社畜から転生したらゆるゆるの婚活アドバイザーとして就職決まりましたが

はなまる

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4仕事紹介してもらってますけど

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 「あの…レゴマールさんでしたか。そんな事より私仕事を紹介して欲しいんですけど」

 「あっ、そうだったな。申し訳ない。つい、私的な感情が勝ってしまった。悪ぃ。それではまず名前と希望する職種をこの紙に記入してくれ」

 レゴマールは抱えていたファイルの一番上の紙をさっと差しだした。

 プリムローズはその用紙に必要事項を記入していく。

 (名前か…まあ叔父には許可ももらったんだし平民として生きていくんだから…)

 
 用紙に必要な事を書きこんで行く。

 ***

 名前 プリムローズ 年齢18歳

 希望職種 特になし。昼間働けて出来れば住み込み希望。きちんと休日と休憩時間が取れて残業のない所。

 (住所か困ったわ。王都にあるラルフスコット家のタウンハウスの住所を書くわけにもいかないし…)



 書き込んでいる間にレゴマールが何気なく用紙を覗いて来る。

 プリムローズは鉛筆をテーブルに打ち付けて考える。

 「なんだ。可愛い名前だな。プリムローズって言うのか。えっ?住み込み希望?」

 そっけなくレゴマールがそう言ったのでプリムローズはちょうどいいとばかりに聞いてみる。

 「あの…学園を卒業したばかりで住まいはまだ決まっていないんです…住所不定ではお仕事の紹介は無理ですか?」

 ふっわふっわのはちみつ色の金色の髪をなびかせ淡い撫子色の瞳でレゴマールを見つめる。

 (これってビビアンヌが良く使っていた手なんだけど…)

 レゴマールの頬がピクピク引きつる。

 「そんなの関係ないから。学園を卒業してるのか、すごいじゃないか。それならやる気があればプリムローズの希望にあう仕事を紹介する。心配するな」

 ちらちらと緋色の瞳に見つめられてプリムポーズも悪い気はしない。

 (何しろこんな端正なお顔立ちの人ばかりにすり寄られてるんだもの。いけない。いけない。まずは仕事を…痛い思いは前世だけで充分)

 ついほだされそうな気持にぎゅっとくさびを打ち込む。


 「まあ、色々あるんだけど…」

 テーブルの上に数枚の紙が置かれた。

 プリムローズはそれを手に取って目を通して行く。

 **

 パン屋の店員、住み込み可能。(これは朝早いので住み込みも可能と書いてあってラッキー)

 花屋店員。(こんな仕事も楽しいかも)

 お茶屋給仕係。(これってカフェ店員みたいな?)

 貴族の屋敷のメイド。(これは無理)

 お弁当屋。(これって食事に困らないかも)

 職業紹介所。(何?これってここで働くって事?)


 「どうだ?何かこれと言うものでもあったか?」

 (レゴマールって、その言葉使いだめじゃない?そもそも客商売なのよ)

 「まあ、でも、あなたそんな言葉使いじゃお客様に失礼じゃない?もっと、いかがですかとか…」

 「そうか。すまん。こんな仕事に慣れてなくてつい…それでいかがでしょうか?お客様」

 いきなり言葉が丁寧になって思わず吹き出しそうになる。

 「そうねぇ…お弁当屋さんとか、でも、パン屋さんは住み込み出来るって…ああ~迷う…あっ、それにここでも仕事募集してるんですか?」

 「ああ、そうなんだ。ここ、男ばかり5人でやってるんだけど、やっぱり女の子いたほうがいいんじゃないかってダイルが言うんだ。何しろ俺達こんな仕事した事なくってさぁ…」

 レゴマールが髪をクシャクシャとかきむしってめんどくさそうに言った。


 プリムローズ思わず心が動く。

 ここで仕事って…毎日ばら色じゃない?

 ううん、違う。仕事はきちんとしたところを探さなくちゃだめよ。



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