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第11話 ジェイムスの奇妙な心理
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ジェイムスは基本的に男色家だ。女の乳房は脂肪にしか見えない。
彼が好むのは中性的な美少年か美青年だ。他にもその嗜好を持っている人は多く、ジェイムスは密かに愛好家たちと
男娼や奴隷と激しい乱交を行っている。中にはエキサイトしすぎて、奴隷の首を絞めて殺した奴も居た。
それでもまだ興奮したように死姦している様を見て、ジェイムスは性の深淵を味わった。
通常なら、悍ましいと思うところが、ジェイムスの心の琴線に触れるのだ。異常者といえばそれまでかも知れないが、ジェイムスは性の深淵を探求する研究者でもあった。
偶然にもジェイムスは権力と莫大な富、迂闊に捕まらない身分を持っていた。
とはいえ、ジェイムスは被害者の心境も分かっている正常者と異常者の狭間を漂っている男だったので、あまり監視は厳しくなっているときは、鳴りを潜めた。
代わりに、妻アンを性奴隷として酷使した。妻というアンだけは辛うじて男根が高ぶった。それにはジェイムスにもわからない。他の女を抱こうとすると、肉塊に見えるのにだ。なにもかも男より劣った動物にしか見えなかった。
ジェイムスにとって女は道具であり、動物に近い別の生き物にしか見えなかった。
しかし、アンの慎ましい乳房を舐めたり、内心拒絶している女の身体を蹂躙するのは愉快だった。
アンは賢く、ジェイムスの機嫌を損ねないよう大人しい従順な性奴隷として奉仕した。
しかし精神はどこかでジェイムスの浸食を拒んでいた。完全にアンはジェイムスには支配されない女だった。
ジェイムスは敏感に女のようにアンの心理を知っていた。 アンは完全に夫を受け入れたくないと嫌がっている。
アンはジェイムスの望む通りに行動しているが、精神が争っているのを感じていた。
凡庸な女のアンはジェイムスの異常な性癖や心理についていけずに混乱している。
それでも、なんとか理解しようとも健気に努力している。
可愛い女だ。ジェイムスはアンを愛猫のように愛玩したくなった。たくさん甘やかしてたくさん虐めたかった。
なんだろう。この両方の矛盾した心は。
ジェイムスにも分からない奇妙な心理。その曖昧な思いをジェイムスははじめて味わい、余韻を楽しんだ。
ジェイムスにはまだ理解できていなかったが、それが『愛』というものだった。
男娼との愛欲は素晴らしいものであったが、こんな感情は無かった。妻アンとだけ構築できる感情をジェイムスは密かに持て余していた。奇妙な熱と、冷たい酷薄な凶暴なモノ。こんな渦巻く心を呼び起こすアンを疎ましくも思い
一時は殺そうと思ったが、いつも気がそがれる。
もし、アンが男だったら?想像がつかない。アンはアンだ。女でもジェイムスを高ぶらせる唯一の女。
そうだ。俺の妻なんだ。妻はやはり女でないといけないんだ。
他の女は肉塊でしかない。アンはやはり運命によって、妻として選ばれた存在なのだ。
ジェイムスはアンを特別な『妻』としてみなすようになった。
アンにとっては不幸な事だろうが、アンは夫に翻弄されながらも戦うしかないのだ。孤独な女だった。
哀れな可愛い女よ。ジェイムスは奇妙な感情を抱いた。愛というものを。でもそれを表現する術を知らなかったので
唯、蹂躙し、嬲るしかなかった。
アンがかすかに痛みと快楽をジェイムスから与えられ、徐々に官能に目覚めていくのをジェイムスは奇妙にも喜んだ。
俺だけの女よ。 俺以外の男に精神を許したら俺はお前を殺すだろう。アン。
身体など、肉の器に過ぎない。それを穢されて嘆く女も居るが、本当に怖いのは精神の支配や穢された意識だ。
愚かな事だ。精神だけは大事なのに。肉の器は、回復出来たり、修繕はできる。しかし、精神的な傷や侵略は怖いものだ。
アンは思っていたより賢い。どんな穢されても、どこか処女のような雰囲気を纏っている。
それは精神が完全に穢されていないからだ。アンは戦う者だった。
夫を完全に理解し、なんとか蛮行や愚行を制止しようと足掻いている。
ジェイムスは不思議なことにアンの心がジェイムスに全て向いていることが好ましかった。
嗚呼。嬉しい。何と心地よい事か。
ジェイムスは歪みながらも、アンと二人だけの世界を構築することに歓喜を覚えた。
彼が好むのは中性的な美少年か美青年だ。他にもその嗜好を持っている人は多く、ジェイムスは密かに愛好家たちと
男娼や奴隷と激しい乱交を行っている。中にはエキサイトしすぎて、奴隷の首を絞めて殺した奴も居た。
それでもまだ興奮したように死姦している様を見て、ジェイムスは性の深淵を味わった。
通常なら、悍ましいと思うところが、ジェイムスの心の琴線に触れるのだ。異常者といえばそれまでかも知れないが、ジェイムスは性の深淵を探求する研究者でもあった。
偶然にもジェイムスは権力と莫大な富、迂闊に捕まらない身分を持っていた。
とはいえ、ジェイムスは被害者の心境も分かっている正常者と異常者の狭間を漂っている男だったので、あまり監視は厳しくなっているときは、鳴りを潜めた。
代わりに、妻アンを性奴隷として酷使した。妻というアンだけは辛うじて男根が高ぶった。それにはジェイムスにもわからない。他の女を抱こうとすると、肉塊に見えるのにだ。なにもかも男より劣った動物にしか見えなかった。
ジェイムスにとって女は道具であり、動物に近い別の生き物にしか見えなかった。
しかし、アンの慎ましい乳房を舐めたり、内心拒絶している女の身体を蹂躙するのは愉快だった。
アンは賢く、ジェイムスの機嫌を損ねないよう大人しい従順な性奴隷として奉仕した。
しかし精神はどこかでジェイムスの浸食を拒んでいた。完全にアンはジェイムスには支配されない女だった。
ジェイムスは敏感に女のようにアンの心理を知っていた。 アンは完全に夫を受け入れたくないと嫌がっている。
アンはジェイムスの望む通りに行動しているが、精神が争っているのを感じていた。
凡庸な女のアンはジェイムスの異常な性癖や心理についていけずに混乱している。
それでも、なんとか理解しようとも健気に努力している。
可愛い女だ。ジェイムスはアンを愛猫のように愛玩したくなった。たくさん甘やかしてたくさん虐めたかった。
なんだろう。この両方の矛盾した心は。
ジェイムスにも分からない奇妙な心理。その曖昧な思いをジェイムスははじめて味わい、余韻を楽しんだ。
ジェイムスにはまだ理解できていなかったが、それが『愛』というものだった。
男娼との愛欲は素晴らしいものであったが、こんな感情は無かった。妻アンとだけ構築できる感情をジェイムスは密かに持て余していた。奇妙な熱と、冷たい酷薄な凶暴なモノ。こんな渦巻く心を呼び起こすアンを疎ましくも思い
一時は殺そうと思ったが、いつも気がそがれる。
もし、アンが男だったら?想像がつかない。アンはアンだ。女でもジェイムスを高ぶらせる唯一の女。
そうだ。俺の妻なんだ。妻はやはり女でないといけないんだ。
他の女は肉塊でしかない。アンはやはり運命によって、妻として選ばれた存在なのだ。
ジェイムスはアンを特別な『妻』としてみなすようになった。
アンにとっては不幸な事だろうが、アンは夫に翻弄されながらも戦うしかないのだ。孤独な女だった。
哀れな可愛い女よ。ジェイムスは奇妙な感情を抱いた。愛というものを。でもそれを表現する術を知らなかったので
唯、蹂躙し、嬲るしかなかった。
アンがかすかに痛みと快楽をジェイムスから与えられ、徐々に官能に目覚めていくのをジェイムスは奇妙にも喜んだ。
俺だけの女よ。 俺以外の男に精神を許したら俺はお前を殺すだろう。アン。
身体など、肉の器に過ぎない。それを穢されて嘆く女も居るが、本当に怖いのは精神の支配や穢された意識だ。
愚かな事だ。精神だけは大事なのに。肉の器は、回復出来たり、修繕はできる。しかし、精神的な傷や侵略は怖いものだ。
アンは思っていたより賢い。どんな穢されても、どこか処女のような雰囲気を纏っている。
それは精神が完全に穢されていないからだ。アンは戦う者だった。
夫を完全に理解し、なんとか蛮行や愚行を制止しようと足掻いている。
ジェイムスは不思議なことにアンの心がジェイムスに全て向いていることが好ましかった。
嗚呼。嬉しい。何と心地よい事か。
ジェイムスは歪みながらも、アンと二人だけの世界を構築することに歓喜を覚えた。
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