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しおりを挟むマクシュミリアンはくららの指をくわえたまま彼女をベッドまで運んだ。
そっとベッドの上にくららを下ろすとようやく指を離した。
「もう、いい加減にして下さらない!マクシュミリアン一体どうされたのです?」
くららはベッドから起き上がろうとする。
「だめ、くらら。僕にあんなおいしいものを食べさせたのがいけないんだろう?」
「えっ?どういう事ですの?」
マクシュミリアンはいきなりシャツとズボンを脱ぎ捨てた。
彼の欲望の滾りがくららの目の前にさらけ出される。
「きゃー、な、何をされ…‥それ‥‥すっ、ごく大きいんですけど‥‥」
くららは目を丸くした。
それは見たこともない大きさで太さもかなり太い。色は彼の指の内側のように薄いピンク色をしていて、かさが大きく張っていて先端からは多分先走りという液体がにじみ出ている。
「そう?獣人だからかな?でもくららも気持ち良かったんだろう?僕またしたくなった‥‥」
マクシュミリアンは容赦なくくららの上にかぶさって来た。
くららはあっという間に押し倒されるとすぐにドレスをまくり上げられ下履きを脱がされた。
「わたしはそんなつもりでお料理を作ったわけではありませんわ」
くららはドレスの裾を押さえつける。
「わざとじゃない?そうは思えないけど‥‥」
彼はいとも簡単にドレスの裾を押しのけくららの片方の脚を膝で押し開げる。
あわいの間に手が伸ばされて、グニグニと蕾を押される。
「ああっ、はぁ……」
「ほら、もうこんなになって…可愛いくらら。もっとしてあげる」
彼はくららの蜜口に指を差しいれると同時にくららの唇を奪った。
舌を差し入れられ口腔内を舌がチロチロ探り、くららの興奮を煽る。
くららは彼のキスに我慢できなくなって舌を絡め始めるとマクシュミリアンは濡れそぼった蜜口に指を差しれた。
「こんなに濡れてるじゃないか…くららのここ吸いたい」
彼が耳朶でささやく。
「そ、そんな‥‥いいですから」
「ほら聞こえる?こんないやらしい音をさせておいて、もっとして欲しいって言ってる」
マクシュミリアンの力はとても強かった。
でもそんな強引さがくららはちっとも嫌ではなかった。むしろもっと触ってほしいと思うが…‥
これはさすがに行き過ぎではないかと思ってしまう。
彼は体をずらすとくららのお腹をあっという間に通り過ぎていく。
彼は頭はそのまま恥丘を滑りおりて行き蕾に舌を押し付けて来た。
長い舌先で蕾を押され周りをフニフニ転がされる。内襞は待っていたかのように彼の指を絡めとり蜜を流し始めた。
「も、う!だっ、めです‥‥それ、い、じょう‥‥…‥あぁぁ…‥つ」
くららの襞は甘い疼きを覚え、恥ずかしさも忘れて脚を開いた。
「ああ、くらら自分から広げていやらしい…もっと見せて、ほらいいから」
ランプの明かりはほの暗くほとんど見えるはずもない陰部に彼の顔が釘付けになっている。
くららの羞恥は極限まで跳ね上がり、下肢をくねらせて彼の手を振りほどこうとする。
「だめだよくらら。そんなに動いたらもっと奥まで入ってしまう…ああ…ほら、もう…」
マクシュミリアンの指が媚肉をかきわけて内襞の中に押し込まれて行く。
「…‥んっ、ぁあっん…‥」
「ああ…くらら、こんな奥まで入った。それにすごくおいしい味がする」
彼が垂れた蜜を長い舌ですくい取って舐めた。
「やっ、だめっ‥‥あぁん‥‥…」
くららはだめだと思うほど興奮する。
こんなの間違ってます。さっきもしたばかりなのに…また、こんな事するなんて‥‥ああ…でもすごく気持ちいいですわ。
今度は割れ目に沿って舌先が下りて行き、ゆっくりと溝にそって舌が上下に動く。
くららはもう何も考えられなくなる。
ただ、この甘美な快感だけが欲しいと、体も心も必死でそれを求めている。
「くららのここもっと舐めたい」
彼の舌は長かった。
くららの両脚は大きく広げられマクシュミリアンはその間に顔をうずめた。
指で襞を広げられ彼の熱を持った舌がぬるり、ねちょりといやらしく襞の間を行き来して、蜜をすくい取りながら上下にうごめく。
「あっ…‥も、はぁ……」
甘い痺れが全身に伝染していき、次第に快感に酔いしれて行く。
腰は知らない間に勝手に彼の愛撫に合わせて揺れていて、今にも弾けそうな快感が押し寄せてくる。
彼の愛撫が膨らんだ蕾に集中した。
小刻みに舌先を震わせてマクシュミリアンは蕾をグニグニかき回す。
たまらない刺激が駆け上がり興奮があっという間にピークに達していく。
オーガズムがくららを襲う。
「‥‥やっ、あっ!…‥あぁ…‥ふぁ‥‥」
「くらら…ここ、ひくひくしてる。すごく興奮する‥‥もう我慢できないから」
くららは朦朧とした意識の中で体を後ろ向きにさせられる。
いきなり彼に脇腹をつかまれ腰を突き上げた格好にさせられると、マクシュミリアンが指で媚肉を押し開く。
「あっ、ん、やっ…‥」
蜜口に先を押し付けると蜜をまとわせるようにくねくねうごめいた。
ドレスはたくし上げられくららの腰のあたりでくしゃくしゃになっている。
ゆっくり押し広げられた入り口から蜜をまとった亀頭が入って来る。
張り出した部分が蜜道を過ぎると、ざわめくように内襞がそれに合わせて開いて行く。
「あ‥‥あぁ‥‥ゃ、だ‥‥」
「痛い?」
彼が動きを止める。
「くらら?ゆっくり息を吸って‥‥吐いて‥‥そうだ。いい子だ。すごくいいよ。ギュッと締めあげられて…ああ‥‥」
マクシュミリアンはそう言いながらたまらないように腰を突き入れた。
「あっ!…‥だめ‥‥」
くららは目をぎゅっと閉じる。
だけど感じたのは痛みではなかった。
彼の大きなものが襞をこすり、最奥を刺激すると思ってもいなかった疼きが生まれた。
彼がゆっくりと動き始めるとくららは甘い快楽を余すところなく受け入れたいと腰を反らした。
一突きされるたびに肌に痺れが広がり、子宮の奥に突き入れられるたびに快感があふれた。
くららの奥から蜜があふれ出し、彼の男茎に吸い付くように襞がうごめいて彼を離そうとしない。
もっと深くもっと激しく襞をこすってほしい。
「ああ‥‥気持ちいい‥‥はぁ‥‥んんぅ…‥」
もうどうしようもないほど気持ちいい。
くららのすべてがその快楽に溺れた。
「ああ…くらら、うっ…‥」
マクシュミリアンが激しく腰を振る。
子宮の奥底まで揺さぶられる。
かれは腰をつかんで激しく打ち付けてくる。
体中に火花が飛び散り、くららは体を震わせ始めた。
体中の圧縮された快感が一斉に解き放たれ、まるで花火が爆発するかのように、一気に膣の中が痙攣をおこし痺れが皮膚を走った。
「ああ、あ……やぁ…‥!」
声にならない声が飛び出し、強烈な快感がやって来た。
それに合わせるようにマクシュミリアンが動きを早めた。
ぐっと腰をつかんでくららの中にすべてを押し込むように滾りが撃ち込まれた。
「あっ!ぐぅぅ‥‥」彼がうなり声を上げた。
その瞬間マクシュミリアンがくららのうなじめがけて噛みついた。
くららの全身は快楽で埋め尽くされ、ピクピク体を震わせる。
マクシュミリアンも大きな快感の絶頂に体を震わせていた。
彼の体はまたしても毛が逆立ち金色の被毛が輝きを放っていた。
彼は途方もない快楽に体中埋め尽くされていた。
くららも噛まれたうなじに電流が流れるような激しい感覚に言い知れない喜びと至福感を感じていた。
ふたりはまたしても完璧に一つになり喜びを分かち合っていた。
天命のふたりにはあざの重なりは関係なく一つになれるようになったらしい。
もはやくららもこの結びつきから逃れることは出来そうにないと思った。
応援ありがとうございます!
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