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2章:幼少期編
絵本の挿絵
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僕は別邸について、『大厄災の日』の絵本を見ている。
というか、挿絵に凝視している。
アニーに何度も読み聞かせしてもらったけど、本を見るのは初めてだ。
そこには黒いローブを着て、白髪で、漆黒の刀を2本持った青年の姿が描かれている。
僕はベットの上で寝間着に着替えて何度もその挿絵を凝視した。
「これって、僕?」 いやいや、違うって、なんでそう思うかって、なんせ、『厄災の魔術師』は白髪で瞳の色がトビ色。 僕の瞳の色もトビ色。 容姿も彼が幼かったら僕に似ているのかもしれない。
「だから僕は隔離されてた? しかも、外に出れないようにした?」って僕の独りごとは疑問に満ち溢れていた。 でも、僕と似ていたって、僕は『厄災の魔術師』じゃないし、なんせ魔法が行使できない。 そう思って、自分自身が何だかわからないまま、あまり深く考えるのをやめて眠る事にした。
~~~
「はぁ~あっけなく死んじまったな。 って、俺、これから暇じゃねぇ。 さすがに20歳未満でやることないってのもなぁ~。 てかもうちょっと骨あるかと思ったわ」
「お主、いやヴェンスルト・ディザストことスヴェン・ディザスト。 ここで相談じゃが」って男の声。
振り返ると、オッサンがいる。
「お前だれ? なんで俺の本当名前知ってる?」って俺だ。 俺の名前はスヴェンなのに、いつの間にかヴェンスルトとか言われるようになった。
「ほほほ、この世界の神じゃ」ってオッサン。
「神が何かの用か? それとも俺を殺しに来たのか?」
「無理じゃって。 儂の領域以上の戦闘能力に、魔術じゃ。 儂かてお主を殺す事はできん。」
「ふーん、じゃぁなんでここに来た?」って俺。
「提案じゃ。 今の世じゃお主にはつまらんじゃろ。 転生してみてはどうじゃ?」
「転生?」
「少年期の頃から追われ、襲われ続けたんじゃ。 生まれ変わってじゃ、その時はこの世界も変わっておるかもしれん。 そうすればお主の残虐性も少しは緩和されるかもしれん。」
「はぁあ? 俺の残虐性。 ふざけんな! 俺は誰にも関わりもたずにだ、魔術の研究してたら、勝手に襲ってきたのはこいつらだろ」って俺は言い返した。 俺の正論だ。
「お主の立場からじゃそうかもしれぬが、逆からはお主の力を危険視してじゃ、そしてその結果がこうじゃ」って神を名乗るやつ。
「ようは、俺がこのままここに居続けるのはよくないっていいてぇーんだよな」っていいながらも、まじこいつの事を殺してやろうか。
「まてまて、殺気をおさえるんじゃ。 その通りじゃが、儂はお主に幸せになってもらいたいんじゃ」
「ふーん、転生して俺になんかいい事でもあるのか?」
「まず、家族を準備する。 そして、もしお主に何か危機なり、愛情がない場合はこの会話を思い出すようにする。 じゃが、力は」
「わかった。 んじゃぁ、力はXXXXの時な。 俺もこんなつまらん世界には愛想がついた。」
「スヴェン、すまんの」
「いいって、さっさと転生させろ。 お前のいう幸せってのにな興味がでた」って俺は来世に期待をもってた。
~~~
僕は今がばって起きた。 ちょっとまて、今の夢ってリアルすぎないか。
その後、もの凄く頭が痛くなった。。。 流れてくるのは僕スヴェンじゃなくて、俺スヴェンの時の記憶。。。。 まじかよ、俺って、『厄災の魔術師』っていわれたスヴェン・ディザストだったのかよ!!
というか、挿絵に凝視している。
アニーに何度も読み聞かせしてもらったけど、本を見るのは初めてだ。
そこには黒いローブを着て、白髪で、漆黒の刀を2本持った青年の姿が描かれている。
僕はベットの上で寝間着に着替えて何度もその挿絵を凝視した。
「これって、僕?」 いやいや、違うって、なんでそう思うかって、なんせ、『厄災の魔術師』は白髪で瞳の色がトビ色。 僕の瞳の色もトビ色。 容姿も彼が幼かったら僕に似ているのかもしれない。
「だから僕は隔離されてた? しかも、外に出れないようにした?」って僕の独りごとは疑問に満ち溢れていた。 でも、僕と似ていたって、僕は『厄災の魔術師』じゃないし、なんせ魔法が行使できない。 そう思って、自分自身が何だかわからないまま、あまり深く考えるのをやめて眠る事にした。
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「はぁ~あっけなく死んじまったな。 って、俺、これから暇じゃねぇ。 さすがに20歳未満でやることないってのもなぁ~。 てかもうちょっと骨あるかと思ったわ」
「お主、いやヴェンスルト・ディザストことスヴェン・ディザスト。 ここで相談じゃが」って男の声。
振り返ると、オッサンがいる。
「お前だれ? なんで俺の本当名前知ってる?」って俺だ。 俺の名前はスヴェンなのに、いつの間にかヴェンスルトとか言われるようになった。
「ほほほ、この世界の神じゃ」ってオッサン。
「神が何かの用か? それとも俺を殺しに来たのか?」
「無理じゃって。 儂の領域以上の戦闘能力に、魔術じゃ。 儂かてお主を殺す事はできん。」
「ふーん、じゃぁなんでここに来た?」って俺。
「提案じゃ。 今の世じゃお主にはつまらんじゃろ。 転生してみてはどうじゃ?」
「転生?」
「少年期の頃から追われ、襲われ続けたんじゃ。 生まれ変わってじゃ、その時はこの世界も変わっておるかもしれん。 そうすればお主の残虐性も少しは緩和されるかもしれん。」
「はぁあ? 俺の残虐性。 ふざけんな! 俺は誰にも関わりもたずにだ、魔術の研究してたら、勝手に襲ってきたのはこいつらだろ」って俺は言い返した。 俺の正論だ。
「お主の立場からじゃそうかもしれぬが、逆からはお主の力を危険視してじゃ、そしてその結果がこうじゃ」って神を名乗るやつ。
「ようは、俺がこのままここに居続けるのはよくないっていいてぇーんだよな」っていいながらも、まじこいつの事を殺してやろうか。
「まてまて、殺気をおさえるんじゃ。 その通りじゃが、儂はお主に幸せになってもらいたいんじゃ」
「ふーん、転生して俺になんかいい事でもあるのか?」
「まず、家族を準備する。 そして、もしお主に何か危機なり、愛情がない場合はこの会話を思い出すようにする。 じゃが、力は」
「わかった。 んじゃぁ、力はXXXXの時な。 俺もこんなつまらん世界には愛想がついた。」
「スヴェン、すまんの」
「いいって、さっさと転生させろ。 お前のいう幸せってのにな興味がでた」って俺は来世に期待をもってた。
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僕は今がばって起きた。 ちょっとまて、今の夢ってリアルすぎないか。
その後、もの凄く頭が痛くなった。。。 流れてくるのは僕スヴェンじゃなくて、俺スヴェンの時の記憶。。。。 まじかよ、俺って、『厄災の魔術師』っていわれたスヴェン・ディザストだったのかよ!!
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