976 / 2,483
第9章~再会と記憶~
第78話
しおりを挟む
「ところで、俺のランクって今のところ最下位ですけど」
「ああ、そうだね。でもお前ならすぐにランク上がると思うよ」
「それなんですが、ランクっていつどうやって上がるんですか? なるべく早く上げないとマズいですよね?」
「一ヶ月ごとに死合い等の成績によって決まるけど……焦る必要はないんだよ?」
「だけど、下位ランカーは上位ランカーにセクハラされるって聞きまして……」
「あー……そういうことね……」
と、フレインは自らもレモン水を飲んで、言った。
「見栄えのいい下位ランカーが上位ランカーにセクハラされるってのは本当だよ。以前よりはだいぶ少なくなったけど、今でもたまに路地裏に連れ込まれている子を見かけることはある。せっかく公式娼館ができたんだから、やりたいならそっちに行けばいいのに」
フレイン曰く、ラグナロク以前のヴァルハラには娯楽施設のような場所がほとんどなかったらしい。でもそれだと様々な問題が生じるということで、ラグナロク後に娯楽施設をたくさん作ったのだそうだ。アンリに案内された娼館も、そのうちのひとつだ。
「そうなんですか……。じゃあやっぱり急いでランク上げなきゃな……」
「ランクを上げるのは必要だけど、焦っちゃだめだって。お前にセクハラしてくるヤツがいたら、私が片っ端から斬っちゃうし」
「それもありますが、フレインさんに早く追いつきたくて」
そう言ったら、フレインは目を丸くした。そんなに驚かれるとは思わず、アクセルは慌てて言った。
「ああ、そうだね。でもお前ならすぐにランク上がると思うよ」
「それなんですが、ランクっていつどうやって上がるんですか? なるべく早く上げないとマズいですよね?」
「一ヶ月ごとに死合い等の成績によって決まるけど……焦る必要はないんだよ?」
「だけど、下位ランカーは上位ランカーにセクハラされるって聞きまして……」
「あー……そういうことね……」
と、フレインは自らもレモン水を飲んで、言った。
「見栄えのいい下位ランカーが上位ランカーにセクハラされるってのは本当だよ。以前よりはだいぶ少なくなったけど、今でもたまに路地裏に連れ込まれている子を見かけることはある。せっかく公式娼館ができたんだから、やりたいならそっちに行けばいいのに」
フレイン曰く、ラグナロク以前のヴァルハラには娯楽施設のような場所がほとんどなかったらしい。でもそれだと様々な問題が生じるということで、ラグナロク後に娯楽施設をたくさん作ったのだそうだ。アンリに案内された娼館も、そのうちのひとつだ。
「そうなんですか……。じゃあやっぱり急いでランク上げなきゃな……」
「ランクを上げるのは必要だけど、焦っちゃだめだって。お前にセクハラしてくるヤツがいたら、私が片っ端から斬っちゃうし」
「それもありますが、フレインさんに早く追いつきたくて」
そう言ったら、フレインは目を丸くした。そんなに驚かれるとは思わず、アクセルは慌てて言った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
802
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる