高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

九頭竜

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俺がブヨブヨ相手している間に星に九頭竜の封印されている岩土についた機械を外させておいた。

「総大将、九頭竜復活直前っす!」ってちょっと慌ててる星。
「ああ、ちょっとケンカしないとな。 そこにいる女は生きてるし、傷も徐々に癒えるから、その女連れて星も避難しろ。」
「総大将、承知しました。 アーサー達はどうします?」って冷静になった星。
「アーサー達か。 さっきのぶよぶよが、ゾンビを殺せてないって言ってたな。 あれが外に出るのも面倒だからよ、隠れて殺しとけ!」って俺。
「総大将、御意」っていって去っていった。

星がいったのを確認したあと、岩土に妖力をそそぐ俺。
「九頭竜、俺は怪良組三代目 陸という。 お前を鎮めにきた。」
≪わしの妖力に勝てるのか小僧≫
「やるしかねぇーだろ!」
≪小癪な≫

って見た目は地味だが、お互いの妖力のぶつけ合いだ。 九頭竜が動いたらまじこの一体破壊だよ。

≪やるな小僧、まだまだ≫
「どうもって、いい加減ねてくれよ!」
≪ほれ、もっと本気を見せろ≫
かれこれ30分だし、結構本気なんだが、こんちきしょうで底から妖力練りだしてぶつけてやった。
≪ははは、合格じゃ。 良き深淵深い畏れじゃ。 混沌とし調和しとる。 わしは眠ろう。 その前に、九尾をてなづけた褒美じゃ。 死ぬなよ≫
って言って、九頭竜が妖力の一部を譲渡してきた。

まじ身体中で暴れやがるよ。俺が未来視したのはこれ。 
九頭竜は鎮める相手を試してから寝る。 そして合格すると、妖力を譲渡する。
妖怪の系列違いの俺にとっては毒に違い。 
ぶつかりあって妖力使った上でこれじみに愚問で独りで格闘だよ。 
血吐くわ、全身傷だらけ。 

ちなみに過去で寝たときは白蛇が対応したわけで、まぁ同系列だから良かったわけだよ。

なんて考えつつ、あれから何時間かわからないけど、ようやく治ったわ。 
って、身体動けないし。 
「陸様」って久美の声?で意識とばした。
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