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第2話 第二章 夜は始まる
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第二章
自分の父が、どんな人なのかを知らない。
会ったこともないので顔はもちろん、何人かさえも。外国人らしいけど、欧米人なのか、アジア人なのか、それ以外なのか。
母には小さい頃、父の素性を何度か訊いたことがある。でもその度に、不機嫌そうにはぐらかされた。
訊いてはいけないことらしい、と子供ながらに学ぶ。
では、その、訊いてはならないような父から作られた自分は何なのか。
母は、父の面影を受け継いでいるらしい私の顔を、見ようとしない。
そんな母から産まれた自分は、何なのか。
誰に必要とされているのか。
誰からも必要とされていないのか。
誰かに、必要とされて生きて行くことができるのか。
物心がつくにつれて、その疑問は心の中で膨れ上がり、恐怖の対象になって行った。
■
部室棟までは、本校舎から歩いて三分ほどの距離だった。
藍崎先輩に声をかけられた日の放課後、十一月半ばの太陽は既にやる気を失って薄く暮れ、鋭く冷えた風が校庭を渡って私の頬を打つ。
一日の中で私がまともに声帯を震わせるのは、ほとんど部室棟の中に限られていた。それでも大してしゃべるわけではないけれど、部員が七人だけの上になかなか全員は揃わないので、どうしても世間話くらいは部室にいると振られてしまう。
第四文芸部の部室は、三階建の部室棟の、三階の隅だった。引き戸を開けて中に入ると、既に三人ほどが部室にいた。その中の一人の藍崎先輩が、
「来てくれたね、エリヤちゃん」
と手を振った。
部室は六畳ほどのスペースの中央にテーブルが置かれ、その周囲に長椅子が置かれているので、空間的余裕には乏しい。それを、一応文芸部らしく、窓以外の三方を本棚が埋めているので、だいぶ狭っ苦しい。
私が適当に座ると、すぐに他の部員もやって来て、全員が長椅子に座った。
三年生の山倉康介部長が、眼鏡の縁を人差指と親指でつまんで持ち上げながら、
「よーし、七人揃ったな」
と言って立ち上がる。三年生は藍崎先輩と山倉先輩の二人だけだった。二年は斯波方楼、殿音雄貴、引科透、と男子が三人。一年は私と、一坂新九郎という男子の二人。
「前から言ってた通り、今日は部誌制作の打ち合わせと、部室の本棚の整理を行う。後者は体力仕事になるので、本日全員が揃ったのは、部長として実に喜ばしい。君達の部活愛に、感謝する!」
それを聞いて、二年以下の五人の顔には一様に、「忘れてた。来るんじゃなかった」という色が浮かんだ。
確かにそんなことを言われていた気もするけど、私も朝藍崎先輩に人手がどうのと言われても全く思い出せなかったので、かなりの間抜けだった。ただ、正当な理由があって夜遅くまで残れるのは有難かったので、文句はない。家に帰る時間は、私には遅いほどいい。
打ち合わせ用の資料を三年生二人がテーブルに広げている間、私はふと、暮れかけた外を眺めた。
学校から人気がなくなっていく景色が、好きだった。学校は夜に人が活動することを想定していない造りなので灯りも乏しく、暗くなると自分も他人も見えづらくなる空間は、昼間なんかよりずっと居心地がいい。
段々と部室の中の明るさが外に勝り、窓ガラスに私の顔がはっきりと映り出した。ぼそぼそした髪の、ぎざぎざの毛足。藪睨みの目。薄い唇。自分の顔が、嫌いだった。名前も性格も、嫌いだった。自分の好きなところは、人様に迷惑をかけないようにしゃしゃり出ることの無い、分をわきまえた卑屈さだけだった。
「エリヤ」
ぼけっと外を眺めていたら一坂に呼ばれて、はっと我に帰った。
一坂は私と違って人懐っこく、先輩達からも入部してすぐに打ち解けたと聞いている。色白だけどインドア派というわけでもなく、すらりとした体躯で運動も得意。顔立ちもそこそこ整っているので、背は低めのくせに女子の間では人気があるらしかった。でも、私としては大して仲が良いつもりはないので、エリヤと下の名前で呼ばれるのが釈然としない。
クラスも違うのに、私が風邪で休めば頼んでもいないノートのコピーをくれたりもする。だからといって、もちろん私に気があるとも思えないので、元々こういう奴なんだろうと勝手に思っている。
正直に言えば、一坂は私としてはあまり付き合いやすいタイプの人間ではなかった。私にとっての良好な人間関係とは、必要以上の交流を持たない関係のことだった。
わざとやや憮然とした顔で一坂を見たけど、彼は気にする様子もなく、私にコーヒーの入った紙コップを渡して来た。
「……どうも」
一坂は律儀にも、これを日々全員に配っている。一坂はコーヒー党で、水道の無い部室棟の中で淹れ立てを飲むために、わざわざ本校舎から自前の二リットルポットに水を入れて毎日持って来る。今日もこの三階まで、満杯のポットを持って上がって来たに違いない。
部室棟には水道が無くても電気は通っている。空調機器の設置は禁止なので、冬場は温かい飲み物が部室のオアシスになる。一坂はすっかり、部の喫茶要員と化していた。
「どういたしまして。ね、エリヤ。これ見てよ」
そう言って、彼は学校支給の携帯端末の画面を見せて来た。既に放課後なので、通信のロックが解かれており、規定内のサイトを規定の容量以内だったら自由に使える。彼が表示させているのは、ニュースサイトのようだった。
「何よ……、『日本の自殺者年間五万人を突破』。ふうん、そうなんだ」
確かに、もう自殺のニュースなど目新しくもない。ワイドショーなども、自殺自体よりも、どう死んだかのインパクトを追うような報道が目立っていた。
「それと、これこれ」
一坂が次のページを見せる。
「ん、……『同じく、行方不明者も年間十五万人を超えた』……」
「そう。これだけの人数が、毎年日本からいなくなってるんだ。少子化も進んでるし、そのうち、日本から人がいなくなっちゃうよ」
行方不明者の多くには、夜煌蟲に取り憑かれて、山や海で人知れず死んでいる人間が含まれていると思われる。それでもいまだに、根本的な対策は見つからずにいる。
テーブルの上では、先輩達が広げた資料を元に、もう話し合いを始め出していた。一坂もそちらへ向き直って参加する。私は特別自分の意見など無かったので、ただ邪魔だけはしないようにと、部室の備品と同化せんばかりに存在感を消していた。
十数分後、大方の意見がまとまったところで、斯波方先輩が不意に私の方を向き、
「うお、時森。どこに行ってたんだよ今まで」
と驚くのを聞いて、私は自分の存在感透明化能力への自信を深めた。
「そう言えば、さっき一坂と二人で自殺とか行方不明の話してたよな。タチ悪いよな、夜煌蟲。殴っても効きゃしないって言うし」
斯波方先輩は中学まで空手をやっていたそうで、夏服のシャツから伸びる腕は筋張って固そうだった。短い髪と言い、やや大柄な体と言い、ぱっと見は文芸部には見えない。この人はこの人で、女子から人気があるらしい。一坂もだけど、何でこんな冴えない部にいるのか不思議だった。
その一坂が身を乗り出して、
「そうなんですよ。うちの学校でも、自殺があれば目立ちますけど、失踪って珍しくなくなって来ちゃったから、知り合いでもなければ僕らはそんなに騒ぎませんし――先生達は別でしょうけど。でも一年生でだって、五月に一人、夏場にも二人くらいいきなり学校に来なくなった生徒っているんですよね。引きこもりじゃなければ、行方不明になってるのかも。藍崎先輩、三年生はどうです?」
藍崎先輩はちちちと人差指を横に振り、唇を尖らせる。不思議なことに、この人がやると軽薄にも下品にも見えない。
「新九郎君、下の名前で呼んでよ。ゆーずーき、はい」
「ゆ、柚子生、先輩」
ペースに飲まれた一坂がどもるのは、少し愉快だった。
「そうそう。名字でなんて呼ばないで。はい、エリヤちゃんも」
「あ、ええ。ゆず、き……、先輩」
「なんで女子の君のが、僕より呼び辛そうにしてるんだよ」
呆れたようにそう言う一坂の後ろで、殿音先輩がもの欲しそうな目で藍崎、もとい柚子生先輩を見ていた。混じりたいのだろうか。ぜひ代わって差し上げたい。
「そうねー、受験でナーバスな人も多いし、一年よりは多いと思うわね。……って平然と言うのも嫌だけど。斯波方君、二年はどう?」
「二年でも結構聞くんだよな、誰それがいなくなったらしいとか。ただの家出ならゆっくり探してやりゃいいけど、夜煌蟲にくっつかれたとしたら――」
私は膝に置いた自分の手に目線を落とし、
「量が多ければ、その日にだって自殺してしまうわけですもんね」
とつぶやいた。
そうだな、とうなずく部員達に顔を見られないように、深くうつむく。私の顔には、自殺者への羨望が浮かんでいるはずだった。
自分から死ぬほどの強い情動は、私にはない。一応、死ぬことへの恐れくらいは、人並みに持ち合わせている。
ならいっそ、いきなり大量の夜煌蟲が私に降りかかって来て、否応なく自殺に駆り立ててくれればいいのに。
自分の父が、どんな人なのかを知らない。
会ったこともないので顔はもちろん、何人かさえも。外国人らしいけど、欧米人なのか、アジア人なのか、それ以外なのか。
母には小さい頃、父の素性を何度か訊いたことがある。でもその度に、不機嫌そうにはぐらかされた。
訊いてはいけないことらしい、と子供ながらに学ぶ。
では、その、訊いてはならないような父から作られた自分は何なのか。
母は、父の面影を受け継いでいるらしい私の顔を、見ようとしない。
そんな母から産まれた自分は、何なのか。
誰に必要とされているのか。
誰からも必要とされていないのか。
誰かに、必要とされて生きて行くことができるのか。
物心がつくにつれて、その疑問は心の中で膨れ上がり、恐怖の対象になって行った。
■
部室棟までは、本校舎から歩いて三分ほどの距離だった。
藍崎先輩に声をかけられた日の放課後、十一月半ばの太陽は既にやる気を失って薄く暮れ、鋭く冷えた風が校庭を渡って私の頬を打つ。
一日の中で私がまともに声帯を震わせるのは、ほとんど部室棟の中に限られていた。それでも大してしゃべるわけではないけれど、部員が七人だけの上になかなか全員は揃わないので、どうしても世間話くらいは部室にいると振られてしまう。
第四文芸部の部室は、三階建の部室棟の、三階の隅だった。引き戸を開けて中に入ると、既に三人ほどが部室にいた。その中の一人の藍崎先輩が、
「来てくれたね、エリヤちゃん」
と手を振った。
部室は六畳ほどのスペースの中央にテーブルが置かれ、その周囲に長椅子が置かれているので、空間的余裕には乏しい。それを、一応文芸部らしく、窓以外の三方を本棚が埋めているので、だいぶ狭っ苦しい。
私が適当に座ると、すぐに他の部員もやって来て、全員が長椅子に座った。
三年生の山倉康介部長が、眼鏡の縁を人差指と親指でつまんで持ち上げながら、
「よーし、七人揃ったな」
と言って立ち上がる。三年生は藍崎先輩と山倉先輩の二人だけだった。二年は斯波方楼、殿音雄貴、引科透、と男子が三人。一年は私と、一坂新九郎という男子の二人。
「前から言ってた通り、今日は部誌制作の打ち合わせと、部室の本棚の整理を行う。後者は体力仕事になるので、本日全員が揃ったのは、部長として実に喜ばしい。君達の部活愛に、感謝する!」
それを聞いて、二年以下の五人の顔には一様に、「忘れてた。来るんじゃなかった」という色が浮かんだ。
確かにそんなことを言われていた気もするけど、私も朝藍崎先輩に人手がどうのと言われても全く思い出せなかったので、かなりの間抜けだった。ただ、正当な理由があって夜遅くまで残れるのは有難かったので、文句はない。家に帰る時間は、私には遅いほどいい。
打ち合わせ用の資料を三年生二人がテーブルに広げている間、私はふと、暮れかけた外を眺めた。
学校から人気がなくなっていく景色が、好きだった。学校は夜に人が活動することを想定していない造りなので灯りも乏しく、暗くなると自分も他人も見えづらくなる空間は、昼間なんかよりずっと居心地がいい。
段々と部室の中の明るさが外に勝り、窓ガラスに私の顔がはっきりと映り出した。ぼそぼそした髪の、ぎざぎざの毛足。藪睨みの目。薄い唇。自分の顔が、嫌いだった。名前も性格も、嫌いだった。自分の好きなところは、人様に迷惑をかけないようにしゃしゃり出ることの無い、分をわきまえた卑屈さだけだった。
「エリヤ」
ぼけっと外を眺めていたら一坂に呼ばれて、はっと我に帰った。
一坂は私と違って人懐っこく、先輩達からも入部してすぐに打ち解けたと聞いている。色白だけどインドア派というわけでもなく、すらりとした体躯で運動も得意。顔立ちもそこそこ整っているので、背は低めのくせに女子の間では人気があるらしかった。でも、私としては大して仲が良いつもりはないので、エリヤと下の名前で呼ばれるのが釈然としない。
クラスも違うのに、私が風邪で休めば頼んでもいないノートのコピーをくれたりもする。だからといって、もちろん私に気があるとも思えないので、元々こういう奴なんだろうと勝手に思っている。
正直に言えば、一坂は私としてはあまり付き合いやすいタイプの人間ではなかった。私にとっての良好な人間関係とは、必要以上の交流を持たない関係のことだった。
わざとやや憮然とした顔で一坂を見たけど、彼は気にする様子もなく、私にコーヒーの入った紙コップを渡して来た。
「……どうも」
一坂は律儀にも、これを日々全員に配っている。一坂はコーヒー党で、水道の無い部室棟の中で淹れ立てを飲むために、わざわざ本校舎から自前の二リットルポットに水を入れて毎日持って来る。今日もこの三階まで、満杯のポットを持って上がって来たに違いない。
部室棟には水道が無くても電気は通っている。空調機器の設置は禁止なので、冬場は温かい飲み物が部室のオアシスになる。一坂はすっかり、部の喫茶要員と化していた。
「どういたしまして。ね、エリヤ。これ見てよ」
そう言って、彼は学校支給の携帯端末の画面を見せて来た。既に放課後なので、通信のロックが解かれており、規定内のサイトを規定の容量以内だったら自由に使える。彼が表示させているのは、ニュースサイトのようだった。
「何よ……、『日本の自殺者年間五万人を突破』。ふうん、そうなんだ」
確かに、もう自殺のニュースなど目新しくもない。ワイドショーなども、自殺自体よりも、どう死んだかのインパクトを追うような報道が目立っていた。
「それと、これこれ」
一坂が次のページを見せる。
「ん、……『同じく、行方不明者も年間十五万人を超えた』……」
「そう。これだけの人数が、毎年日本からいなくなってるんだ。少子化も進んでるし、そのうち、日本から人がいなくなっちゃうよ」
行方不明者の多くには、夜煌蟲に取り憑かれて、山や海で人知れず死んでいる人間が含まれていると思われる。それでもいまだに、根本的な対策は見つからずにいる。
テーブルの上では、先輩達が広げた資料を元に、もう話し合いを始め出していた。一坂もそちらへ向き直って参加する。私は特別自分の意見など無かったので、ただ邪魔だけはしないようにと、部室の備品と同化せんばかりに存在感を消していた。
十数分後、大方の意見がまとまったところで、斯波方先輩が不意に私の方を向き、
「うお、時森。どこに行ってたんだよ今まで」
と驚くのを聞いて、私は自分の存在感透明化能力への自信を深めた。
「そう言えば、さっき一坂と二人で自殺とか行方不明の話してたよな。タチ悪いよな、夜煌蟲。殴っても効きゃしないって言うし」
斯波方先輩は中学まで空手をやっていたそうで、夏服のシャツから伸びる腕は筋張って固そうだった。短い髪と言い、やや大柄な体と言い、ぱっと見は文芸部には見えない。この人はこの人で、女子から人気があるらしい。一坂もだけど、何でこんな冴えない部にいるのか不思議だった。
その一坂が身を乗り出して、
「そうなんですよ。うちの学校でも、自殺があれば目立ちますけど、失踪って珍しくなくなって来ちゃったから、知り合いでもなければ僕らはそんなに騒ぎませんし――先生達は別でしょうけど。でも一年生でだって、五月に一人、夏場にも二人くらいいきなり学校に来なくなった生徒っているんですよね。引きこもりじゃなければ、行方不明になってるのかも。藍崎先輩、三年生はどうです?」
藍崎先輩はちちちと人差指を横に振り、唇を尖らせる。不思議なことに、この人がやると軽薄にも下品にも見えない。
「新九郎君、下の名前で呼んでよ。ゆーずーき、はい」
「ゆ、柚子生、先輩」
ペースに飲まれた一坂がどもるのは、少し愉快だった。
「そうそう。名字でなんて呼ばないで。はい、エリヤちゃんも」
「あ、ええ。ゆず、き……、先輩」
「なんで女子の君のが、僕より呼び辛そうにしてるんだよ」
呆れたようにそう言う一坂の後ろで、殿音先輩がもの欲しそうな目で藍崎、もとい柚子生先輩を見ていた。混じりたいのだろうか。ぜひ代わって差し上げたい。
「そうねー、受験でナーバスな人も多いし、一年よりは多いと思うわね。……って平然と言うのも嫌だけど。斯波方君、二年はどう?」
「二年でも結構聞くんだよな、誰それがいなくなったらしいとか。ただの家出ならゆっくり探してやりゃいいけど、夜煌蟲にくっつかれたとしたら――」
私は膝に置いた自分の手に目線を落とし、
「量が多ければ、その日にだって自殺してしまうわけですもんね」
とつぶやいた。
そうだな、とうなずく部員達に顔を見られないように、深くうつむく。私の顔には、自殺者への羨望が浮かんでいるはずだった。
自分から死ぬほどの強い情動は、私にはない。一応、死ぬことへの恐れくらいは、人並みに持ち合わせている。
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