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第四章 明けぬ夜の寝物語
19
※以前も警告しましたとおりここはNL描写となります。詳細が苦手な方は2話とばしてそのまま㉑エピローグへお進みくださいますようお願いします。
―――――――
ナシェルはセファニア女神を組み伏せ、その甘い体臭に男の本能が呼び覚まされていく感覚を存分に味わった。
そして唐突に思い至った。
やはりそうだ。自分は決して女に欲情しない体質なのではない。魔族の女を生理的に受けつけられずにいただけだ。
その証拠に、どうだ。この王妃の肌に浮かぶ汗の匂いを嗅ぐだけで、私のものが熱く張り詰めてくる―――。
これも、この王妃が降嫁してこなかったら、気づかないままだったかもしれない。
自分の閨事に関する意識は非常に偏っている、という自覚がナシェルにはある。
色事はこれまですべて父に教えられてきた。父の奏でる快楽の調べに身を任せて生きてきた。だからたぶん、いつしか『自分は男としかできない』と錯覚するようになっていたのだ。
……結局全ては父が原因じゃないか。私にこんな自棄的な行動を取らせているのも……全て。
「……あなた、自分が何をしてるか分かっているの?」
セファニアが、――たぶん時間を稼ぐつもりなのだろう、色を喪った唇で話しかけてきた。
「勿論分かっていますよ」
ナシェルはつめたく目を細める。
「結局、理由なんてないと云ったって貴女は信じるつもりはないんでしょう。ならば理由は復讐ということにでもしておいてください。
さっきも云いましたよ、貴女を抱くことは父への仕返しになる、と。私が父の傍らでどれだけ抑圧されて生きてきたか、貴女は知らないでしょうけれど」
「兄様を愛しているから私が憎いのでしょう、だから――」
「くだらないですね。そう思いたいなら別にそれでもいいですよ。状況は変わらないし。真実なのは今、私が貴女を抱いてみたいと本気で望んでいることだけですよ。ほらね――」
会話を打ち切るようにナシェルは、固さを増した膨らみをセファニアの下腹に押し付けてみせた。
「ひ、…っ、」
服の上から押し当てられた牡の感触に、セファニアが嫌がり、ずりあがろうとする。
ナシェルはかまわず、彼女との隙間を埋めにかかった。
唇への口づけを避けようとして、彼女が身をよじる。
ナシェルは胸の昂りを抑えつつも余裕のある笑みを浮かべ、彼女の露わな首筋に唇を寄せた。セファニアは石のように固く身を硬直させていた。
腰紐の上に、白い釦が三つ並んでいる。
左手で彼女の両手首を固定しながら、右手で胸のボタンを外す。中から窮屈そうな下着があらわれてナシェルを一瞬、困惑させた。
脱がし方がよくわからないので無理矢理たくし上げる。ぽろりとまろび出でた形のよい円い乳房に、歓喜すら覚えながら顔を埋めてみた。
「っん、やぁあっ――」
セファニアがとうとう泣き声のようなものを発したが、ナシェルは構わず乳房への愛撫を開始した。
セファニアが羞恥で頬を赤く染め、泣き咽ぶ様がナシェルの下半身をますます熱く滾らせる。
「いや、いやっ……!」
「可愛い声で泣くんですね。本当に嫌なのかな。固くなってきましたよ」
柔らかな乳房を食みながら、膝をたくみに動かして彼女のドレスの裾をめくりあげた。
「だめ、それは……っ」
「別にいいじゃありませんか。処女というわけでもなし。うぶなふりをして……いつも父に、さんざんされているんでしょう、」
衣装の下から、薄い布地でつくられた下着があらわれた。王妃は膝をこすりあわせるように脚を閉じ、太腿のあわいを隠そうとする。
そうはさせまいと膝の間に手を滑り込ませたナシェルは、王妃の下着を取り払い、下肢を露わにさせた。
わななく膝を片方持ち上げ、膝裏から内腿へとキスを徐々に落として行く。
「――だ……め…!! 止めて……!」
あられもない姿のセファニアは頬を涙でぬらし、両目を固く瞑っていた。だが確かに感じてはいるのだろう。愛撫を受けて全身の肌を薔薇色に染め、うすい毛に被われた秘部はもっと直接的な愛撫を求めているように見えた。
「だめといっても、かわいい蕾がこんなに張り詰めてきていますよ。その奥も、触れていないのに、ほら少し濡れてきている。本当は疼いているのでしょう」
人差し指で女性の蕾をゆるくとろかし、指を奥処へとめり込ませた。
「ああっ――」
王妃の体が反応を示す。内側の襞がナシェルの指に吸いついてくるようだ。初めての感覚にぞくぞくしながら、ナシェルは王妃の内部へ、二本の指を丁寧に呑みこませていった。
「無駄な抵抗は止すと約束してくれるなら、酷くはしません。私もなるべく貴女を傷つけたくはない」
すでに吐息を喘がせているセファニアは、絶え絶えに頷くのがやっとのようだ。もう逃げられないと悟ったのだろうか? ――諦めが早いのか、それとも快楽に耐性がないのか。
―――――――
ナシェルはセファニア女神を組み伏せ、その甘い体臭に男の本能が呼び覚まされていく感覚を存分に味わった。
そして唐突に思い至った。
やはりそうだ。自分は決して女に欲情しない体質なのではない。魔族の女を生理的に受けつけられずにいただけだ。
その証拠に、どうだ。この王妃の肌に浮かぶ汗の匂いを嗅ぐだけで、私のものが熱く張り詰めてくる―――。
これも、この王妃が降嫁してこなかったら、気づかないままだったかもしれない。
自分の閨事に関する意識は非常に偏っている、という自覚がナシェルにはある。
色事はこれまですべて父に教えられてきた。父の奏でる快楽の調べに身を任せて生きてきた。だからたぶん、いつしか『自分は男としかできない』と錯覚するようになっていたのだ。
……結局全ては父が原因じゃないか。私にこんな自棄的な行動を取らせているのも……全て。
「……あなた、自分が何をしてるか分かっているの?」
セファニアが、――たぶん時間を稼ぐつもりなのだろう、色を喪った唇で話しかけてきた。
「勿論分かっていますよ」
ナシェルはつめたく目を細める。
「結局、理由なんてないと云ったって貴女は信じるつもりはないんでしょう。ならば理由は復讐ということにでもしておいてください。
さっきも云いましたよ、貴女を抱くことは父への仕返しになる、と。私が父の傍らでどれだけ抑圧されて生きてきたか、貴女は知らないでしょうけれど」
「兄様を愛しているから私が憎いのでしょう、だから――」
「くだらないですね。そう思いたいなら別にそれでもいいですよ。状況は変わらないし。真実なのは今、私が貴女を抱いてみたいと本気で望んでいることだけですよ。ほらね――」
会話を打ち切るようにナシェルは、固さを増した膨らみをセファニアの下腹に押し付けてみせた。
「ひ、…っ、」
服の上から押し当てられた牡の感触に、セファニアが嫌がり、ずりあがろうとする。
ナシェルはかまわず、彼女との隙間を埋めにかかった。
唇への口づけを避けようとして、彼女が身をよじる。
ナシェルは胸の昂りを抑えつつも余裕のある笑みを浮かべ、彼女の露わな首筋に唇を寄せた。セファニアは石のように固く身を硬直させていた。
腰紐の上に、白い釦が三つ並んでいる。
左手で彼女の両手首を固定しながら、右手で胸のボタンを外す。中から窮屈そうな下着があらわれてナシェルを一瞬、困惑させた。
脱がし方がよくわからないので無理矢理たくし上げる。ぽろりとまろび出でた形のよい円い乳房に、歓喜すら覚えながら顔を埋めてみた。
「っん、やぁあっ――」
セファニアがとうとう泣き声のようなものを発したが、ナシェルは構わず乳房への愛撫を開始した。
セファニアが羞恥で頬を赤く染め、泣き咽ぶ様がナシェルの下半身をますます熱く滾らせる。
「いや、いやっ……!」
「可愛い声で泣くんですね。本当に嫌なのかな。固くなってきましたよ」
柔らかな乳房を食みながら、膝をたくみに動かして彼女のドレスの裾をめくりあげた。
「だめ、それは……っ」
「別にいいじゃありませんか。処女というわけでもなし。うぶなふりをして……いつも父に、さんざんされているんでしょう、」
衣装の下から、薄い布地でつくられた下着があらわれた。王妃は膝をこすりあわせるように脚を閉じ、太腿のあわいを隠そうとする。
そうはさせまいと膝の間に手を滑り込ませたナシェルは、王妃の下着を取り払い、下肢を露わにさせた。
わななく膝を片方持ち上げ、膝裏から内腿へとキスを徐々に落として行く。
「――だ……め…!! 止めて……!」
あられもない姿のセファニアは頬を涙でぬらし、両目を固く瞑っていた。だが確かに感じてはいるのだろう。愛撫を受けて全身の肌を薔薇色に染め、うすい毛に被われた秘部はもっと直接的な愛撫を求めているように見えた。
「だめといっても、かわいい蕾がこんなに張り詰めてきていますよ。その奥も、触れていないのに、ほら少し濡れてきている。本当は疼いているのでしょう」
人差し指で女性の蕾をゆるくとろかし、指を奥処へとめり込ませた。
「ああっ――」
王妃の体が反応を示す。内側の襞がナシェルの指に吸いついてくるようだ。初めての感覚にぞくぞくしながら、ナシェルは王妃の内部へ、二本の指を丁寧に呑みこませていった。
「無駄な抵抗は止すと約束してくれるなら、酷くはしません。私もなるべく貴女を傷つけたくはない」
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