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第5章 少年期〜青年期 学園4学年編
21話 “大会2日目・第二試合“
どうも!こんにちわ!僕です!今日も朝早くから軽くお手入れされて、程よく着飾ったら軽くご飯を食べて、今日も楽しく“国際武闘大会“を観戦するために、帝国最大の闘技場へやってきました!!がっ!・・・今はちょっと暇です・・・・
僕達は試合を観戦にくる他国の使者や王族達の闘技場入りと被らないように、少しゆっくり目にここにきたのだが、先に入場が始まっていた一般客の賑わいは全く衰えていなかった。そのせいで闘技場の入り口近くの道路は渋滞ぎみで、僕達の乗っている馬車もその渋滞に巻き込まれて今は凄くゆっくりと進んでいた。
「・・・昨日より人増えてない?」
ソル「そうですね。今日からが“大会“の本番だと言う人もいるようですから、この賑わいも仕方ないかと・・・」
「そっか、・・・それにしても、暇だね・・・・あ、あの女の子が手持ちで売ってるの、お菓子かな?」(ん?あの形は・・・)
ソル「?・・・あ、あれですか?・・・お菓子のようですが見た事のない形をしてますね・・・」
父様「ん?どれのことだい?・・・・あぁ、あれか、あれは帝国の軍の携帯食を平民が形だけを真似て、甘くして売り出した、昔ながらの軽食だよ確か名前は“カロリパン“?だったかな?」
ソル&僕「「“カロリパン“???」」
父様「あぁ、見た目も味も全然パンじゃないのに、使ってる材料がほぼ一緒で、食感はタルトのようだが、硬さはクッキーより少し固いんだよ。名前に反して全く印象が違う食べ物をだから私の印象にも残っているね。あ、後、“カロリ“って言うのは何代か前の勇者があのパンを食べてつけた名前で、“栄養の単位“?の事らしい、だからあの食べ物は栄養がたくさん入っているパンって言う意味らしいが・・・本当に栄養満点かどうかは分からないよ」
(・・・なんかちょっと意味が間違ってるようだけど、語源は完全に“カロリー“からきてるよね?んで、あの女の子が手に持ってるやつ、あの“カロリーメ○ト“激似なんだけど・・・( ̄▽ ̄))
ゆっくり進む馬車の中で、暇つぶしに外の様子を見ていると、前世でよく見かけていたある栄養携帯食を売っている子供を見かけた。自分の予想しているものと合っているのか気になり、ソルに確認してみたら、僕達の会話を聞いていた父様がその食べ物の詳細を教えてくれたのだ・・・
父様「ふむ、そうだ、一つ食べてみるのも良いかもしれないね。リア、あれを一袋買ってきてくれるかな?」
リアさん「畏まりました」
僕がまだその食べ物を見ているっと、父様が僕の好奇心を満たそうとその食べ物を買ってくるようにとリアさんに頼んでくれた、すると、ゆっくりとは動いていた馬車を止めて、リアさんが素早く馬車から降り、例の“カロリパン“を売っていた少女に素早く近づいて、腕に下げたカゴから手売りしていた商品を人袋購入しすぐに戻ってきた。そして、僕達にその“カロリパン“を渡してくれてのだが・・・
(うん、これ、完全に“カロリーメ○ト“だ・・・うん、昔の勇者、ネーミングセンスはアレだけど、言いたいことわよく分かった・・・見た目100%、アレだわ、でも、味はどうなんだろう??(・・?))
「いただきます・・・」ぱくっ・・・・
(・・・うん、味はそこそこ甘くて所々にドライフルーツが入ってる、そして、口の中の水分持っていく感じはちょっとアレに似てるけどアレより固くはない・・・これは、前世の世界にも似たものはあったかもしれないけど・・・うん、独特な焼き菓子だな、美味しいけど、“カロリーメ○ト“と、言われると、そうじゃない感が凄い・・・美味しいけどね・・・(*´ー`*))
ジュール『美味しいは、美味しんだ・・・・』
この“カロリパン“を食べて、ソルと感想を言い合っているうちに馬車は闘技場の貴族専用入り口について、その後は問題なく昨日と同じボックス席に入ることができた。へティとその家族もすぐに問題なく到着したので早速、闘技場の舞台が一番良く見える席に陣取り、試合の開始を待った・・・
「さぁ、今日の試合はどうなるかな?全部で12試合、イネオス達の試合は確かイネオスが3試合目でベイサンが9試合目だったっけ?」
ソル「はい、後、女子上級生が最後の12試合目に出ますね」
「あぁ、あの人か、第ニ試合、通過できるかな?対戦相手って、4試合目でもう1人の女子選手を倒した人だったよね?イネオスの相手は昨日の試合前の揉め事の時に仲裁してくれた人で、実力者が多かった4試合目にも入っていた人だったみたいだし、大丈夫かな?」
へティ「先輩のお相手は確か、“マルゴー獣人国“の女子選手ですね。この方は獣人族の中でもかなり高い実力をお持ちのようなので、第二試合通過は難しいかと・・・後、イネオスの方は“アナトリ王国“の男性選手で、ベイサンのお相手は“ドンチョク朝廷国“の男性選手です。イネオスとベイサンのお相手の方々は人族の選手達の中では実力はそこそこ高いと評判ですが、昨日の動きを見る限りイネオス達ほどの実力はないはずです」
「まぁ、それは見ていて分かったけど、心配なのはイネオスが手加減できるかなんだよね、イネオス達は僕達ばかりと訓練してきてるから、相手が下手に実力があると手加減を失敗しそうなんだよね・・・」
へティ&ソル「「あぁ・・・」」
イネオス達の対戦相手の話題になったのだが、うちの学園からの出場選手の中で残った女子代表選手の今回の対戦相手が、もう1人の学園の女子代表選手を負かした相手だったこともあり、うちの学園の代表選手3人全員の第二試合通過は難しいのではと思って聞くと、へティの見立てでもやはり女子代表選手の勝利は難しいとだろうと言う、その代わりイネオス達の勝利は間違いないと太鼓判を押してくれたのだが、僕が心配しているのは全く別のことだ。
勝てる勝てないと言うのではなく、昨日はベイサンもイネオスも怒ってはいたが全力を出してはいなかった、それを見た相手が油断できないとして全力で向かって来られると、逆にイネオス達が手加減できなくて、相手に重大な怪我などを負わせることで、出場資格を取り消されないかと言うことを僕は心配しているというと、ソル達も納得顔で頷くのだった。
(それにしても、昨日の様子からして、今、僕に反感を持っている他国の選手は多分“マルゴー獣人国“に“ライヒスル帝国“、“ショウスデット獣王国“、“デクシア連邦、小国郡の中の“エクトス蛇王国《ナーガコク》“だったかな?、恨まれる心あたりがある国が大半だけど、この“エクトス蛇王国“って所は知らないなぁ・・・(*´Д`*)誰か、どんな国か知ってる?)
天華『そうですね。私達の中にある情報では“蛇の聖獣“を崇めている、爬虫類種の獣人達が多く暮らしす国だと言うことぐらいですね』
(ふーん、・・・ん?あれ?そう言えば以前ティーナちゃんが“白蛇の聖獣“が神格を得て神になった後、邪神に変貌して討伐したって聞いたけど、今はその“白蛇の聖獣“はいないのにまだ、その聖獣を崇めているの?(・・?))
ジュール『今は、別の新しい“蛇の聖獣“がその辺りの土地を見守ってるってさ』
(へー、前の“白蛇の聖獣“とは別人?の“蛇の聖獣“なんだ・・・ん?そんな国が、なんで僕を目の敵にしてるんだろう?その国は今の“蛇の聖獣“を“聖獣“として崇めているんだよね?僕とは何の接点もないし、恨みを買うような事をした事も無いと思うだけど・・・・(*´ー`*)??)
ジュール達『『『確かに?・・・・』』』
(うーん、情報が足りない・・・ま、まぁ、何かあるなら、うちの“影“か、精霊達が情報を拾ってくるでしょう、それに今、考えても仕方ないし・・・・( ̄▽ ̄))
ジュール『そうだね・・・』
恨みを買っている相手が何を思っているか分かれば対策のしようもあるが、身に覚えのない恨みはどう対策したら良いか分からないので、ひとまず、最大の警戒体制をひいておくが、これ以上の予測は情報が不足し過ぎて意味をなさないと思ったので、この話はここで切り上げるうことにした・・・・
「・・・それに、やっぱり、学生部門はなんかイネオス達以外は見応えがないというか・・・」
ソル「アトリー様、それは仕方ないですよ、彼らはあくまで学生の中で実力がある方なだけで、一般部門の大人達のような実力はないですから、まぁ、大人達の中でも実力の差はかなり違いますけどね・・・それでも見応えがあるのは一般部門の方ですね・・・」
「だよねぇ・・・まぁ、明日の一般部門も観戦に来るから、見応えはそっちに期待して、今はイネオス達の応援に徹しようか・・・」
そう言って、始まった第二試合を観戦することに、この時、大人達の大半はまた備え付けの会議室で何か話し合い?情報収集?を行っていた。でも、母様達女性陣は僕達と一緒に楽しく観戦することにしたらしい、リアンもご機嫌でボックス席内で遊び回っていた。
そして、試合が進み、イネオスの試合が始まったのだが・・・
ドッ!ゴスッ!!メコッ!!
「あ、やっちゃった・・・あれ、めり込んでるよね?」
舞台上でイネオスの試合が始まったと思ったら、選手2人が何やら会話を交わしている様子が見られて、何か言い合った後すぐにイネオスが魔力で身体能力を上げて全力で相手を殴り倒した。相手も魔力で身体能力を上げていたようだが、何もできずに凄い音を立てて舞台の床にめり込んだ。まさに一瞬、瞬殺したのだった・・・・
「あ、生きてる、良かった・・・・」
ソル「相手の身体強化が間に合っていたので大事には至らなかったようですね」
へティ「何か言い合っていたようですが、何を言われたのでしょうか?・・・」
「だね、流石にあの反応は過剰な気がする・・・、ふむ、精霊さん達、僕のお願い聞いてくれるかな?」
大人達「「「「「っ!!」」」」」
感情を露わに力任せな試合をしたイネオスの様子を見て、試合前に交わしていた会話の中で何かあったのは明白だった。だがその内容が分からなかったので、ここはいつもの手段、“精霊さん達にお願い“を使った。すると・・・
『『呼んだ?』』 『『僕達にお願い??』』 『『私達にお願いした??』』
「うん、お願いがあるんだ、あそこでどんな会話がされていたか知りたいんだ、誰か教えてくれるかな?」
『『いいよ♪』』 『『教えてあげる!!』』 『『その代わり、僕達に魔力ちょうだい♪』』 『『私達にも♪』』
「魔力?うん、良いよ、好きなだけあげる、でも食べ過ぎには要注意だよ?」
『『わーい!』』 『『やったー♪』』
すぐにあちらこちらから精霊達が姿を現し、僕の元に集まってくる、集まってきてくれた精霊達にお願い事をすると、交換条件で僕のお願いを聞いてくれることになった。このやり取り、へティやソルは良く冒険者活動でしているところを見ているから平気そうにしているが、大人達、特にへティやイネオス達の家族には衝撃だったようだ。(うちの家族は僕がよくこんな事をているのを知ってるし、たまに見かけるから割と落ち着いているよ、まぁでも、カミィ姉様の旦那さんのハウイお兄様は知ってはいても直接見るとやっぱりビックリするみたい(*´ー`*))
そして、精霊達が見聞きした事を光の精霊と風の精霊が協力して、その場の光景と音声を再現してくれた。その時の一部始終を見た僕達は、
「・・・・ふーん・・・そう言う事か、昨日の仲裁した目的も・・・これはちょっと本気で出場選手達の身辺調査をした方が良さそうだね・・・」
(面倒くさい事してくれるねぇ・・・)
僕はここでやっと、子供同士の諍いとは言えなくなっている事態に気づき、本腰を入れて今、何が起こっているのか調査することに決めた。
その後も試合は問題なく進み、ベイサンの試合もあっけなく終わり、最後の試合で女子代表選手の先輩は予想通り負けてしまった。その間、僕は精霊達に協力を求め各国の選手の動きと、テロ予告していた勢力、両方の調査を依頼し、僕だけではなく父様にも情報を共有させるように指示を出したりしたのだった・・・・
ちなみにベイサンの対戦相手は、ベイサンを訳のわからない言葉で適当に煽るだけ煽ってきたらしく、面倒臭くなったベイサンがワンパンで沈めていたよ・・・・
アトリー、本格始動!!
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