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三章
新たな生活
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あの日から、二日が経過した。
昨日一日中休んだことにより、俺の体調も大分良くなった。
カグヤが付きっきりで光魔法をかけたり、看病をしてくれたからだ。
感謝しかない……そして、今度こそ油断はしない。
どうやら、カグヤには何か秘密があるらしい。
だが、たとえ何があろうとも——今度こそ、カグヤを守り抜いてみせる。
と、気合いを入れたのはいいが。
「なあ、カグヤ」
「どうしたの? クロウ」
ベッドに座る俺に、カグヤが可愛らしく首をかしげる。
いかん、直視できん。
「いや、もう平気だから……流石に飯くらいは食える」
「ダメ! はい、アーン」
「仕方ないか……あーん」
「えへへ、美味しい?」
このようにカグヤが、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。
デレデレで可愛すぎる……お、俺はどうすればいい?
いや、相思相愛なのはわかったのたが……現実に頭がついてこない。
すると、それを見守っていたゼトさんと目が合う。
「ゴホン!イチャついてるところ悪いが……もう、いいか?」
「い。イチャついてなんかしてません!」
「ゼトさん、すみません。もう、大丈夫です。今日辺りから、体を動かせそうですから」
ゼトさんには万が一に備えて、昨日から今日まで部屋の外の見張りを頼んでおいた。
流石に高い金を払ったが、安全には変えられない。
悔しいが、今の俺では守りきれる自信がなかった。
だが俺のエゴで、カグヤを危険に晒すのは違う。
「そうか、ならもういいな? それじゃ、これで依頼達成だ。たった二晩だったが、良い収入になった。しかし、こんなにもらって良いのか?」
「いえ、貴方クラスなら当然の報酬です」
「そうかい。それじゃ、遠慮なく」
そう言い、部屋から出て言った。
冒険者はある意味で、信用がおける。
報酬が多ければ多いほど、しっかりと仕事をしてくれるからな。
「さて、カグヤ」
「にゃに!? ま、まだ日が早いわよ!?」
「はい? ……そりゃ、朝だしな」
「そ、そ、そうね!」
変わらず、よくわからん。
まあ、いつも通りといえばそうか……言ったら叩かれるから言わないが。
着替えを済ませたら、二人でギルドに行き、一昨日の報酬を受け取る。
「ロレンソさん、申し訳ない。こちらが急いでとお願いしたのに、昨日はこれませんでした」
「いえいえ、何やら事情もありそうですし。まあ……私たちは冒険者活動をして頂けるなら、何も言うことはございません」
「助かります。ええ、それに関してはもちろんのこと。明日から、また依頼を受けに来ます」
「ええ、その方がよろしいかと。物件が見つかったようなので、養生も兼ねて行ってみては如何ですか?」
「もうですか? では、失礼します」
「やったぁ! 私達の家ね! ロレンソさん、失礼します」
情報を貰った俺たちは、ギルドを出て不動産屋へ向かう。
中に入ると、すぐにトルバさんが出迎えてくれた。
「これはこれは、いらっしゃいませ。お二人をお待ちしておりました」
「こんにちは、トルバさん。今、案内は出来ますか?」
「ええ、もちろんです。では、行きましょう」
そしてトルバさんに案内され、とある一軒家にたどり着く。
平屋タイプの家だが、広さは100坪はありそうだ。
それに庭も広いし、四方に建物もなく人の通りも少ない。
これなら異変にも気付きやすいし、襲ってきても対応しやすい。
これで、一般人を巻き込まずに済む。
「うむ……悪くないですね」
「ねえねえ! 中が見たい! トルバさん、良いですか?」
「ほほ、もちろんですとも」
トルバさんに鍵を開けて貰い、家の中を中を探索する。
玄関から入ってすぐの扉を開けると、広いリビングにオープンキッチンがある部屋が目に入る。
そこからは庭が見えて、縁側から直接外に出ることが可能になっていた。
「これなら、脱出するときも楽か」
「わぁー広い! 個人の部屋はどんなのかしら?」
さっきからテンション上がって、めちゃくちゃ可愛い。
浮かれてるというか、ずっとはしゃいでいる。
よし……だからこそ、俺がしっかりせねば。
カグヤが楽しく、少しでも平穏な日々を過ごせるように。
「ねえねえ! クロウ! 早くー!」
「はいはい、わかったよ」
やはり、カグヤには元気なのがよく似合う。
これが見れるならば、俺はどんな苦労も厭わない。
カグヤについていき、玄関の奥にある通路脇の部屋を見る。
「ほう? 思ったより部屋も広いな」
「そうね! 小さい方でもそれなりにあったわ!」
「小さい方が一人用、大きい部屋の方が二人用と言ったところか」
確認をし終えた俺達に、トルバさんが声をかけてくる。
「如何ですか? 条件に合う物をご用意いたしましたが……」
「そうですね……カグヤ、ここでいいか? 俺的には、条件に合うのだが」
「うん! ここが良い! 私、ここでクロウと暮らしたい!」
そう言い、くるくる回って満面の笑顔を見せてくれた。
それを見てると、なんだか胸が熱くなってくる気がした。
同時に、胸が締め付けられる。
「お、おう……なんだ? 何で心臓が痛い?」
「ほほ、若いとは良いですな。それでは、契約を結びに一度戻りましょう」
そうして店に戻り、一括で料金を払い無事契約を結ぶ。
これで、第一目標であった拠点確保が出来た。
その後、宿を引き払い、荷物を持って二人で借りた家に入る。
「き、今日から、ここで暮らすのね……」
「ああ、そうなるな……不安か?」
「ううん!クロウがいるもの! 好きな人と暮らすの夢だったの!」
「ああ、もう油断しない。カグヤ、君を必ず守ってみせる」
「そ、そう! わ、私も頑張らないと……!」
確かに、カグヤ自身にも戦う術は必要か。
だが、それ以上に……アレが必要だ。
こんな可愛いカグヤと暮らしたら、俺の忍耐にも限界がある。
相思相愛だからといって、自分を押し付けてはいけない。
いや、相思相愛だからこそ互いのことを尊重しなくてはならない。
さてさて、良いヤツがいるといいのだが……。
昨日一日中休んだことにより、俺の体調も大分良くなった。
カグヤが付きっきりで光魔法をかけたり、看病をしてくれたからだ。
感謝しかない……そして、今度こそ油断はしない。
どうやら、カグヤには何か秘密があるらしい。
だが、たとえ何があろうとも——今度こそ、カグヤを守り抜いてみせる。
と、気合いを入れたのはいいが。
「なあ、カグヤ」
「どうしたの? クロウ」
ベッドに座る俺に、カグヤが可愛らしく首をかしげる。
いかん、直視できん。
「いや、もう平気だから……流石に飯くらいは食える」
「ダメ! はい、アーン」
「仕方ないか……あーん」
「えへへ、美味しい?」
このようにカグヤが、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。
デレデレで可愛すぎる……お、俺はどうすればいい?
いや、相思相愛なのはわかったのたが……現実に頭がついてこない。
すると、それを見守っていたゼトさんと目が合う。
「ゴホン!イチャついてるところ悪いが……もう、いいか?」
「い。イチャついてなんかしてません!」
「ゼトさん、すみません。もう、大丈夫です。今日辺りから、体を動かせそうですから」
ゼトさんには万が一に備えて、昨日から今日まで部屋の外の見張りを頼んでおいた。
流石に高い金を払ったが、安全には変えられない。
悔しいが、今の俺では守りきれる自信がなかった。
だが俺のエゴで、カグヤを危険に晒すのは違う。
「そうか、ならもういいな? それじゃ、これで依頼達成だ。たった二晩だったが、良い収入になった。しかし、こんなにもらって良いのか?」
「いえ、貴方クラスなら当然の報酬です」
「そうかい。それじゃ、遠慮なく」
そう言い、部屋から出て言った。
冒険者はある意味で、信用がおける。
報酬が多ければ多いほど、しっかりと仕事をしてくれるからな。
「さて、カグヤ」
「にゃに!? ま、まだ日が早いわよ!?」
「はい? ……そりゃ、朝だしな」
「そ、そ、そうね!」
変わらず、よくわからん。
まあ、いつも通りといえばそうか……言ったら叩かれるから言わないが。
着替えを済ませたら、二人でギルドに行き、一昨日の報酬を受け取る。
「ロレンソさん、申し訳ない。こちらが急いでとお願いしたのに、昨日はこれませんでした」
「いえいえ、何やら事情もありそうですし。まあ……私たちは冒険者活動をして頂けるなら、何も言うことはございません」
「助かります。ええ、それに関してはもちろんのこと。明日から、また依頼を受けに来ます」
「ええ、その方がよろしいかと。物件が見つかったようなので、養生も兼ねて行ってみては如何ですか?」
「もうですか? では、失礼します」
「やったぁ! 私達の家ね! ロレンソさん、失礼します」
情報を貰った俺たちは、ギルドを出て不動産屋へ向かう。
中に入ると、すぐにトルバさんが出迎えてくれた。
「これはこれは、いらっしゃいませ。お二人をお待ちしておりました」
「こんにちは、トルバさん。今、案内は出来ますか?」
「ええ、もちろんです。では、行きましょう」
そしてトルバさんに案内され、とある一軒家にたどり着く。
平屋タイプの家だが、広さは100坪はありそうだ。
それに庭も広いし、四方に建物もなく人の通りも少ない。
これなら異変にも気付きやすいし、襲ってきても対応しやすい。
これで、一般人を巻き込まずに済む。
「うむ……悪くないですね」
「ねえねえ! 中が見たい! トルバさん、良いですか?」
「ほほ、もちろんですとも」
トルバさんに鍵を開けて貰い、家の中を中を探索する。
玄関から入ってすぐの扉を開けると、広いリビングにオープンキッチンがある部屋が目に入る。
そこからは庭が見えて、縁側から直接外に出ることが可能になっていた。
「これなら、脱出するときも楽か」
「わぁー広い! 個人の部屋はどんなのかしら?」
さっきからテンション上がって、めちゃくちゃ可愛い。
浮かれてるというか、ずっとはしゃいでいる。
よし……だからこそ、俺がしっかりせねば。
カグヤが楽しく、少しでも平穏な日々を過ごせるように。
「ねえねえ! クロウ! 早くー!」
「はいはい、わかったよ」
やはり、カグヤには元気なのがよく似合う。
これが見れるならば、俺はどんな苦労も厭わない。
カグヤについていき、玄関の奥にある通路脇の部屋を見る。
「ほう? 思ったより部屋も広いな」
「そうね! 小さい方でもそれなりにあったわ!」
「小さい方が一人用、大きい部屋の方が二人用と言ったところか」
確認をし終えた俺達に、トルバさんが声をかけてくる。
「如何ですか? 条件に合う物をご用意いたしましたが……」
「そうですね……カグヤ、ここでいいか? 俺的には、条件に合うのだが」
「うん! ここが良い! 私、ここでクロウと暮らしたい!」
そう言い、くるくる回って満面の笑顔を見せてくれた。
それを見てると、なんだか胸が熱くなってくる気がした。
同時に、胸が締め付けられる。
「お、おう……なんだ? 何で心臓が痛い?」
「ほほ、若いとは良いですな。それでは、契約を結びに一度戻りましょう」
そうして店に戻り、一括で料金を払い無事契約を結ぶ。
これで、第一目標であった拠点確保が出来た。
その後、宿を引き払い、荷物を持って二人で借りた家に入る。
「き、今日から、ここで暮らすのね……」
「ああ、そうなるな……不安か?」
「ううん!クロウがいるもの! 好きな人と暮らすの夢だったの!」
「ああ、もう油断しない。カグヤ、君を必ず守ってみせる」
「そ、そう! わ、私も頑張らないと……!」
確かに、カグヤ自身にも戦う術は必要か。
だが、それ以上に……アレが必要だ。
こんな可愛いカグヤと暮らしたら、俺の忍耐にも限界がある。
相思相愛だからといって、自分を押し付けてはいけない。
いや、相思相愛だからこそ互いのことを尊重しなくてはならない。
さてさて、良いヤツがいるといいのだが……。
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