社畜から転生したらゆるゆるの婚活アドバイザーとして就職決まりましたが

はなまる

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5それで仕事内容は?いえ、一番知りたいのは給料がいくらかと言うことです

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 「ダイルって?」

 プリムローズは気を取り直して聞いてみる。もちろんまだここで仕事をすると決めたわけではない。

 (そんな簡単に決める事なんてできないけど、とにかくここの仕事がどんなものか聞いてからでも遅くないわ。駄目ならお弁当屋でもパン屋でもいいんだから)

 「ああ、ダイルは俺の兄貴で一番年長でここのボス。いや、二番目のボスでここを取り仕切っているんだ」

 「そうなんだ。ダイルの許可があれば私はここで働けるって事なの?それで仕事内容なんだけど…」

 「ああ、もちろん。おーい、ダイル来てくれ。プリムローズがここで働きたいって」

 わたわた慌ててレゴマールは奥にある部屋目掛けて走って行く。

 プリムローズの話など聞く気もないらしい。


 ここの紹介所はこのフロアのほかに部屋の奥に別室があるらしい。最初に中を覗いたときは4人がフロアの中にいたので全員の顔が見えたのだ。

 (確かに顔は良かった。でも、中身がどうかが一番大切よね。)

 プリムローズはそんな事を考えていた。

 「お待たせいたしました。私はダイルと言います。プリムローズさんでよろしかったでしょうか?」

 いままでのとは違う。いや、かなり落ち着いた感じの男性がやって来た。

 髪色はレゴマールと同じ燃え立つような赤色だ。でも琥珀色の瞳がその派手さを抑えていて柔らかで落ち着いた感じがした。

 「は、はい。そうですが…」

 「どうぞよろしくお願いします。それでここで働いてもいいとお聞きしましたが…あっ、ピックこの方にお飲み物を」ダイルはスマートな仕草で指を鳴らす。

 すっかり空になったカップに気づいてダイルがお代わりを頼んだのだ。

 (この人すごくいい感じ。こんな人が上司になるなら…いや、まずは話を聞いてからよ)

 「あの、それで仕事はどんな事をするんでしょうか?」

 「はい、一般的な書類の整理やお客様への仕事の案内。それに仕事を募集している方のファイルの作成などです」

 そう言うとダイルは今見せたファイルを指さした。

 「これってもちろん手書きですよね?」

 「はい、もちろん。ああ、ですが就職先への連絡や仕事募集の依頼を探してくるのはブレディやレゴマールがやるのでプリムローズさんはここで事務的な仕事をして頂く事になります」

 プリムローズが聞こうとしていたことを先に教えてくれる。

 (なんて手際のいい人。こんな人がいる会社なら安心かも、それにこの世界は電話もないし連絡もいちいち相手先に出向いてになるし私はここで事務員として働けばいいって事なんだ)

 プリムローズの気持ちはぐっとここで働いてもいいかもと傾き始める。

 (だが、給料はどうなんだろう?住むところもみつけなくてはいけない。しばらくは幼なじみのローリーの所に身を寄せさせてもらおうかと思っているけど…だが、一番肝心な事を聞きたい。給料はいくらくらい貰えるのかを…それが一番問題よ!)

 プリムローズは言いにくくて身体をもぞもぞさせるがそんな仕草さえダイルには好意的に見えるのか彼は優しく微笑む。

 何でも聞いてとでも言っているようにさえ思える。


 「あの…」

 プリムローズはもじもじしてその先が言えない。

 「なんでしょう?遠慮なんかしなくていいんです。何でも聞いてください」

 ダイルの琥珀色の瞳から蕩けるような視線を送られる。

 (いいから聞きなさいよ。それを聞かないと決めれないのよ!!)

 


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