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第5話 見えない天井と、未来の揺らぎ
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1998年、4月下旬。放課後の図書室は、部活動の喧騒から隔絶された、沈黙という名の静かな海だった。
窓から差し込む斜陽が、埃の粒子を黄金色に染め上げている。
「葛石くん。あなた、本当は何処を見てるの?」
不意に投げかけられた問いに、俺――葛石任三郎は、開いていた経済誌から顔を上げた。
隣の席では、東鶴襟華が顎を突き、小首をかしげて俺を凝視していた。
柔らかく波打つブロンドのショートカット。くるくると動く大きな瞳と、いたずらっぽく、それでいて知的な光を湛えたその表情は、この1998年の中学校という閉鎖的な空間において、あまりに鮮烈なオーラを放っていた。
「……何のことだ」
「ごまかさないで。あなたは時々、この世の誰よりも重い荷物を背負っているような、そんな目をするわ。……その『知性』の正体は何? 15歳の男の子が、そんなに冷たく、完成された答えを常に持っているなんて、普通の読書家じゃ説明がつかないわよ」
襟華の言葉は、鋭いメスのように俺の核心を突いてくる。
彫りの深い鼻筋に手を当て、沈黙を選んだ。
中身が60歳の元銀行マンであり、2043年の地獄を見てきた亡霊だと言っても、彼女は笑うだけだろう。だが、彼女の読書家としての直感は、俺の「皮」の裏にある異質な何かに、確実に触れようとしていた。
「……私はただ、人より長く、そして非常に質の悪い夢を見ただけだ」
俺の言葉に、襟華は猫のように目を細めた。
「夢……? それにしては、あなたの言葉には『血の匂い』がするわね」
俺の本音として、その「質の悪い夢」とは、60歳まで生きて経験した、あの惨めな人生と孤独な死の記憶だ。泥水をすするように生きてきた半世紀。その「損益計算書」を黒字にするために、俺は今ここに立っている。
「東鶴さん。……君に本を勧められたことが、私の読書習慣のきっかけだった。感謝しているよ。君が選ぶ本は、私の内側にあった『空白』を埋めてくれた」
「あら、珍しく素直ね。……でも、あなたの内側にあるのは空白じゃなくて、何層にも積み重なった『地層』みたいに見えるわ」
俺は心の中で、自分を過去へ戻した存在――あの「禍津神」を想起していた。
あれは神か、それとも集合無意識の化身か。正体は不明だが、その介入の影響で、俺の脳内では劇的な変化が起きている。記憶の想起能力、そして新しい知識を統合する学習速度が、常人を遥かに凌駕しているのだ。
この能力上昇は、あの方からの「初期投資」だという自覚がある。
身体能力も多少は向上しているが、それでも邦彦のようにプロで通用するレベルではない。俺の戦場はあくまで「盤上」にある。
「……君を救う、いや、この国を救うという目的に比べれば、今の私の能力ですら、まだ足りないと感じるよ」
「……救う? 私を?」
襟華が不思議そうに目を丸くした。
彼女のその無邪気な瞳が、2043年には失われていたことを、俺だけが知っている。
「東鶴さん。君はさっき、銀行事務になって、寿退社して、専業主婦になりたいと言ったな」
俺は、1998年という時代の「女性の社会進出」の流れを、脳内のデータと照らし合わせながら整理し始めた。
「進学率が上がり、女性の社会進出は進んでいるように見える。だが、企業の現場では依然として女性の仕事は限定的だ。お茶汲みやコピー取りといった、補助的な業務……いわゆる『OL』という役割。結婚や出産で退職し、家に入るのが当然だという『永久就職』の幻想が長く残ってきた」
「……それが、私の理想よ。何が不満なの?」
「理想を否定はしない。だが、現実は残酷だ。今の日本では、子どもが生まれれば『専業主婦』が標準になりつつあるが、それは同時に、女性のキャリアに決定的な空白を生む。子育てが一段落してから再び働こうとしても、待っているのはパートや派遣といった、不安定な低賃金労働だ」
俺は窓の外を、グラウンドでボールを追う生徒たちを眺めながら続けた。
「男女雇用機会均等法が改正され、差別禁止が掲げられたが、現実の壁は厚い。名目上の平等と、運用の実態は大きくズレているんだ。景気が良い時期には女性就労が増え、外食やコンビニ、簡便食品の市場が伸びる。生活様式は変わっていくが、その背後にあるのは、家計の『補助』としての労働ではない」
「……どういうこと?」
「バブル崩壊後のこの停滞。賃金は伸びず、倒産や合併、リストラが日常になる。非正規雇用が広がり、共働きは『ライフスタイルの選択』から、『生存のための必須条件』へと寄っていくんだ。君が夢見るような『穏やかな専業主婦』は、間もなく絶滅危惧種になる」
俺の冷徹な分析に、襟華の表情から笑顔が消えた。
「育児休業制度は整いつつあるが、実際に取りやすいのは一部の特権的な層だけだ。出産後の離職や、再就職における非正規への偏り……。見えない不利が、女性たちの未来を蝕んでいく」
俺は、2043年の光景を思い出し、危機感を強めた。
「政府や財界が『女性の活躍』を唱える一方で、家庭側に必要な支え、つまり十分な保育環境や柔軟な働き方の仕組みを十分に作ろうとしない。その無責任な姿勢が、やがてこの国を、子どもが生まれない『死の国』へ変えていくんだ」
八王子の自宅に帰宅すると、玄関には父・正造の靴はなかった。今夜も接待か、あるいは支店整理の残務処理だろう。
ダイニングでは、母・美津子が夕食の準備をしていた。
彼女は、1998年という時代において、近所でも評判の美人だった。タイトなブラウスのボタンを一つ外し、エプロンを締めたその姿は、30代後半とは思えない瑞々しさと色香を放っている。パート先のスーパーや町内会でも、彼女を密かに狙う男性たちの視線は絶えない。
「おかえり、三郎。今日は少し遅かったわね」
美津子が振り向いた。その微笑みは、15歳の息子に向けるものとしては、どこか眩しすぎた。
「……図書室で、友人と少し話をしていたんだ。母さん」
「あら、女の子? 楽しみね」
美津子がからかうように笑う。彼女もかつては銀行員だった。
「母さん。母さんが仕事を辞めたのは、本当に『私のために』だったのか?」
唐突な問いに、美津子の手が止まった。
「……急に、どうしたの?」
「いや、ただ、これからの時代は『専業主婦』という地位こそが、最もリスクの高い投資になると思っただけだ。……父さんの銀行だって、いつまで母さんの生活を保障できるかわからない」
「……三郎、あなた、本当に15歳?」
美津子は、息子の冷徹な知性を湛えた瞳をじっと見つめた。そこには、反抗期特有の苛立ちではなく、もっと深く、切実な「予言」が込められていることを、聡明な彼女は察知していた。
「私は、会社を作ろうと思っている。母さん」
俺は夕食のハンバーグを口にしながら、淡々と告げた。
「家庭で育児や教育を選ぶことも、外でバリバリ働くことも、男女を問わず自由に選べるようにしたい。社内保育所やフレックスタイム……。そんな『個人の選択を阻まない』仕組みを持つ会社を、私が作る」
「……理想論だわ。お金も、実績もない子供に何ができるの?」
「実績は今、作っている。お金は、マーケットから強奪してくる。……実現手段は、ゲーム関連と通信・ネット関連だ」
俺の脳内には、ソニーの『プレイステーション』や、任天堂の『NINTENDO64』が切り開くゲーム産業の拡大、そして間もなく始まる『iモード』によるモバイルインターネットの爆発的な普及が、確定した未来として描かれていた。
「エンターテインメントとネットワーク。この二つが交わる場所に、新しい雇用と富が生まれる。……私は、そこを支配する側に回る」
美津子は、息子の言葉に呆れながらも、その瞳に宿る圧倒的な「自信」に、かつて自分が愛した正造の、全盛期の姿を重ねていた。
「……わかったわ。でも、まずは明日の予習もちゃんとしなさいよ。会社を作るにしても、中卒じゃ箔がつかないわよ」
「……ああ、わかっているよ」
俺は自室に戻り、デスクのPCに向かった。
2043年の亡霊が、15歳の少年の指を借りて、歴史のキーボードを叩く。
窓から差し込む斜陽が、埃の粒子を黄金色に染め上げている。
「葛石くん。あなた、本当は何処を見てるの?」
不意に投げかけられた問いに、俺――葛石任三郎は、開いていた経済誌から顔を上げた。
隣の席では、東鶴襟華が顎を突き、小首をかしげて俺を凝視していた。
柔らかく波打つブロンドのショートカット。くるくると動く大きな瞳と、いたずらっぽく、それでいて知的な光を湛えたその表情は、この1998年の中学校という閉鎖的な空間において、あまりに鮮烈なオーラを放っていた。
「……何のことだ」
「ごまかさないで。あなたは時々、この世の誰よりも重い荷物を背負っているような、そんな目をするわ。……その『知性』の正体は何? 15歳の男の子が、そんなに冷たく、完成された答えを常に持っているなんて、普通の読書家じゃ説明がつかないわよ」
襟華の言葉は、鋭いメスのように俺の核心を突いてくる。
彫りの深い鼻筋に手を当て、沈黙を選んだ。
中身が60歳の元銀行マンであり、2043年の地獄を見てきた亡霊だと言っても、彼女は笑うだけだろう。だが、彼女の読書家としての直感は、俺の「皮」の裏にある異質な何かに、確実に触れようとしていた。
「……私はただ、人より長く、そして非常に質の悪い夢を見ただけだ」
俺の言葉に、襟華は猫のように目を細めた。
「夢……? それにしては、あなたの言葉には『血の匂い』がするわね」
俺の本音として、その「質の悪い夢」とは、60歳まで生きて経験した、あの惨めな人生と孤独な死の記憶だ。泥水をすするように生きてきた半世紀。その「損益計算書」を黒字にするために、俺は今ここに立っている。
「東鶴さん。……君に本を勧められたことが、私の読書習慣のきっかけだった。感謝しているよ。君が選ぶ本は、私の内側にあった『空白』を埋めてくれた」
「あら、珍しく素直ね。……でも、あなたの内側にあるのは空白じゃなくて、何層にも積み重なった『地層』みたいに見えるわ」
俺は心の中で、自分を過去へ戻した存在――あの「禍津神」を想起していた。
あれは神か、それとも集合無意識の化身か。正体は不明だが、その介入の影響で、俺の脳内では劇的な変化が起きている。記憶の想起能力、そして新しい知識を統合する学習速度が、常人を遥かに凌駕しているのだ。
この能力上昇は、あの方からの「初期投資」だという自覚がある。
身体能力も多少は向上しているが、それでも邦彦のようにプロで通用するレベルではない。俺の戦場はあくまで「盤上」にある。
「……君を救う、いや、この国を救うという目的に比べれば、今の私の能力ですら、まだ足りないと感じるよ」
「……救う? 私を?」
襟華が不思議そうに目を丸くした。
彼女のその無邪気な瞳が、2043年には失われていたことを、俺だけが知っている。
「東鶴さん。君はさっき、銀行事務になって、寿退社して、専業主婦になりたいと言ったな」
俺は、1998年という時代の「女性の社会進出」の流れを、脳内のデータと照らし合わせながら整理し始めた。
「進学率が上がり、女性の社会進出は進んでいるように見える。だが、企業の現場では依然として女性の仕事は限定的だ。お茶汲みやコピー取りといった、補助的な業務……いわゆる『OL』という役割。結婚や出産で退職し、家に入るのが当然だという『永久就職』の幻想が長く残ってきた」
「……それが、私の理想よ。何が不満なの?」
「理想を否定はしない。だが、現実は残酷だ。今の日本では、子どもが生まれれば『専業主婦』が標準になりつつあるが、それは同時に、女性のキャリアに決定的な空白を生む。子育てが一段落してから再び働こうとしても、待っているのはパートや派遣といった、不安定な低賃金労働だ」
俺は窓の外を、グラウンドでボールを追う生徒たちを眺めながら続けた。
「男女雇用機会均等法が改正され、差別禁止が掲げられたが、現実の壁は厚い。名目上の平等と、運用の実態は大きくズレているんだ。景気が良い時期には女性就労が増え、外食やコンビニ、簡便食品の市場が伸びる。生活様式は変わっていくが、その背後にあるのは、家計の『補助』としての労働ではない」
「……どういうこと?」
「バブル崩壊後のこの停滞。賃金は伸びず、倒産や合併、リストラが日常になる。非正規雇用が広がり、共働きは『ライフスタイルの選択』から、『生存のための必須条件』へと寄っていくんだ。君が夢見るような『穏やかな専業主婦』は、間もなく絶滅危惧種になる」
俺の冷徹な分析に、襟華の表情から笑顔が消えた。
「育児休業制度は整いつつあるが、実際に取りやすいのは一部の特権的な層だけだ。出産後の離職や、再就職における非正規への偏り……。見えない不利が、女性たちの未来を蝕んでいく」
俺は、2043年の光景を思い出し、危機感を強めた。
「政府や財界が『女性の活躍』を唱える一方で、家庭側に必要な支え、つまり十分な保育環境や柔軟な働き方の仕組みを十分に作ろうとしない。その無責任な姿勢が、やがてこの国を、子どもが生まれない『死の国』へ変えていくんだ」
八王子の自宅に帰宅すると、玄関には父・正造の靴はなかった。今夜も接待か、あるいは支店整理の残務処理だろう。
ダイニングでは、母・美津子が夕食の準備をしていた。
彼女は、1998年という時代において、近所でも評判の美人だった。タイトなブラウスのボタンを一つ外し、エプロンを締めたその姿は、30代後半とは思えない瑞々しさと色香を放っている。パート先のスーパーや町内会でも、彼女を密かに狙う男性たちの視線は絶えない。
「おかえり、三郎。今日は少し遅かったわね」
美津子が振り向いた。その微笑みは、15歳の息子に向けるものとしては、どこか眩しすぎた。
「……図書室で、友人と少し話をしていたんだ。母さん」
「あら、女の子? 楽しみね」
美津子がからかうように笑う。彼女もかつては銀行員だった。
「母さん。母さんが仕事を辞めたのは、本当に『私のために』だったのか?」
唐突な問いに、美津子の手が止まった。
「……急に、どうしたの?」
「いや、ただ、これからの時代は『専業主婦』という地位こそが、最もリスクの高い投資になると思っただけだ。……父さんの銀行だって、いつまで母さんの生活を保障できるかわからない」
「……三郎、あなた、本当に15歳?」
美津子は、息子の冷徹な知性を湛えた瞳をじっと見つめた。そこには、反抗期特有の苛立ちではなく、もっと深く、切実な「予言」が込められていることを、聡明な彼女は察知していた。
「私は、会社を作ろうと思っている。母さん」
俺は夕食のハンバーグを口にしながら、淡々と告げた。
「家庭で育児や教育を選ぶことも、外でバリバリ働くことも、男女を問わず自由に選べるようにしたい。社内保育所やフレックスタイム……。そんな『個人の選択を阻まない』仕組みを持つ会社を、私が作る」
「……理想論だわ。お金も、実績もない子供に何ができるの?」
「実績は今、作っている。お金は、マーケットから強奪してくる。……実現手段は、ゲーム関連と通信・ネット関連だ」
俺の脳内には、ソニーの『プレイステーション』や、任天堂の『NINTENDO64』が切り開くゲーム産業の拡大、そして間もなく始まる『iモード』によるモバイルインターネットの爆発的な普及が、確定した未来として描かれていた。
「エンターテインメントとネットワーク。この二つが交わる場所に、新しい雇用と富が生まれる。……私は、そこを支配する側に回る」
美津子は、息子の言葉に呆れながらも、その瞳に宿る圧倒的な「自信」に、かつて自分が愛した正造の、全盛期の姿を重ねていた。
「……わかったわ。でも、まずは明日の予習もちゃんとしなさいよ。会社を作るにしても、中卒じゃ箔がつかないわよ」
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