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98.自慰という名の愛撫
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閉ざされた意識に呼び掛けられる、甘美な声。
『ミュー、大好きだよ……』
類……類、なの?
『これからは、ずっと一緒だよ』
耳元で囁かれているようでいて、遠くから聞こえるような不思議な感覚にふるりと震えた。
また、あの夢なの!?
夢から目覚めようと意識を無理矢理に覚醒させ、瞳を開いた美羽は呆然とした。
いつもの見慣れた天井が視界に映り、ベッドに横たわっているのは、美羽ひとり。薄暗い部屋を見回してみても、類どころか誰もいない。
「ック……ぁ……」
それなのに、首筋を何かが這う感触がして寒気が走る。そこに触れても、あるのは自分の指だけ。
これは昨日、カフェにいた時と同じ感覚。
そう気づいて、ハッとする。
類は今、自慰をしてるって、こと!?
美羽は慌ててベッドから下りると部屋の鍵を閉めた。けれど、そんなことをしたって類には無意味なのかもしれない。昨日類は、この部屋に入ったのかもしれないのだから。
この部屋の静けさに、逆に恐怖心を煽られる。
ドレッサーを動かしてバリケードを張ろうかと考えたが、そんなことをしたら大きな音が出てしまい、向かいの部屋の義昭に気付かれてしまう。
扉に凭れ掛かり、どうしたらいいだろうと考えているうちに、胸を揉みしだかれる感触にズクッと疼きが走った。
お願い、類……やめて!!
美羽は身を守るように、両手で躰を抱き締めた。
「ック……」
まるで虫が這い上がってくるかのように、じわじわと頂点へと迫っていく感触に寒気が走り、心臓の音が速まっていく。
類の意識が流れ込んでくるのなら、逆に自分の意識も類に流れていくはず。
美羽は全神経を研ぎ澄ませ、類を強く想いながら必死に訴えた。
類、貴方は私の弟なの。分かる、でしょ?
こんなこと、許されない……
どうか、伝わって……そう念じながら待っていると、胸の奥で類の声が響いた。
『ほんとは、やめて欲しいなんて思ってないくせに』
夢と現実の狭間から聞こえてくるような、類の妖艶な囁き。
けれど、胸の尖りを摘まれる感触はリアルで強烈なものだった。「ンクッ」と思わず腰が上がり、膣が締め上げられる。
蕾にカリカリと爪を立てられるような感触が爪先から脳天までビリビリさせ、蜜壺からゴプッと蜜が溢れ出し、内腿を伝い落ちる。
『フフッ、拒否しながら感じてたら、全然説得力ないよ?』
「ッッ……」
類には、隠しようがない。全て、見透かされてる。
それでも、私は裏切ることなんて出来ない。
花芽がジンジンと熱くなってくる。血液が一気に下半身へと流れ込み、ドクドクと滾る脈を感じながら、欲情が上昇していく。
『裏切るって誰を? ヨシ? 母さん? 父さん? それとも、世間?
じゃあ、僕は? 僕のことは裏切ってもいいの?』
「ぁあっっ!!」
強く激しく擦られて責め立てられ、思わず大きな声を上げた美羽は口を手で塞ぎ、足首をクロスさせて脚をギュッと閉じた。
この部屋に類はいない筈なのに……
強く感じる。類の気配を。視線を。感触を。
アメリカにいた時よりも、昨日のカフェの時よりも、もっともっと強くなってる……
「ハァッ、ハァッ、ハァッ……」
花芽がビクビクと痙攣し、硬く閉じられていた筈の蜜穴の奥が雄を迎え入れる準備を整えて、今にも呑み込もうと蠢いている。溢れ出した愛蜜から放たれる雌の欲情的な匂いが、美羽の理性をグラグラと激しく揺さぶる。
『ねぇ、そっち行ってもいい?』
甘美な声が、脳髄に轟いた。
『ミュー、大好きだよ……』
類……類、なの?
『これからは、ずっと一緒だよ』
耳元で囁かれているようでいて、遠くから聞こえるような不思議な感覚にふるりと震えた。
また、あの夢なの!?
夢から目覚めようと意識を無理矢理に覚醒させ、瞳を開いた美羽は呆然とした。
いつもの見慣れた天井が視界に映り、ベッドに横たわっているのは、美羽ひとり。薄暗い部屋を見回してみても、類どころか誰もいない。
「ック……ぁ……」
それなのに、首筋を何かが這う感触がして寒気が走る。そこに触れても、あるのは自分の指だけ。
これは昨日、カフェにいた時と同じ感覚。
そう気づいて、ハッとする。
類は今、自慰をしてるって、こと!?
美羽は慌ててベッドから下りると部屋の鍵を閉めた。けれど、そんなことをしたって類には無意味なのかもしれない。昨日類は、この部屋に入ったのかもしれないのだから。
この部屋の静けさに、逆に恐怖心を煽られる。
ドレッサーを動かしてバリケードを張ろうかと考えたが、そんなことをしたら大きな音が出てしまい、向かいの部屋の義昭に気付かれてしまう。
扉に凭れ掛かり、どうしたらいいだろうと考えているうちに、胸を揉みしだかれる感触にズクッと疼きが走った。
お願い、類……やめて!!
美羽は身を守るように、両手で躰を抱き締めた。
「ック……」
まるで虫が這い上がってくるかのように、じわじわと頂点へと迫っていく感触に寒気が走り、心臓の音が速まっていく。
類の意識が流れ込んでくるのなら、逆に自分の意識も類に流れていくはず。
美羽は全神経を研ぎ澄ませ、類を強く想いながら必死に訴えた。
類、貴方は私の弟なの。分かる、でしょ?
こんなこと、許されない……
どうか、伝わって……そう念じながら待っていると、胸の奥で類の声が響いた。
『ほんとは、やめて欲しいなんて思ってないくせに』
夢と現実の狭間から聞こえてくるような、類の妖艶な囁き。
けれど、胸の尖りを摘まれる感触はリアルで強烈なものだった。「ンクッ」と思わず腰が上がり、膣が締め上げられる。
蕾にカリカリと爪を立てられるような感触が爪先から脳天までビリビリさせ、蜜壺からゴプッと蜜が溢れ出し、内腿を伝い落ちる。
『フフッ、拒否しながら感じてたら、全然説得力ないよ?』
「ッッ……」
類には、隠しようがない。全て、見透かされてる。
それでも、私は裏切ることなんて出来ない。
花芽がジンジンと熱くなってくる。血液が一気に下半身へと流れ込み、ドクドクと滾る脈を感じながら、欲情が上昇していく。
『裏切るって誰を? ヨシ? 母さん? 父さん? それとも、世間?
じゃあ、僕は? 僕のことは裏切ってもいいの?』
「ぁあっっ!!」
強く激しく擦られて責め立てられ、思わず大きな声を上げた美羽は口を手で塞ぎ、足首をクロスさせて脚をギュッと閉じた。
この部屋に類はいない筈なのに……
強く感じる。類の気配を。視線を。感触を。
アメリカにいた時よりも、昨日のカフェの時よりも、もっともっと強くなってる……
「ハァッ、ハァッ、ハァッ……」
花芽がビクビクと痙攣し、硬く閉じられていた筈の蜜穴の奥が雄を迎え入れる準備を整えて、今にも呑み込もうと蠢いている。溢れ出した愛蜜から放たれる雌の欲情的な匂いが、美羽の理性をグラグラと激しく揺さぶる。
『ねぇ、そっち行ってもいい?』
甘美な声が、脳髄に轟いた。
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