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第12章~不穏な空気~
第45話
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「ステーキできてる?」
「今焼いてるところだよ。もっとゆっくり入っててよかったのに」
「私はお前と違って、後始末が少ないからね。掻き出すようなものもないし」
そんなことを言われ、アクセルは思わず尻をキュッと閉めてしまった。
中に出されたものは全部処理したつもりだが、腹に意識を向けるとまだ白濁が残っているような気がしてくる。兄の太いものを長時間咥えていたせいで、後孔が腫れぼったくなり、何かが挟まっているような違和感を覚えた。
それ自体はいつものことなので今更なのだが、事が終わった後もこうして感覚を引きずってしまうのは困ったものだ。
兄の何気ない台詞だけで下肢がキュンキュンしてくるのも、どうにかして欲しい。
アクセルはどうにか気を紛らわそうと、フライパンに火をつけて猪肉を並べた。大鍋にも野菜を投入し、同時進行でステーキと野菜スープを作る。
暇そうにしている兄にも手伝ってもらって、ステーキに添えるマッシュポテトと簡単なサラダを作り、バゲットを切り出した。
完成した野菜スープを庭に持って行ったら、ピピが大喜びですっ飛んできてこちらに頬ずりしてきた。そうだ、明日にでもピピの身体を洗ってやらなくては。
――早いところ露天風呂作っちゃおう……。
そうすれば自分が入浴しながらピピの身体も洗えるし、外の景色も眺めていられる。家の庭だから、部外者に見られる心配もない。ヴァルハラは滅多に雨が降らないから、夜に入れば星も綺麗だろう。
「今焼いてるところだよ。もっとゆっくり入っててよかったのに」
「私はお前と違って、後始末が少ないからね。掻き出すようなものもないし」
そんなことを言われ、アクセルは思わず尻をキュッと閉めてしまった。
中に出されたものは全部処理したつもりだが、腹に意識を向けるとまだ白濁が残っているような気がしてくる。兄の太いものを長時間咥えていたせいで、後孔が腫れぼったくなり、何かが挟まっているような違和感を覚えた。
それ自体はいつものことなので今更なのだが、事が終わった後もこうして感覚を引きずってしまうのは困ったものだ。
兄の何気ない台詞だけで下肢がキュンキュンしてくるのも、どうにかして欲しい。
アクセルはどうにか気を紛らわそうと、フライパンに火をつけて猪肉を並べた。大鍋にも野菜を投入し、同時進行でステーキと野菜スープを作る。
暇そうにしている兄にも手伝ってもらって、ステーキに添えるマッシュポテトと簡単なサラダを作り、バゲットを切り出した。
完成した野菜スープを庭に持って行ったら、ピピが大喜びですっ飛んできてこちらに頬ずりしてきた。そうだ、明日にでもピピの身体を洗ってやらなくては。
――早いところ露天風呂作っちゃおう……。
そうすれば自分が入浴しながらピピの身体も洗えるし、外の景色も眺めていられる。家の庭だから、部外者に見られる心配もない。ヴァルハラは滅多に雨が降らないから、夜に入れば星も綺麗だろう。
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