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第3章~新たなる試練~
第105話*(リバ注意)
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「えっ……?」
「私がヴァルハラに来て二日目だったかな……細かい順位や名前は忘れたけど、当時の先輩ランカーに急に呼び出されてね、『この場でストリップしろ』って要求された」
「は……?」
「断ったら三人がかりで襲ってきたよ。全く経験なかったのにいきなり乱暴されて、大事なところを怪我しちゃった。あれはかなり痛かったな」
ちょっと想像しただけでも吐き気がしてきた。動揺して指先が細かく震え、みるみる血の気が引いてくる。
兄は更に続けた。
「その次は、もっと上のランカーだった。棺当番だった私を捕まえて、一晩中身体を弄んで来た。最初の先輩よりは優しかったけど、気持ち悪いだけで快感は覚えなかったね」
「え……あ……」
「まだまだあるよ。ミューやユーベルと一緒に監禁されたこともあるし、宴の余興と称して卑猥な服を着て踊らされたり……」
「もういい!」
聞くに耐えなくなり、アクセルは兄の言葉を遮った。
「もういいよ、兄上……」
そして強く兄を抱き締める。
胸が痛かった。大切な兄が自分の知らないところでそんな目に遭っていたのかと思うと、悲しくて悔しくて歯がゆかった。涙があふれて止まらなかった。兄にひどいことをした連中を、片っ端から斬って回りたいくらいだった。
すると、兄は少し驚いたように目を丸くした。
「私がヴァルハラに来て二日目だったかな……細かい順位や名前は忘れたけど、当時の先輩ランカーに急に呼び出されてね、『この場でストリップしろ』って要求された」
「は……?」
「断ったら三人がかりで襲ってきたよ。全く経験なかったのにいきなり乱暴されて、大事なところを怪我しちゃった。あれはかなり痛かったな」
ちょっと想像しただけでも吐き気がしてきた。動揺して指先が細かく震え、みるみる血の気が引いてくる。
兄は更に続けた。
「その次は、もっと上のランカーだった。棺当番だった私を捕まえて、一晩中身体を弄んで来た。最初の先輩よりは優しかったけど、気持ち悪いだけで快感は覚えなかったね」
「え……あ……」
「まだまだあるよ。ミューやユーベルと一緒に監禁されたこともあるし、宴の余興と称して卑猥な服を着て踊らされたり……」
「もういい!」
聞くに耐えなくなり、アクセルは兄の言葉を遮った。
「もういいよ、兄上……」
そして強く兄を抱き締める。
胸が痛かった。大切な兄が自分の知らないところでそんな目に遭っていたのかと思うと、悲しくて悔しくて歯がゆかった。涙があふれて止まらなかった。兄にひどいことをした連中を、片っ端から斬って回りたいくらいだった。
すると、兄は少し驚いたように目を丸くした。
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