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第11章~強くなるために~
第149話
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「……それはヴァルハラでのやり方だろ。こっちの玉鋼は地下に埋まっているんだ。玉鋼を集めるつもりなら、少しは勉強してから来い」
「す、すみません……」
思いっきり怒られてしまったが、玉鋼を探しに行こうと言い出したのは兄なので、とんだとばっちりである。
「ええと……それで、玉鋼探し自体は許可していただけますか?」
「好きにしろ。ただし、ここはヴァルハラではない。死んだところで復活はできないし、助けてくれる仲間もいない。それだけは肝に銘じておけ」
「は、はい……わかりました。ありがとうございます」
ぺこりと頭を下げ、アクセルは兄の元に戻った。
「兄上、許可をもらってきたぞ。バルドル様が見当たらなかったんで、ホズ様に許可してもらった」
「そっか。ご苦労様」
「でも、同時に忠告ももらったぞ。危険な場所だから命の保障はないぞって。地下に潜れば潜るほど良質な玉鋼が手に入るが、油断したら死ぬぞって」
「へえ、そうなんだ。というか、こっちの玉鋼って地下に潜ってとるんだっけ? 山登りじゃないんだ?」
「……それに関しても、少しは勉強してから来いと叱られたよ。それで、どうする? 本当に行くのか?」
「もちろん行くよ。良質な玉鋼が手に入るチャンスだもん。もしかしたら他の鉱石もゲットできるかもしれない」
「は、はあ。だがここはヴァルハラじゃないから、死んだところで復活はできないって……」
「す、すみません……」
思いっきり怒られてしまったが、玉鋼を探しに行こうと言い出したのは兄なので、とんだとばっちりである。
「ええと……それで、玉鋼探し自体は許可していただけますか?」
「好きにしろ。ただし、ここはヴァルハラではない。死んだところで復活はできないし、助けてくれる仲間もいない。それだけは肝に銘じておけ」
「は、はい……わかりました。ありがとうございます」
ぺこりと頭を下げ、アクセルは兄の元に戻った。
「兄上、許可をもらってきたぞ。バルドル様が見当たらなかったんで、ホズ様に許可してもらった」
「そっか。ご苦労様」
「でも、同時に忠告ももらったぞ。危険な場所だから命の保障はないぞって。地下に潜れば潜るほど良質な玉鋼が手に入るが、油断したら死ぬぞって」
「へえ、そうなんだ。というか、こっちの玉鋼って地下に潜ってとるんだっけ? 山登りじゃないんだ?」
「……それに関しても、少しは勉強してから来いと叱られたよ。それで、どうする? 本当に行くのか?」
「もちろん行くよ。良質な玉鋼が手に入るチャンスだもん。もしかしたら他の鉱石もゲットできるかもしれない」
「は、はあ。だがここはヴァルハラじゃないから、死んだところで復活はできないって……」
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