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7 公子様の提案
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「あぁ、ごめんね、君に怒ったんじゃ無いよ!」
「大丈夫です。怒って下さってありがとうございます。」
不思議。今日初めて言葉を交わした人なのに、誰よりも心配してくれてる気がする。
心が暖かくなるとても久しぶりの感覚。
久しぶりに頬が緩んだ。
「!」
急に公子様が目を見開いて硬直される。
え?何?何か変な事を言ったかしら?
「?どうかなさいました?」
「いや、君には笑顔のほうが似合うよ。」
極上の笑顔付きで仰る。
「⁈」
「あははは、真っ赤。」
「かっ、揶揄わないで下さいませ!」
「本心なんだけどな。」
何?たらしなの⁈
でも、噂ではクールビューティーって聞いた気がする。
どんなに騒がれても、微笑で躱されて近寄り難いとかなんとか?
でもさっきから笑顔の大安売りよ?
どう言う事?
もう、顔面兵器に息の根を止められちゃいそうだわ。
「んじゃ、質問の続きね。最後に言ってた消えちゃいたいって言うのは、全てを捨ててしまいたいって意味?」
「! そう、ですね。もうあの家族も婚約者も顔を見るのも苦痛なのです。薄情者だと、無責任だと言われても。あの家から出たい。」
「うん,例えば学園を卒業して文官とかになって自立するとかは有り?」
「それは私も考えました。一応幼少から跡取りとして厳しく教育を受けましたので、経営学や経済学に政治等、学園に入ってからも必死に色々と勉学に勤しんだつもりです。だから、それなりに自分は有用な人間だと自負しています。烏滸がましいですが。」
「そうだね、君はいつも成績上位者だものね。実力は十分だと思うよ。」
「えっ⁈どうして、、、」
「僕は勝手に君をライバルだと思ってたからね。」
うっすら目を細めて、眩しいものを見るような眼差しで。
「っ⁈」
「それで?それは実現可能?」
「、、、無理ですね。まず父が許すとは思えませんし、学園を卒業したらすぐに結婚式だそうです。登用試験は半年後、間に合いません。家出も考えましたが、半年間姿を隠すのは無理です。所詮、何も出来ない小さな存在なんです。」
「だから,消えちゃいたい?」
「、、、死ぬ勇気も無いですから。」
「うん,じゃぁね、ラジアンへおいでよ。」
「は?」
「この国に未練が無いなら、どう?ラジアンは男女の格差がこの国よりも少ないからね、自立した女性が沢山活躍してるよ。ラジアンの王宮で仕事に着いちゃえば、流石に君のご両親も文句は言えないと思うよ?」
確かに,ラジアン王国の国力は我が国の数倍で、エスト国など属国に近い扱いだろう。その王宮に属してしまえば手なんか出せないだろうけど。
「そんなの無理ですよ。ラジアンに知り合いなんていませんし、文官になるには保証人も必要でしょう?なにしろ外国籍なんですもの。」
本当に、この国から出て、誰も知らない地で、自分の力で生きていけたならどんなに自由で素敵な事だろう。
「いるじゃない、目の前に。」
「は⁈」
「僕一応公爵家の人間だよ?後ろ盾くらいにはなれるよね?」
「ほ、本気ですか?」
「もちろん。こんな事で冗談は言わないよ?君が本気でラジアンに来るつもりなら、ちゃんとサポートしてあげる。」
「どう、、、して?そんな事まで?今日初めて会った私なんかに?」
「こうして話をしたのは今日が初めてだけれど、言ったでしょう?僕は君をずっと前から知っていたよ?ライバルだと思ってたって。」
「ライバル?」
「だからね、僕は頑張っている君を見ていたいだけなんだ。そうだね、まずはラジアン語を完璧にする為に、今日から勉強しようか。」
「えっ⁈」
「放課後は図書館で特訓だよ。」
にっこりと、またあの人外の笑顔で宣った。
え、ほんとに?
何コレ私の妄想?こんな夢みたいな事ありえるの?
でも
「ほんとに甘えてもいいんですか?」
「もちろん」
夢なら醒めないで。
「大丈夫です。怒って下さってありがとうございます。」
不思議。今日初めて言葉を交わした人なのに、誰よりも心配してくれてる気がする。
心が暖かくなるとても久しぶりの感覚。
久しぶりに頬が緩んだ。
「!」
急に公子様が目を見開いて硬直される。
え?何?何か変な事を言ったかしら?
「?どうかなさいました?」
「いや、君には笑顔のほうが似合うよ。」
極上の笑顔付きで仰る。
「⁈」
「あははは、真っ赤。」
「かっ、揶揄わないで下さいませ!」
「本心なんだけどな。」
何?たらしなの⁈
でも、噂ではクールビューティーって聞いた気がする。
どんなに騒がれても、微笑で躱されて近寄り難いとかなんとか?
でもさっきから笑顔の大安売りよ?
どう言う事?
もう、顔面兵器に息の根を止められちゃいそうだわ。
「んじゃ、質問の続きね。最後に言ってた消えちゃいたいって言うのは、全てを捨ててしまいたいって意味?」
「! そう、ですね。もうあの家族も婚約者も顔を見るのも苦痛なのです。薄情者だと、無責任だと言われても。あの家から出たい。」
「うん,例えば学園を卒業して文官とかになって自立するとかは有り?」
「それは私も考えました。一応幼少から跡取りとして厳しく教育を受けましたので、経営学や経済学に政治等、学園に入ってからも必死に色々と勉学に勤しんだつもりです。だから、それなりに自分は有用な人間だと自負しています。烏滸がましいですが。」
「そうだね、君はいつも成績上位者だものね。実力は十分だと思うよ。」
「えっ⁈どうして、、、」
「僕は勝手に君をライバルだと思ってたからね。」
うっすら目を細めて、眩しいものを見るような眼差しで。
「っ⁈」
「それで?それは実現可能?」
「、、、無理ですね。まず父が許すとは思えませんし、学園を卒業したらすぐに結婚式だそうです。登用試験は半年後、間に合いません。家出も考えましたが、半年間姿を隠すのは無理です。所詮、何も出来ない小さな存在なんです。」
「だから,消えちゃいたい?」
「、、、死ぬ勇気も無いですから。」
「うん,じゃぁね、ラジアンへおいでよ。」
「は?」
「この国に未練が無いなら、どう?ラジアンは男女の格差がこの国よりも少ないからね、自立した女性が沢山活躍してるよ。ラジアンの王宮で仕事に着いちゃえば、流石に君のご両親も文句は言えないと思うよ?」
確かに,ラジアン王国の国力は我が国の数倍で、エスト国など属国に近い扱いだろう。その王宮に属してしまえば手なんか出せないだろうけど。
「そんなの無理ですよ。ラジアンに知り合いなんていませんし、文官になるには保証人も必要でしょう?なにしろ外国籍なんですもの。」
本当に、この国から出て、誰も知らない地で、自分の力で生きていけたならどんなに自由で素敵な事だろう。
「いるじゃない、目の前に。」
「は⁈」
「僕一応公爵家の人間だよ?後ろ盾くらいにはなれるよね?」
「ほ、本気ですか?」
「もちろん。こんな事で冗談は言わないよ?君が本気でラジアンに来るつもりなら、ちゃんとサポートしてあげる。」
「どう、、、して?そんな事まで?今日初めて会った私なんかに?」
「こうして話をしたのは今日が初めてだけれど、言ったでしょう?僕は君をずっと前から知っていたよ?ライバルだと思ってたって。」
「ライバル?」
「だからね、僕は頑張っている君を見ていたいだけなんだ。そうだね、まずはラジアン語を完璧にする為に、今日から勉強しようか。」
「えっ⁈」
「放課後は図書館で特訓だよ。」
にっこりと、またあの人外の笑顔で宣った。
え、ほんとに?
何コレ私の妄想?こんな夢みたいな事ありえるの?
でも
「ほんとに甘えてもいいんですか?」
「もちろん」
夢なら醒めないで。
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