【R18】退廃的な接吻を ー美麗な双子姉弟が織りなす、切なく激しい禁断愛ー

奏音 美都

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119.呑み込まれていく理性

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 トクトクトク……心臓の音が煩いけれど、眠れないのはそのせいじゃない。

 待っているのだ、『禁断の時間とき』が訪れるのを。 
 頭で必死に否定しようとも、躰は反応してしまっている。

 ぁ……

 頬に触れる感触がして、ビクンと美羽は歓喜に震えた。

 ひとつ屋根の下、1階の部屋にいる類と2階の部屋の美羽。

 けれど類がベッドで美羽を強く思いながら自慰に耽る時、その感情が、感覚が強く美羽の中に流れ込んでくる。

 類から与えられる密やかな愛撫を、ただひたすら受け取る。



 私は、この愛撫を止める術を知らない。
 類の愛撫に、翻弄されているだけ……



 頭の中でそう、言い聞かせる。

 唇がプルプルと震え、類の柔らかくてねっとりと濡れた官能的な唇の感触を思い出す。美羽は開きかけた唇をギュッと噛み締めて、耐えた。

「ック……」

 指がうなじをなぞる感触にゾクゾクと震える。

「ッフゥ……」

 それから、鎖骨へと撫で下りる。そう、類は鎖骨が好きだった。
 
 胸の尖りがだんだんと硬さを増し、薄い夜着に擦れて切なさが増していく。キュンキュンとそこを引っ張られる感触に、腰が小さく浮き上がる。

 ゃ、ダメェ……

『ミュー、恥ずかしがってる顔も可愛いよ』

 類の声が、脳裏に響く。見えているはずなどないのに、ベッドで乱されている自分をじっとりと見つめられているような気分になる。

『ねぇ、もっと淫らなミューが見たいな?』

 お願い、求めないで……
 溺れたくない。

 けれど、拒絶は許さないとばかりに胸の先端の蕾に電気が走り、美羽は首をフルフルと横に振った。

「ぁ……ハァッ、ハァッ……ック」

 その感覚をシャットアウトしたいと思えば思うほどに、神経が鋭く研ぎ澄まされていく。感覚が鋭利に突き刺さる。淫らに這い回る感触のゆくえをもどかしく感じてしまう。

『フフッ……まだ物足りないでしょ?』

 腰に電気が走り、ビクンと震える。

『ミュー、相変わらずいい反応だね』

 お願い……もう……

 蕾がキュンキュンと刺激される度に、糸で操られているかのように花芽がビクビクと震え、蜜壺からは甘く濃厚な愛蜜がドクドクと溢れてきた。

 繋ぐべき言葉は『やめて』なのに、違う言葉が脳裏を駆け巡る。

 強烈な快感が美羽の正常な思考を奪っていく。抗う気持ちを失くさせてしまう。

『ねぇ……ミューのそこ、凄いことになってるんじゃない?』

 股の間に類の艶かしい視線を感じ、慌てて脚を擦り合わせた。

 み、見ないで……!!

『ククッ……ほんとは、見て欲しいんでしょ? 触って欲しいんでしょ?
 感じたくて堪らないくせに……』

 違う! 違う!!
 私は、そんな、こと……!!

『いいよ。僕を悪者にすればいいんだ……
 ミューはただ、僕に犯されるだけ。そう、でしょ?』

「ぁっ……!!」

 花芽が痙攣する。けれど、もっと強い刺激を欲していた。中をグルグルとかき混ぜられることもない。  

 激しい肉欲が渦を巻いて襲いかかる。

「ハァッ、ハァッ、ハァッ……」

 呼吸が荒くなり、鼓動が爆動し、蜜口からジュワジュワと熱い蜜が溢れ出し、その奥の肉襞がギュウギュウと収縮を繰り返しながら蠢いている。 

 全身が熱く滾って火照ってくる。美羽がかつて持っていた、性に素直で奔放で貪欲な本性がベリベリと剥がされて露わにされていく。

 ダメ、耐えるの。
 私はここで、ただ横たえているだけ。愛撫を受け止めるだけ……

 弱々しく訴えるものの、類に与え続けられた快感により、美羽の欲情はもう決壊寸前だった。

「ック……」

 ギリギリで耐えていると、内腿から指で撫で上げられる感触にゾクゾクと震えが走る。けれど、そこからいったりきたりするだけで、肝心な場所に触れることはない。

 時間をかけてサワサワと撫でられるだけの感触は燻った欲情に誘惑の薪が足されるかのようで、炎が段々と勢いを増し、激しくなってくる。

「ハァッ、ハァッ、ハァッ……」

 苦しい……

 狂おしいぐらいの肉欲に全身の血が滾らせられる。理性が欲情の炎に包まれて呑み込まれていく。

 美羽は躰をしならせて悶えた。

 耐え、られない……
 お願い、類。触れて……!
 
 理性を失った美羽は、快楽を欲する雌となり果てた。

 フッと類の高圧的な吐息が漏れ、意地悪な声音が響く。



『だったら、自分でシテみてよ。
 本当のミューがエッチで淫らな子だって、僕は知ってるよ』


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