより高温・長時間燃え続ける。

「へぇ、これ結構便利そうだな。量産して、鍛冶の時の木炭代わりにした方が良さそうだ」

えっと、あとは…あ、コボルトの木の盾も同じ木材と金具になったな…
んで、あと残ってるのは…うーん、特に目立ったものはなさそうかな?

「うん、残りは使うものだしこんくらいだな」

さて、それじゃあ改めて、鍛造の続きをしていこう。

「えっと、剣…あったあった。この型だな」


━━…うーん、品質にばらつきが出てるのか…
☆は全部、3以上だが…
1番低いのがチュートリアルと同じ☆3、
1番高いので…☆5か。うーん、☆5が最大?…でも、まだ先がありそうっちゃありそうなんだよなぁ…
さて、どうしたものか…

「そういや、鑑定っていうのは重複効果もあって、特定の場所に2度掛けたらその部分だけ強調的に調べられるんだったか…なら、☆に鍛炎眼を…」

【装備:ランク
☆1~☆10まであり、装備の基礎的な品質を定めている。
ただし、同じランク下にも一定のランク変動値があり、一定のステータス間の違いは存在している。

「…なるほど、てことは…この☆5の中にもステータスが高い奴があるのか…んー、となると…
1番高いのをメイン武器にして…他は必殺兼予備用って感じにしておくか…」

【鉄の剣☆5】
始めたての鍛冶師が作り上げた鉄剣。
攻撃力+30

「んー、それにしても…結構鉄の消費スピードが早いなぁ…」

『レベルアップした為、一度マスターを強制転移』

「お…シュンッ」

…さて、それじゃあ確認しようか…えっと…

〘鍛冶場召喚〙
《Lv.3》
《Point:4》
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sweet!!

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