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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

林間学校②

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女生徒達の荷物を背負って登山している俺と星。

「さっきから気になっていたが、君たちはハーフか何かなのか?」って女性講師。
「俺も陸も、日本人ですよ。 俺の場合は、先祖にドイツ人がいるみたいで、劣性遺伝ってやつで髪色がこんななんですよ。 陸の場合は、事故の後遺症って奴ですね」って星。
「そうい事か。 それにしても、何か特別な運動でもしているのか? ちょっと体力がありすぎて驚きを正直隠せない」って女性講師。 
彼女も彼女で10KG担いでいて、汗はでてるけど息は切らしてない。

「俺の場合は、家が家で、護身術含めて幼少の頃から運動させられたんですよね。 
 陸の場合は、さっき言った通りで、ちょっとまだ公表できないリハビリのトレーニングのおかげかと」って星。 
これ以上、俺の事でつっこまれたくない。

「鳳来って、鳳来グループか! そう言えば、そこの息子が塾生になったって職員会議で聞いていたな。 
坊ちゃんとなると甘やかされているとばかり思っていたが、いろいろ鍛えられているんだな」って女性講師。

うん、星の話に興味が言ったみたいで、まじよかったわ。
星の言った事は本当で、俺もガキの頃から剣術、武道は叩きこまれた。
死んだ親父もジジイも、半妖の俺が本業については継がなくてもいいって雰囲気だったけど、俺が9歳の時に覚醒して夜は妖怪になるってわかったら、ジジイによるきつい修行やら、なんども死線を経験させられた。
そのおかげで、完全な妖怪化して、高校退学して継ぐしかない状態になったわけだ。

いくら組を継いだといっても、まだまだ妖怪としては、若輩者の俺。
半年に一度、とある場所にいって修行しているわけだ。
この、林間学校が終わったら、修行しにいって、あとはちょっとした場所へまた巡礼の旅にでなきゃいかん。 
この時期だけは、どっぷり本業にはいれるから、今から楽しみというかようやく楽できると思うと嬉しい俺だったりする。
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