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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

卒業式

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星も大学受験に合格して、あとは卒業式をまつだけになった。
明日は卒業式。 本家で、今夜はのんびりと過ごしている俺。

「明日でベリアルとの約束も終わりだな」って俺は縁側に座りながら独り言をつぶやいている。
「儂もその卒業式とやらにでてみるかのう」ってジジイ。
「こなくていいぞ」って速攻、断ってやった。
ただ単に面白いものをみたいだけだろ。
「滅多にないイベントだからな。」ってジジイ。
やっぱりな。

そんな会話があったなって、今は卒業式の真っただ中。
下級生の送辞やら、卒業生の答辞やら、つつうがなく進んでる。
「暇だよな」って俺。
「式なんてそういうもんですって」って星。

「あーきたか」って俺がいうと、”パリン”って結界の壊れる音。
それと共に、警報が鳴り響く。

「陸、どうするんで?」
「うーん、この状況、しかも昼だしな。 様子見かな」って俺。

祓魔師共がなんとかするかね。 してほしいけど。
こうして俺と星は、誘導される感じで、地下の日本支部にある広い講堂みたいな所へ避難してる。

避難場所では、何がおきているのかわからない生徒達や保護者で騒然としている。
「今、外は危険です! 我々が対処しているので、皆さんはここからでないでください!」って、警備の祓魔師だ。

「いったい外で何がおきてるんですの?」
「そうだ説明しろ!」って保護者達。

「ですから、この学園は、今、テロに襲われています。 援軍も続々到着してますので、ここで解決するまでの辛抱してください」って言ってる警備。

テロね。 まぁ、そういう事かね。
「テロって」ってちょっと驚きつつ、静かになる講堂内だ。

援軍って誰がきてるのかなって、周りをみると
確かに、バチカンからも来てるのか西洋人の姿も見える。

それから数時間経過。
一応、トイレとか設備も整ってるし、食料とかも配給されて、避難場所はまぁ窮屈だけど落ち着きをはらってる。

「え! 膠着状態!」って無線で会話している警護のエクソシストの声が聞こえた。 小声だけど、俺にはばっちりだ。
「総大将、どうします?」って海。星の保護者として卒業式に来てた。
「さぁ、俺達の時間だな」って時刻は夕方。 いい時間だ。
「いきますか!」って海に隣にいる星もうなずいてる。
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