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29 ディライド・イズリー 2
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王宮 ディライドside
庭園が見えるサロンで待っていると、先に護衛騎士と侍女が、一人づつ部屋の中を確認しに来た。
「これは、どうもマリングレー国の方々、本日はよろしくお願いします」
笑顔で挨拶をした。簡単な礼だけして、ティア王女が入室した。
「イズリー領でご挨拶させて頂きましたが、私がディライド・イズリーと申します。マリングレー王国、ティア王女殿下、本日の話し相手になれる幸運を感謝します」
「面を上げて下さい。海の渡航後で、話も何もしませんでしたね、もう一度初めからご挨拶させて下さい。私は、ティア・マリングレーです。本日は、よろしくお願いします」
王女らしい礼儀作法に繕った表情、幼少期から教育を受けて、身につく自然体な動作だ。しかし、近くで見ると肌に白粉を塗りすぎじゃないか?皺さえも出来ないような厚塗り、15才だよな?
「ディライド様は、我が国に最近まで留学されていたと聞きました。何を学ばれたのですか?」
「はい、イズリー領では、隣国マリングレー王国の商品を取り扱っています。マジックアイテムの売れ行きが良く、私も興味があり各工房に交渉して、見学させてもらいましたが、本当に面白かったです。特に打ち上げ花火は、夜会で打ち上げる前に工房で、作業を見学していたので、完成品まで見れたことに感激しました」
少しわざとらしいが、手振りも交えて、マリングレー国に好意的だとアピールする。
「あの花火は美しかったですよね。私も療養中でしたが、窓から花火を見ることが出来ました。大輪の花が夜空に咲きましたね。あれ、実は私の思いつきだったのですよ」
と笑っている。花火が王女の思いつき…確かに工房にあった一枚の絵、大きな火薬玉を大小に作り色を示した完成図もティア王女?予備の処分の厳命はどうしてだ?それよりも、火薬玉まで作るのか聖女は!?
「流石、聖女様ですね。知識が豊富で、あんなアイデアが思いつくなんて素晴らしいです。私は、その夜会後に帰国し、今はクリネットの学校で領地経営を学んでいる最中です」
「将来の事を考えての留学だったのですね。今後とも貿易を通して仲を深めたいです。兄様にも言われておりまして、ディライド様に挨拶しなさいと。ふふふっ、こんな素敵な殿方だと事前に教えてくだされば良いのに、兄様教えてくれないのですもの。初めて会った時、私、アンドル殿下よりもディライド様に緊張してしまいましたのよ」
「王女様にお世辞とはいえ、仰って頂き光栄です。アンドル王子様は、きっと悔しがりますから、夜会では内密にして下さい。私が、リウム殿下と挨拶を交わしたのは、夜会だけですから、あの一回で、留学生の私を覚えて頂けたなんて、大変光栄です」
「確かに、リウム兄様は、一度見たら忘れませんし、非常に冷静沈着ですのよ。交渉相手としたら大変かもしれませんね」
変わらない笑みのままこちらを見ている。
「それは大変そうですね。ティア王女様は療養と仰っていましたが、体調を崩されましたか?」
「ええ、少し。クリネット国には馴染みがないかもしれませんが、忌み子の呪いはご存知ですか?少々私とアクア兄様は、その反発に当たってしまって…呪われたのです」
「私が留学中にそんな事が!全く知りませんでした」
「私達が、呪いを受けたことは、秘匿なので。国王やリウム兄様が、忌み子を国から追放したので、解呪されました。
忌み子は、呪いを生み出し害悪を外に出すのです…国に悪き影響を及ぼす存在。私には赤子の時、見えたのです。害悪となる忌み子が、すぐ隣で微笑んでいる姿見て…そして朽ち果てる我が国を見ました。こちらの国でいう夢見です。
私は進言し、皆さん私の話を信じてくれました。おかげで国全体に危機感と備えが出来ました。しかし忌み子の呪いを一番受けるのは、王族なのです。だからアクア兄様は気狂いに…」
視線は彼女から外さず、考える。まさかここでアクア王子も療養の理由を知るとは。彼女と同調し、適切な相槌をする。
何故こんなに秘匿な話をする?
「…なんて恐ろしい話だ。ティア王女は、夢見の力を率先して国の為にお使いになる素晴らしい女性ですね」
見つめながら微笑む。
顔を真っ赤にして照れる王女に、心が冷める。
何が忌み子だ…
害悪?流行病を招いたと言っては、忌み子のせい、解決すれば、民衆から聖女と呼ばれる。
イライラする。
「…ですから、私は心配なのです。忌み子の行方を、追放先で害悪を撒き散らしているに決まってます」
まだ我慢だ、笑みを浮かべ同調するんだ。
「確かに心配ですよね、聖女として。忌み子はどのような姿をしているんですか?名前などは?」
と言えば、
「忌み子は、名無しです。家族がおりませんから。容姿については、美しい娘だと思います。…話によると。聖女として、浄化するべきなのです。忌み子は存在自体が悪、いてはいけない。私は許せない、絶対に」
物凄い憎悪が言葉と表情に出た。
この王女は危険だ。
ミランダの命を狙っている。
しかし今は、情報を引き出せ!
「何故マリングレー王国に存在していた時に忌み子を封じなかったのですか?」
「…忌み子は狡賢いのです。私が知らぬ間に、王国内でどんな方法か不明ですが、気配を消し、自分が助かる手段を得た。きっと呪いの力です。私以外の王族は、瞳の色を失っています…」
「えっ、それはどういうことですか?」
「…は!?
すみません、王族の秘匿情報でした。誰にも言わないでくださいね」
…顔が変わった!?
もう駄目か。落ちつき笑顔を浮かべている。
「現在、ウランダル国に悪い噂が流れていて、人攫いの話がありますね」
「ウランダル王国ですか…
そう言えば、ディライド様は、男爵令嬢のダイアナ様をご存知ですか?」
突然話が変わったな。ウランダルに興味無しか。何故だ?
「いえ、挨拶もしたことがありません。何か忌み子に関係があるのですか?」
「いえ、この国で最初の話し相手がダイアナ様で、夢見の乙女の話に興味を持たれて…私、彼女には、気をつけた方が良いと思います」
これか、アンドルが言っていた話か。
「何故ですか?」
「私は、彼女とこの国の未来を見たのです。自分をヒロインと言い、高位貴族に寄っていく姿。そして注意を促す令嬢や王女の姿。それを虐められたと言って、アンドル王子様に訴えるのです。もしかして、これ自体が忌み子が関係しているかもしれません。ダイアナ様も害悪を受けて、嘘をついたりするのかも…彼女を早くに修道院に入れることをお勧めします。…忌み子は、この国にいると思います、私には忌み子がたまに夢に出てくるのです。それに、騎士の一人の妹がイズリー領に仕事に出たみたいなんです」
「夢見ですね、我が領地にいると?忌み子の容姿をご存知ですか?情報を集めるにも、存在だけで探し出せません」
「…忌み子の容姿は…私と、いえ、顔だけ夢見で見えないのです。笑い声が耳障りで、声を聞けばわかるのですが。害悪の存在なので必ず側で争いや呪いがあります」
「申し訳ありません、噂や情報も知りません」
顔だけ…スーパー眼鏡の影響か。では、マリングレー王国にいた時存在を感じなかったのは、塔がマジックアイテムだったのか?
「そうですか、王宮勤めの者達とアンドル王子様にも聞きました…満遍なく情報を集めてますが、忌み子には、人を惑わせる力があるので、皆様、注意をした方が良いという助言です。また協力お願いします」
「はい、勿論です。ダイアナ嬢に忌み子、私も注意します。ありがとうございました」
「ディライド様、『知らない』は、本当に信じて良いのですよね?」
笑っていた青紫の目が、こちらを捕らえた。
「忌み子…ない」
何だ今の?危うく『忌み子ではない』と言いそうになって舌を引っ込めたが…
にっこり笑ったティア王女はサロンから出て行った。
すぐに父上に連絡をしなければいけない。
*
「アンドル王子、王女様は、ウランダル王国には興味なし、ダイアナ嬢と見えている夢見が違うな」
「そうか、マリングレー国とウランダル国は共謀はわからないな…やはりウランダルの情報集めに尽力してくれ、陛下の勅令だ」
と言われ、屋敷に帰れなくなった。
は!?ふざけるな!
庭園が見えるサロンで待っていると、先に護衛騎士と侍女が、一人づつ部屋の中を確認しに来た。
「これは、どうもマリングレー国の方々、本日はよろしくお願いします」
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「ディライド様は、我が国に最近まで留学されていたと聞きました。何を学ばれたのですか?」
「はい、イズリー領では、隣国マリングレー王国の商品を取り扱っています。マジックアイテムの売れ行きが良く、私も興味があり各工房に交渉して、見学させてもらいましたが、本当に面白かったです。特に打ち上げ花火は、夜会で打ち上げる前に工房で、作業を見学していたので、完成品まで見れたことに感激しました」
少しわざとらしいが、手振りも交えて、マリングレー国に好意的だとアピールする。
「あの花火は美しかったですよね。私も療養中でしたが、窓から花火を見ることが出来ました。大輪の花が夜空に咲きましたね。あれ、実は私の思いつきだったのですよ」
と笑っている。花火が王女の思いつき…確かに工房にあった一枚の絵、大きな火薬玉を大小に作り色を示した完成図もティア王女?予備の処分の厳命はどうしてだ?それよりも、火薬玉まで作るのか聖女は!?
「流石、聖女様ですね。知識が豊富で、あんなアイデアが思いつくなんて素晴らしいです。私は、その夜会後に帰国し、今はクリネットの学校で領地経営を学んでいる最中です」
「将来の事を考えての留学だったのですね。今後とも貿易を通して仲を深めたいです。兄様にも言われておりまして、ディライド様に挨拶しなさいと。ふふふっ、こんな素敵な殿方だと事前に教えてくだされば良いのに、兄様教えてくれないのですもの。初めて会った時、私、アンドル殿下よりもディライド様に緊張してしまいましたのよ」
「王女様にお世辞とはいえ、仰って頂き光栄です。アンドル王子様は、きっと悔しがりますから、夜会では内密にして下さい。私が、リウム殿下と挨拶を交わしたのは、夜会だけですから、あの一回で、留学生の私を覚えて頂けたなんて、大変光栄です」
「確かに、リウム兄様は、一度見たら忘れませんし、非常に冷静沈着ですのよ。交渉相手としたら大変かもしれませんね」
変わらない笑みのままこちらを見ている。
「それは大変そうですね。ティア王女様は療養と仰っていましたが、体調を崩されましたか?」
「ええ、少し。クリネット国には馴染みがないかもしれませんが、忌み子の呪いはご存知ですか?少々私とアクア兄様は、その反発に当たってしまって…呪われたのです」
「私が留学中にそんな事が!全く知りませんでした」
「私達が、呪いを受けたことは、秘匿なので。国王やリウム兄様が、忌み子を国から追放したので、解呪されました。
忌み子は、呪いを生み出し害悪を外に出すのです…国に悪き影響を及ぼす存在。私には赤子の時、見えたのです。害悪となる忌み子が、すぐ隣で微笑んでいる姿見て…そして朽ち果てる我が国を見ました。こちらの国でいう夢見です。
私は進言し、皆さん私の話を信じてくれました。おかげで国全体に危機感と備えが出来ました。しかし忌み子の呪いを一番受けるのは、王族なのです。だからアクア兄様は気狂いに…」
視線は彼女から外さず、考える。まさかここでアクア王子も療養の理由を知るとは。彼女と同調し、適切な相槌をする。
何故こんなに秘匿な話をする?
「…なんて恐ろしい話だ。ティア王女は、夢見の力を率先して国の為にお使いになる素晴らしい女性ですね」
見つめながら微笑む。
顔を真っ赤にして照れる王女に、心が冷める。
何が忌み子だ…
害悪?流行病を招いたと言っては、忌み子のせい、解決すれば、民衆から聖女と呼ばれる。
イライラする。
「…ですから、私は心配なのです。忌み子の行方を、追放先で害悪を撒き散らしているに決まってます」
まだ我慢だ、笑みを浮かべ同調するんだ。
「確かに心配ですよね、聖女として。忌み子はどのような姿をしているんですか?名前などは?」
と言えば、
「忌み子は、名無しです。家族がおりませんから。容姿については、美しい娘だと思います。…話によると。聖女として、浄化するべきなのです。忌み子は存在自体が悪、いてはいけない。私は許せない、絶対に」
物凄い憎悪が言葉と表情に出た。
この王女は危険だ。
ミランダの命を狙っている。
しかし今は、情報を引き出せ!
「何故マリングレー王国に存在していた時に忌み子を封じなかったのですか?」
「…忌み子は狡賢いのです。私が知らぬ間に、王国内でどんな方法か不明ですが、気配を消し、自分が助かる手段を得た。きっと呪いの力です。私以外の王族は、瞳の色を失っています…」
「えっ、それはどういうことですか?」
「…は!?
すみません、王族の秘匿情報でした。誰にも言わないでくださいね」
…顔が変わった!?
もう駄目か。落ちつき笑顔を浮かべている。
「現在、ウランダル国に悪い噂が流れていて、人攫いの話がありますね」
「ウランダル王国ですか…
そう言えば、ディライド様は、男爵令嬢のダイアナ様をご存知ですか?」
突然話が変わったな。ウランダルに興味無しか。何故だ?
「いえ、挨拶もしたことがありません。何か忌み子に関係があるのですか?」
「いえ、この国で最初の話し相手がダイアナ様で、夢見の乙女の話に興味を持たれて…私、彼女には、気をつけた方が良いと思います」
これか、アンドルが言っていた話か。
「何故ですか?」
「私は、彼女とこの国の未来を見たのです。自分をヒロインと言い、高位貴族に寄っていく姿。そして注意を促す令嬢や王女の姿。それを虐められたと言って、アンドル王子様に訴えるのです。もしかして、これ自体が忌み子が関係しているかもしれません。ダイアナ様も害悪を受けて、嘘をついたりするのかも…彼女を早くに修道院に入れることをお勧めします。…忌み子は、この国にいると思います、私には忌み子がたまに夢に出てくるのです。それに、騎士の一人の妹がイズリー領に仕事に出たみたいなんです」
「夢見ですね、我が領地にいると?忌み子の容姿をご存知ですか?情報を集めるにも、存在だけで探し出せません」
「…忌み子の容姿は…私と、いえ、顔だけ夢見で見えないのです。笑い声が耳障りで、声を聞けばわかるのですが。害悪の存在なので必ず側で争いや呪いがあります」
「申し訳ありません、噂や情報も知りません」
顔だけ…スーパー眼鏡の影響か。では、マリングレー王国にいた時存在を感じなかったのは、塔がマジックアイテムだったのか?
「そうですか、王宮勤めの者達とアンドル王子様にも聞きました…満遍なく情報を集めてますが、忌み子には、人を惑わせる力があるので、皆様、注意をした方が良いという助言です。また協力お願いします」
「はい、勿論です。ダイアナ嬢に忌み子、私も注意します。ありがとうございました」
「ディライド様、『知らない』は、本当に信じて良いのですよね?」
笑っていた青紫の目が、こちらを捕らえた。
「忌み子…ない」
何だ今の?危うく『忌み子ではない』と言いそうになって舌を引っ込めたが…
にっこり笑ったティア王女はサロンから出て行った。
すぐに父上に連絡をしなければいけない。
*
「アンドル王子、王女様は、ウランダル王国には興味なし、ダイアナ嬢と見えている夢見が違うな」
「そうか、マリングレー国とウランダル国は共謀はわからないな…やはりウランダルの情報集めに尽力してくれ、陛下の勅令だ」
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