高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

ゾルディストの本丸拠点へ

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同時刻、ゾルディストの本丸拠点兼バイザー研究所の入口からどうどうと入る俺、陸と星。
「誰も俺達がいるの気づかないんだな」って俺。
「妖怪になってる時は、監視カメラに映らないですし。 それに総大将の能力で気づいてないみたいですよ。」って星。

「だなぁー。 あ、悪魔がいたけど、撤退したわ」って俺。
「俺達に気づいたんでしょうか?」
「嫌、感じゃねぇーの。 今回の目的は、九頭竜だしな。」って俺。

のんびりと地下へ続く階段を降りていた。

俺と星が地下の研究所につくと、そこは広く、奥に九頭竜の封印の巨大な岩土があり、なにやら機械がささっている。

1人の女性の頭には機械がくっついており、彼女の皮膚の一部は焼きただれぼろの状態だ。 
その周りには研究者らしき物と、茶色の軍服姿のものが数十名いる。 
手前には、数百名ほどの人間が拘束され点滴をしているが音は聞こえないが異常な状態だ。 
中には人間の姿でないものもいる。

「なんかすげー趣味の悪い研究所だな」って俺。
「総大将、同感です」って星。

「「誰だ!! どうやってここまで」」って軍服着てるやつらがいう。
「警報もなってない」って騒ぐ研究者達。

「普通に入口から入ってきた」ってキセルふかしながらいう。

「侵入者だ排除しろ!」って偉そうな研究者がいう。 岩土と女性のいる所にいる研究者だ。 そこは、ガラスで区切られいる。

「総大将、こいつらどうします?」
「気絶でいいんじゃねぇー。 打ち所、悪くて死んだらそれで」

って言いながら、銃火器で撃ってきたり、悪魔を召喚したりして攻撃してくる軍服達を次々と倒しておいた。 
悪魔は俺たちの妖力みてなんか速攻消えた。
研究服きてるやつ1名以外は、泡吹いて気絶してる。 俺らの妖力に充てられた? いや、まだ解放そこまでしてないけどな。

「エクソシストか! なら、病棟にきたやつと同じにしてやる。」っていうと、拘束されていた人間達の拘束が解かれて、ゾンビみたいにわらわらと襲い始めてきた。

「こいつらは、エリクサーの人体実験した人間だ。 先程、病棟での奴らより強靭でかつ傷ついても動き続ける。 食欲だけしかない生き物だがな。 お前らもさっきの奴ら同様人間は、殺せないみたいだしな」って気色悪い笑みを浮かべてる。

「なんか、勘違いしてるみたいだが、まぁいいか」って言って妖魔刀でゾンビ軍団を斬り払った。 
星も黒く紅炎を纏った剣でゾンビを切っていく。

ゾンビ達は崩れ灰になった。 やっぱりなぁー。
「あはは、お前ら同族を殺した。 殺した」って悦になってるよ。 そのガラスで守られてると思ってるみたいだ。

俺に意味ないからって、星といっしょにすり抜けた。
「よう、外道!」って言ったら、後退りしながら「僕は天才科学者バイザーだ!」とかいいながら、自分自身に女性から出ていたくだをさした。

そいつは、徐々に肥大化していきながら「これで僕も美しい悪魔になった」とかいっている。

「あのよー、人間ってなんで悪魔と妖怪の違いがわかんねぇーかな」って妖魔刀で女性を斬り付けてついでに九頭竜と繋がっていた機械も外した。

「蒼い炎、いやサタン様はまだ降臨してない。 お前なにものだ!」ってブヨブヨがいっている。
「だからな、俺は妖怪だよ!」って言って妖魔刀に妖力乗せてブヨブヨを斬り付けた断末魔と共にゾンビと同じく崩れていった。

妖魔刀で斬れる時点で、こいつらもう人間じゃないんだよな。
…さぁここからが本番だよ。
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