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第32章~事の真相~
第104話
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眠くなったからとバルドルが先にベッドに入り、アクセルと兄は家の戸締りチェックをしっかりしてから寝室に向かった。最近物騒なことが立て続けに起きているから、家にいても油断はできないのだ。
ベッドに横になった時には、既にバルドルは熟睡していた。今日はバルドルも修行場までハイキングしたから、疲れたに違いない。
俺もさっさと寝ちゃおう……と布団をかぶったのだが、
「っ……!?」
兄が突然こちらの胸元に手を這わせてきて、ぎょっと目を剥いた。
「ちょっ……兄上、何してるんだよ……」
「何って、久々に一緒のベッドで寝てるんだからさ。少しイイことしてから寝ない?」
「何で!? 今日はそういうつもりじゃないんだろ? さっきホットミルク入れてくれたじゃないか」
「ああ……あれはバルドル様によく寝てもらうためのカモフラージュさ。バルドル様にだけ入れたら不自然だから、ついでに全員分入れただけ」
「えええ……!?」
何だその理由は。じゃあ兄は最初から、下心丸出しでホットミルクを作っていたということか? 安心して飲んでしまった自分が悔しい……。
「だ、だとしてもダメだって……! 変な音立てたらバルドル様が起きちゃうし……」
慌てて兄の手を掴み、真面目な口調で抗議する。
けれど兄はしれっとした顔で、こんなことを言い出した。
「大丈夫だと思うよ。あのホットミルク、バルドル様の分にだけ睡眠導入剤入れておいたから」
「はあ!?」
「ホズ様のことやロキのこと、自分のことも含めて……今のバルドル様には悩みが多いからね。よく眠れないって嘆いていたから、薬を分けてあげたんだ。よく眠れた方が魔力の回復も早いみたいだしさ」
ベッドに横になった時には、既にバルドルは熟睡していた。今日はバルドルも修行場までハイキングしたから、疲れたに違いない。
俺もさっさと寝ちゃおう……と布団をかぶったのだが、
「っ……!?」
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「ちょっ……兄上、何してるんだよ……」
「何って、久々に一緒のベッドで寝てるんだからさ。少しイイことしてから寝ない?」
「何で!? 今日はそういうつもりじゃないんだろ? さっきホットミルク入れてくれたじゃないか」
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