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24どんどん好きになって行く(ネイト)
しおりを挟む俺はミーシャが熱を出したと聞いて離れに走った。
まだ少し胸が苦しかったがそんな事を言ってる場合ではない。
医者が来てミーシャを診てもらう。
爺だが男の医者だ。あいつがミーシャの胸を見るのかと思うとなぜか苛立った。
(医者に嫉妬かよ。俺は相当ミーシャが好きになったみたいだな。
だってそうだろう。
俺の事一晩中看病して朝目が覚めたらミーシャが俺の横で眠っていて俺はまだ朦朧としてて夢かと思ったいたくらいだ。
まさか、彼女がずっといてくれたなんて信じれなかった。
でも、すごくうれしかった。
でも、身体は思っていた以上に弱っててカッコ悪いところを見られた。
だが、食事は食べさせてもらえたしずっとミーシャがいてくれて夢のような時間だった。
それなのに翌朝、今度はミーシャが倒れるなんてちっとも良くないじゃないか!
ごめんなミーシャ俺のせいで辛い目に合わせて…
俺はミーシャに惚れたみたいだ。うん。みたいじゃなく確実に惚れた。
それを自覚するとこのままでいいのかと思ってしまう。
妾のまま子を作ればミーシャは2年ほどでいなくなってしまう。それより彼女を妾でなんかいさせたくない。
妻にしてずっと一緒にいたい。
俺の気持ちはどんどんそちらに傾いていく。
でも、俺は既婚者だ。もちろん離縁したいと思っている。
はっきり言ってメリンダを愛してもないし彼女も同じ気持ちだ。
ただメリンダが離縁が格好が悪いって言うプライドと実家での居心地が悪くなるって言うだけ。
まあ、公爵は宰相をしているから世間体もあるんだろう。
クッソ!
ここにいたって居心地が悪いだろうに…
何とかメリンダが帰ってきたら離縁に応じてもらえるよう説得するしかないか。
俺はミーシャを妾でいさせるつもりはないんだからな)
翌日は我慢が出来なくてミーシャの様子を見に行くことにした。
俺はすっかり熱も下がり体調もかなり回復した。咳もしていないし使用人に聞けばミーシャも熱が下がっていると聞いたからだ。
「ミーシャ?」
俺は返事も待てずにそっと客間の扉を開ける。
扉の隙間から中を覗く。失礼だと思う。でも我慢できなかった。
「ご主人様?どうしたんですか?プッ!子供です?そんな恰好で…」
いきなり笑われた。
がばっと扉を開けて中に入った。
「仕方ないだろう。ずっと気になって気になって…どうだ具合は?」
「はい、すっかり熱も下がったみたいです。食事も美味しく食べれてますし今夜は離れに帰ります」
ミーシャの顔色は案外良かった。
ほっとした。
「だめだ。今夜はここにいるんだ。もし夜中に急変したらどうする?いいな」
「まあ、そう言われると…大奥様も旦那様もそう言われましたから…お言葉に甘えましょうか」
「ああ、ミーシャは俺の看病をしてこうなったんだ。遠慮なんかしなくていい。わかったか。どれ額を」
俺はさっと手を伸ばしてミーシャの額に触れる。
一度は身体を繋げた仲なんだ。こんなふうに触れることくらい何でもないだろうと思うのにやけに緊張して手が震えた。
ミーシャは大人しくしたままで…額に触れると熱はなくほっとした。
今度は頬に触れたくなった。
どこまでも欲深い野郎だと思う。
柔らかな肌に触れてきゅっと下半身に熱が溜まる。
おい、病人だぞ。チッと自分を叱責する。
「ミーシャ…俺は…いや、何でもない。ゆっくり休め。いいな。そうだプディングを料理長に頼んだ。後で届けるように言っておく」
ほんとは俺が食べさせようと思っていた。
でも、そんな事をすればミーシャを押し倒して奪ってしまうかもしれないと恐くなった。
だってミーシャは病人なんだ。そんな事はしばらくお預けだ。
「プディングですか?うわ、楽しみです。ありがとうございますご主人様」
「ああ、いいんだ。でも、そのご主人様はやめてくれ。ネイトって呼んでほしい」
「…ネイト様」
「ああ、それでいい」
俺はすこぶる満足して部屋を後にした。どうやら俺は単細胞らしい。
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