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第3章~新たなる試練~
第228話*(リバ注意)
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「もう、いつまで触ってるの……エッチ」
「だめか? 兄上も俺に似たようなことしてくるが」
「そうだけど、自分がやられるのは久しぶりだからちょっと変な感じ」
「ジーク様はここまでベタベタ触らなかったのか?」
「触らなかったなぁ……。彼はあくまで『慰め』として割り切ってたから。愛撫とかそういうことはしてこなかったんだよね」
「……それはよかった」
アクセルはもう一度兄の首筋に唇を這わせると、今度は痕が見えづらい髪の生え際にキスを落とした。こうして好きな人の身体に痕をつけると「自分のものだ」という優越感に浸れる。これまた癖になりそうだった。
「兄上……兄上……」
我慢できずに至るところにキスマークをつけていたら、兄がほう……と艶っぽい息を吐いた。
「お前……意外とすごいんだね。私、痕だらけになっちゃいそうだよ」
「すまない……なるべく見えないところにするから」
「いや、いいよ。お前にマーキングされるの、結構好きなんだ」
「そうか、よかった。マーキングという言い方は微妙だが……」
しかしあながち間違ってもいない。自分でつけていてわかったのだが、キスマークには単なる愛情以外の独占的な意味があるようだ。
「兄上……」
至近距離で顔色を窺ったら、兄はとろけるような笑みを浮かべた。アクセルの両頬をそっと挟み、誘うように軽く口づけてくる。
「だめか? 兄上も俺に似たようなことしてくるが」
「そうだけど、自分がやられるのは久しぶりだからちょっと変な感じ」
「ジーク様はここまでベタベタ触らなかったのか?」
「触らなかったなぁ……。彼はあくまで『慰め』として割り切ってたから。愛撫とかそういうことはしてこなかったんだよね」
「……それはよかった」
アクセルはもう一度兄の首筋に唇を這わせると、今度は痕が見えづらい髪の生え際にキスを落とした。こうして好きな人の身体に痕をつけると「自分のものだ」という優越感に浸れる。これまた癖になりそうだった。
「兄上……兄上……」
我慢できずに至るところにキスマークをつけていたら、兄がほう……と艶っぽい息を吐いた。
「お前……意外とすごいんだね。私、痕だらけになっちゃいそうだよ」
「すまない……なるべく見えないところにするから」
「いや、いいよ。お前にマーキングされるの、結構好きなんだ」
「そうか、よかった。マーキングという言い方は微妙だが……」
しかしあながち間違ってもいない。自分でつけていてわかったのだが、キスマークには単なる愛情以外の独占的な意味があるようだ。
「兄上……」
至近距離で顔色を窺ったら、兄はとろけるような笑みを浮かべた。アクセルの両頬をそっと挟み、誘うように軽く口づけてくる。
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