サンタクロースはやってくる??

いろすどりあ

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【未来へ】

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 「初詣、一緒に行こうよ」
カズトから連絡が来た。いつもカズトは私を笑顔にさせてくれる。私は情報誌を買って、どこに行こうかワクワクしながら考えた。2人の縁がずっと長く幸せに続くように、縁結びの神社に行くことにした。
「いいよ、電車で行く?」
カズトは私のお願いはなんでも聞いてくれた。とっても優しい。あんまりわがままを言い過ぎて嫌われたらイヤだから、遠慮すると…怒られた。
「洗車してあげるよ、車を事務所に持っておいで」
大晦日の夜、連絡が来て車を持って行った。
『何したらいい?手伝うよ』
「サヤカは座っててくれたらいいよ」
怒りたくなるくらい優しかった。私は温かいコーヒーを買いに行き、渡すと満面の笑顔で喜んでくれた。
 暗い夜の事務所の広い駐車場の隅っこ。洗車が終わると、頭をぽんぽんってして…
「良いお年を、また明後日な」

…あんな完璧なシュチュエーションないじゃん!!!って、思ったけど、頭ぽんぽんで…許そう!!

 約束の日、駅で待ち合わせて満員電車に乗って出かけた。私より20cm背が高いカズトは、満員電車の中で私を包み込んで守ってくれる。ちょうどカズトの心臓の音が聞こえた。
 神社の最寄駅に着くと、手をズボンでこすって
「じゃあ、行こうか」
と、手を出してくれた。私は照れながら、その手を握ると強く握り返してくれた。
「なんか照れるね」
『なんか照れるね』
私たちは手を繋いで神社へ向かい、絵馬に
 ずっと一緒にいられますように
と、書いて奉納した。
周辺の観光をして、帰ってきたのは21時頃だった。
「事務所に車置いてるから、そこまでタクシーで行こう。そのあと家まで送るよ」
そう言って2人でタクシーに乗って事務所へ向かい、車に乗って話をした。
「楽しかったね」
『ちょっと疲れたけど、楽しかったね。…デートって感じだった』
自分で言って、ちょっと恥ずかしくなった。
 話をしているとあっという間に時間が過ぎていった。もう22時…。今日の楽しかった1日が終わると思うと寂しくなった。

 『あともう1時間、ココにいてもいい?』

 私のその言葉を聞くと、カズトは私から視線をそらして窓の外を眺めた。と、その瞬間…

私の肩を抱き寄せて、力強く抱きしめた。
「ヤバイ、今の言葉」
カズトの体温があたたかかった。
「大人になって再会して、友だちから付き合うって、どうしたらいいかわからないね。洗車した時…本当はめっちゃ我慢してたんだ…」
そう言って、私の体を支えて目を見つめて、

「いい?」

…私は照れながらうなずき

キスをした。
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