君にぼくをくれてやる――はぐれ吸血鬼の王子様が、私のしもべになりました

クナリ

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第一章 クリスマスの吸血鬼!3

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 時雨さんが、私のほうを見た。
 さっきの、怖いくらいに整ったきれいな顔が、真っ青になってた。
 不安そうで、冷や汗を浮かべて、動揺して。
 仲間から追い出されそうになってることが、本当にショックなんだ。
 そんな。
 こんなの……
 こんなの、私を助けることを、選んでくれるはずがない。
 そうしたら、私は、ここで怪異たちに……。

「待っ……」

 待って、と私が言い終わる前に、時雨さんは、おじいさんのほうへ向き直る。

「……いえ。この子は、食べさせません」
「分かった。ではな」

 おじいさんがそう言うと、あんなにたくさんいた人影は、一つまた一つと消えていって、最後には私と時雨さんだけが残った。

「失った、か……ぼくは、また家族を……」

 時雨さんの背中は、泣いてるみたいに見えた。
 ……なんて声をかけていいのか、分からない。
 でも……なにか、言わないと。私が。助けてもらった私が、応えなくちゃいけないよね。

「し、……時雨、さん」
「……はい。おかしなところを見せてしまいましたね」

 時雨さんが振り返って、また目と目が合う。
 きれいな瞳だった。少し青みがかってて、見つめていたら吸い込まれそう。
 私より高い背。さっきの身のこなしを見るに、ケンカとかもたぶん強いんだと思う。
 でも今、時雨さんは、涙こそ流してないけれど、その表情は泣き顔にしか見えなかった。
 そしてそうなってるのは、私の……せい。

「私のことを……助けてくれたんですよね……?」
「ふふ。そんなところです」

「そのせいで、時雨さんは、帰るところをなくしちゃった……」
「そんなことは、君が気にしなくていいことです。さあ、これ以上危ない目にあわないうちにお帰りなさい。ご両親が心配しているでしょう。おうちまで送りましょうか? もっとも、ぼくは吸血鬼なので、君が恐ろしくなければですけど」

 時雨さんがわざと口を横に大きく開いて、歯を見せた。
 確かに、ほか歯に交じって、長く鋭い牙が、上と下に二本ずつある。
 吸血鬼。……そうなんだ。
 でも。

「怖くないです。怖いわけ、ないです」
「それはよかった。では、行きましょう」

 行く、って言ってもタクシーとかに吸血鬼って乗れるのかな。
 お金さえあればいいのかな。
 あ、でも私そんなに持ってない。だからって、時雨さんに出してもらうっていうのも……

「失礼」
「え?」

 時雨さんは、私の後ろに回ると、おなかに両手を回してきて、ベルトみたいに私をつかまえた。

「し、時雨さん!?」
「あまり暴れないでくださいね。といっても、めったなことでは落としませんが」

「え? 落とす?」

 なにをですか、って聞こうと思ったら、私の両足が宙に浮いた。

「あれ?」
「ほかの人間にはぼくたちは見えませんので、ご心配なく」

 だからなにがですが、って聞こうと思ったら、今度は時雨さんも宙に浮いた。

「おうちの方角はどちらですか?」

 なにがなんだか分からないまま、私は自分の家のほうを指さした。
 もしかして、これって。

「了解しました。出発」

 いつの間にか、時雨さんの背中には、コウモリみたいな羽が生えてた。
 それが一度はばたくと、私たちの体は、路地を囲んでたビルよりずっと上まで一気に飛び上がった。
 う、うわああああ。
 飛んでる。
 飛行機には乗ったことないし、ハンググライダーもやったことないけど、たぶんそういうのとは全然違う感じだと思う。
 たとえるなら、鳥かなにか。自由で、燃料を燃やしたりはしなくて、自然で、穏やかで。

 そう思うくらい、時雨さんは、ゆったりと上空の風をつかまえながら、私の家まで飛んでいった。
 生まれてからずっとこの町で暮らしているけど、町中の屋根を見下ろしたのなんて初めてで、とても不思議な感じがする。

「あ、あの、時雨さん」
「はい、ええと。そういえば、お名前をうかがっていませんでしたね。教えていただいてもよろしいですか?」

「あっ、お、遅くなりましたっ。私は、空羽あいねです。中学一年生です」
「あらためまして、吸血鬼の時雨です。ご用をうかがいましょう」

「時雨さんて、王子様なんですか?」
「ええ。ぼくの父が吸血鬼の王でしたから。今はもう、家族は僕しかいませんけどね」

 いけない。
 今、聞いちゃいけないことを聞いた気がする。
 そういえばさっき、怪異との話でそんなことを言っていたのに。
 ばか、私のばか、無神経すぎる。
 時間を一分前に巻き戻したい。

「ああ、気にしないでください。条件を満たせば、父はまた生き返りますし」
「い……生き返る?」

「人間とは違いますから」
「そ、そうなんですか。あ、それと、……時雨さんて、おいくつなんですか?」

 ほんの二つ三つ私より年上なだけに見えるけど、吸血鬼っていうことは、もっとずっと年齢が上なのかもしれない。
 もしかして、私のお父さんより上だったりして?

「年齢ですか? 十五です。人間で言うと、中学三年生ですよね」

 ほんの二つ三つ私より年上なだけだった。

「あ、でも、さっき、転々としてたとかなんとか……」
「ええ。両親がいなくなってから、さっきのオサの群れも数えると、七つほどの群れに入れてもらいました。ひとところに長続きがしないんですよね。だからこそ、今度の群れでは数十年数百年、この命ある限り尽くそうと思っていたんですが。あ、いえ、でも、あいねさんが気にすることではありませんよ」

 時雨さんが、少し慌てた口調でそう言ってくれたけど。

「気に、しますよう……」
「まあ、巡り合わせというのもありますから。ぼくがそれぞれの群れを離れた理由も、いろいろです。ぼくはこれでも吸血鬼という、怪異の中でも強力な存在なので、そのせいでいざこざが起きたり。あるいは単に、ほかの群れとの戦いでぼくのいた群れが壊滅したり」

 戦い、壊滅……
 平和に暮らしてる私には、しっかり想像ができない。
 それが悲しくて、申し訳なくて、つらい気持ちがした。

「そんなこと、あるんですね……」
「一昔前は、もっと大規模な怪異の争いがたくさんあったそうです。最近は、人間にまで影響を及ぼすような戦いはほとんどなくなったようですね」

 私の家の屋根が見えて、時雨さんにそう言うと、玄関の前にふわっと降り立った。

「空を飛んで、怖くはありませんでしたか?」

 私は首を横に振る。

「ぜんぜん。さっき、お化けに囲まれてる時のほうが怖かったです。眺めがよくて、風も気持ちよかった」

 時雨さんはくすくすと笑った。

「確かに。では、ぼくはこれで」

 時雨さんが、指をぱちんと鳴らした。
 すると、丈の短いコートみたいな布がいきなり現れて、時雨さんの上半身をぱさりと包んだ。
 真っ黒で、少し厚手らしい布地。マントほど長くなくて、レインコートみたいにぺらぺらでもなくて、ゆったり体を包んでるシルエットが格好いい。

「わっ、なんですか、これ?」
「インバネスと言います。父のお気に入りだったんです。あいねさん、これからは、くれぐれも夜の独り歩きには気をつけてくださいね」

 さようなら、と言って、時雨さんが体をふわりと浮かせた。

「あっ! ま、待ってくださいっ!」
「えっ!?」

 私は、がしいとインバネスのすそをつかんだ。
 あわててたせいでかなり強くにぎっちゃって、時雨さんががくんと空中でコケる。

「す、すみませんっ!」
「大丈夫ですよ。まだなにかあるんですね? ぼくでよければ、お聞きします」

 私は、息を整えた。
 今夜私の身に起こったことは、なにか、今までにないとんでもないことだったと思う。
 ぜんぜん理解できてないし、時雨さんのこともほんの少ししか知らない。
 でも。

「私、……今日は、晩ご飯を食べに外に出たんです」
「ふむ」

「でもあんなことになって……まだなにも食べてないんです」
「ふむふむ」

「本当は、一応、冷蔵庫の中にあるもの使って、簡単なものなら作れるんです。でも一人分だけ作るのって、面倒っていうか、そこまでしなくてもいいなあって気になるっていうか」
「ふむふむふむ」

 私は、思い切っていった。

「時雨さん、ご家族いなくて、お一人なんですよね? 私が作りますから、今日、うちで晩ご飯食べていきませんか?」
「ええそうです一人、えっ、え!?」

 うなずきかけてた時雨さんが、目を見開いた。

「ぼくは吸血鬼ですよ? 怪異です。ご両親に霊能力があればぼくの姿が見えますが、見えても見えなくても大変なのでは」
「うちいつも、お父さんもお母さんも帰りが遅いんです。今日も十二時過ぎると思う。だから平気ですっ」

「うーんしかし、それはそれで、女子が家に一人の時に、家に上がり込むというのは……。世の中危ない人間というのはいますし、もう少し用心したほうがいいのではありませんか?」
「さっき、お化けに食べられちゃうところを助けてくれた人が、なに言ってるんですか。それに危ない人じゃなくて、吸血鬼なんでしょ?」

 時雨さんは、腕を組んでうなりながら、ふと私の目を見つめて、聞いてきた。

「なぜそのようなお誘いを、ぼくに? 単にお礼というわけではありませんよね?」
「お礼、もありますけど……私、さっき、時雨さんが……」

 泣いてるように見えたから。
 でもそのまま言葉にすると、時雨さんがいい気持ちがしないかもしれない。
 それに、それだけが理由じゃない。
 どうして私は、時雨さんを誘おうと思ったんだろう。
 そうだ、さっき、時雨さんが言った言葉を聞いて、なにか、共感した言葉があったんだった。
 なんだっけ。
 そうだ。
 思い出した。

「時雨さん、自分より弱い者は傷つけないって言いましたよね」
「言いました。それが強き者の責任です。もっとも、向こうから攻撃されれば別ですが」

「でも時雨さんて、強いんですよね?」
「吸血鬼は、怪異の中でも強力ですから。そうそうほかに遅れは取らないでしょう」

「それなら、ほとんどの人のことを傷つけないってことですよね」
「そうなります。そうする必要もありませんし」

 私は、一歩前に踏み出した。
 すぐ目の前に、時雨さんの顔がある。さっき、初めて会った時みたいに。
 私は、腰の横に下ろしてる両手を握りこぶしにした。はっきり言葉にして、ちゃんと気持ちを伝えようとして。

「私もです。私ってただの人間で、時雨さんよりずっと弱いし、空も飛べないし、ぜんぜん強くなんかないんですけど、それでも、自分よりも傷ついてる人がいたら、できることはして、助けてあげたい。恩人なら、余計にですっ」
「……それが……僕だと?」

 こくん、とうなずいた。
 失礼なことを言ったかも。
 でも、なにも言わずに時雨さんを一人どこかに返しちゃうのは、よくないと思った。
 今、傷ついた時雨さんを助けてあげるべきなのは、たった今助けてもらったばかりの私だよね。

 しばらく黙ってた時雨さんは、私を見て、ふっと笑った。
 普通にしてると人形みたいに顔が整ってるので、時雨さんが笑顔になるとすごくほっとした気持ちになるなあ……。

「まいったな。お見通しなんですね。確かに今、だいぶ落ち込んでいました。また一人になってしまった、と」
「じゃ、じゃあ、ぜひっ」

 そう言った時。
 月が出てて明るい夜空に、黒い影がさっと走った。
 時雨さんが、私をかばって立つ。

「飛猿か!」

 時雨さんが叫ぶと、最初に私を追いかけてた羽の生えたサルが、すぐそばの電柱の上にとまってた。
 ま、またこの人!? ……っていうか、サル!?
 目がらんらんと光ってて、完全に私に食欲を向けてるのが分かる。
 あまりにまっすぐににらまれて、また私の足がすくんだ。
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