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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

青森の目的地

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「ここが目的地に一番近くにある迫田村だ。 さむぅー」ってアーサー。
なんせ一面、雪が数Mつもってるし、今も雪が降り積もっている。
「アーサー、なんでここに?」って六条さん。

なんせ、俺達6人は、村の役場の外でまっているから。
役場は、もう夕方をすぎていて閉まっている。
藤堂なんて震えているし、西園寺さんは、防寒着きてるけど指を温めている感じ。
「案内人との待ち合わせがここなんだ」ってアーサー。
「早くこないのかよ。 凍死しちまうよ」って藤堂。
「ユキさんは、平気そうね」って六条さん
「はい、私、寒いの好きなんで」ってニコニコしてるよ。
俺、ちゃんと防寒着来てるし、平気。

「陸さん、お待たせしましたわ」ってばんから傘さして、着物着てる20代中旬
ぐらいの女性がきた。 うん?
「陸、元気だったか!」って、これまた20代中旬で茶髪の短髪のちょっと釣り目だけどイケメンの男。 身長は俺と同じくらい。

「ヒョウカだけかと思ったけど、お前、イクまできたのか?」って俺。
育は、東北の妖怪の隠れ里の族長。 ヒョウカは、ユキと同じ雪女で、隠れ里に住んでる。 東北ってことで、ヒョウカに案内を頼んだのに、なぜに育までくるんだか。

「お前、この前の夏の時に、修行に来なかっただろ。 だからだ」って育。
「おいおい、手紙だしただろ忙しいからいけないって」って俺。
育は、俺が本当に10代の頃からの付き合いで、隠れ里でまじきつい修行させられた時の俺の教育係。 それから、毎年夏に、こいつの里にいって、里にいるやつらと修行。 今、だいたい育と模擬戦している事が多い。

「この旅で、みっちりしごいてやるって」って育。
「まじかよ」って俺。 育の指導って厳しいからな。

俺が育と話してる頃、
「ユキさん、案内人って、野呂瀬君の知り合いなの?」って西園寺さん。
「ええ、そうですよ。 女性がヒョウカさんで、男性のほうが育さんです。」ってユキ。
「お久ぶりですわ、ユキさん」ってヒョウカだ。
「久しぶりです! ヒョウカさん!」ってテンションの高いユキ。
「あの、ユキさん、ご紹介いただけると」っていうのは、六条さん。
「ああ、てかヒョウカさんだっけ、寒くないわけ」って突っ込む藤堂。
「案内人が野呂瀬君の知り合いって、あいつ、何なのさ。 しかも着物美女に着物イケメンだし」とブツブツ独りごとをいうアーサー。

「ヒョウカさん、彼らが陸様のご学友のエクソシストです」ってユキ。
「うふふ、そう言えば、陸さん、学園に通ってらっしゃったわね。 立ち話もあれですから、さっそく今夜の宿に案内いたしますわ。」ってヒョウカ。

「陸さん、育様、2人で話してないで、いきますわよ」と声をかけるヒョウカ。

◇◇◇
ヒョウカの案内で宿っていうより旅館に到着。
「各自の部屋わりですわ」って言って、ヒョウカが部屋の鍵を渡してく。
「俺は?」って俺だけにはない。
「お前は俺と同じ部屋だ、こっちだ」って育に連行された。
ちなみに、ユキとヒョウカが同じ部屋。 六条さんと西園寺さんが同じで、アーサーと藤堂が同じ部屋だ。

「では、詳しい話は夕食時に、食堂で話しましょう」っていうヒョウカの声が聞こえる。
荷物もって、各自部屋に移動したみたいだ。
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