【R18】退廃的な接吻を ー美麗な双子姉弟が織りなす、切なく激しい禁断愛ー

奏音 美都

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99.与えられる絶頂

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 神経が溶かされていく。正常な判断が出来なくなる。

 挑発的な猫目の瞳が、ジリジリと熱く焼き尽くすような視線で美羽をじっと見つめているのを感じる。

 全身が火照らされる中、耽美な光景が浮かび上がる。

 乱れた濡羽色の髪、陶器のような白い肌、桜色の頬、血のように真っ赤で濡れた唇……二次元の美青年のように美しい裸体の類の、白い華奢な肌に映えるピンクの愛おしい彼自身。

 それに触れて、舐めて、下の口で味わいたいと切実に求める欲望が湧き上がりそうになり、必死に抑え込む。

「ハァッ、ハァッ……だ、だめ……類……ハァッ、ハァッ」 

 自分の中の欲望を掻き消すように、強く告げた。

 お願い、分かって。
 そんなことしたら、私たちはまた罪を犯してしまうことになる。

 だが、美羽の言葉とは裏腹に躰はますます熱を帯びていく。全身の血液が沸騰し、快感に犯されていく。

 花芽を擦られる感触に腰から内股が痙攣し、フツフツと滾る血液が一気に中心へと流れ込んでいく。
 
『ミュー、お願い……ハァッ、ハァッ……僕を、僕を受け入れて。
 僕を、求めてよ!!』

 泣き出しそうな類の切ない訴えに、美羽の胸が激しく掻き乱される。

 ドクドクと一気に秘部へ流れ込む欲情。押し流されていく感覚。押し寄せてくる高波に、大きな快感がすぐそこまで迫っているのを感じ、壁に強く凭れて躰をギュッと絞り込み、きつく抱き締めた。

 ゃ、ゃ、やだっ……類……!!
 だ、めぇっ!!

 頬を引き攣らせ、逃れるようにして躰を捻る。

 けれど、逃れられるはずなんてない。小さな震えからやがてビクン、ビクンと大きく痙攣し始める花芽。何もかも真っ白に攫われていき、引いていく快感の波。

 そこに残ったものは、絶望だった。


 嫌、って言ったのに……


 ズルズルと躰から力が抜けて、崩れ落ちる。 

 鼻の奥がツンと熱くなり、涙が溢れてきた。

「ウッ……ウック……ッッ」

 恋人だった時の類は意地悪なことはしたけれど、美羽が本気で嫌がることはしなかった。けれど今、美羽の必死の訴えは聞き入れてもらえなかった。

 肩を震わせ、声が出ないよう手で押さえて泣いていると、暫くの沈黙の後、掠れた類の声が脳裏で弱々しく響いた。



『ミューが僕を拒否するから、僕は……こうするしかなくなるんだよ』



 美羽はグッと喉を詰まらせた。類の哀しみと痛みがドッと流れて来て、心臓をギューッときつく絞られるような痛みに襲われた。
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