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6.深みを垣間見て★
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その手の熱に誘われて、気づけば、一糸纏わぬ姿にされていた。
「服の上からは想像できなかったな……完璧な曲線美だ、君は男を虜にする魔性を隠してたんだね」
恥ずかしい、はずなのにそれどころじゃない。
私にとっても、シリルの手は吸いついてしまっているよう。
胸を揉みしだかれながら、腰や、お尻、うち太腿を彼の手のがたどっていく。
こそばゆいし、お尻がそわそわする。
じっとしていられなくて、私は何度も身をくねらせた。
「君の反応がかわいくてかわいくて、やりすぎてしまうな。……うれしいよ」
こんなふうに、なる必要あるの?
子どもの種さえ出してもらえば良いんじゃない?
抗議を込めて見上げれば、シリルの目が細まって、私の脚の間に伸びた。
ぴん、と鮮烈な快感が縦に走り抜ける。
「あ!」
「そろそろここも触れていい頃合いかな?」
普段ショーツで隠している部分をクチュリ、と撫でられて、あわいの上の方にぬめりを塗りつけられた。
そうして、クチュクチュといじられると、ただただ、気持ちよくて……。
「ぁ……なに、これ……ぁ」
「どんどん濡れていくね。ぬるぬるして、気持ちよくなれているんだね」
(いい……こうしていてほしい……)
私はぐったりと、手足を投げ出し、いじられるままに長時間過ごした。
「シーツまで垂れてきたの……わかる?」
言われたとおり、すっかりそこは濡れそぼって、水音しか立てなくなった。
シリルが私から距離を取り、上着を取り払う。
均整の取れた筋肉のついた腕、胸板。
(このひと、裸もかっこいい……ううん、色気がある……)
超越した美に見惚れてしまう。
「そんなに見つめて……、僕の体つきは君の好み?」
「……っ!」
見ていたことを、改めて指摘されて羞恥が顔にのぼり、私は目を逸らした。
重みのある服が落ちる音が耳に届く。
視線を戻した先には、裸身になったシリルがいる。
神像みたいな人だと思っていたけれど、その脚の間だけが、神像と異なる様相を呈していた。
(どうしよう……!)
恥ずかしくて見たくないのに、気になって目が吸い寄せられて見てしまう。
大きな花の蕾のように、上向いて伸び、赤黒く屹立するもの。
(あ、あれ……男の、人の? あんなのをいれるの? だって、それが……子づくりよね? 入るかしら……大きくない?)
怯んでしまった私に、優しい声が降ってくる。
「大丈夫、心配するほどじゃないよ。しっかり時間をかけてほぐした」
しなやかな筋肉のついた身体が被さってきて、素肌で触れ合う。
シリルからはいい匂いがして、こんな状況なのに緊張がやわらぐ。
「僕を見ていて」
言われるがまま、シリルを見た。
いつも通り美しく……少し赤みがさしている?
伏せ目がちに私を見つめるライラックの色、好きかもしれない……。
脚の間に硬いものが挟まった。
でもそれも、目の前のシリルの圧倒的な美しさの前では些細なこと。
敏感な割れ目を熱が滑るたび、シリルの表情が色めいていく。
男の人ってこんなにドキドキさせてくるもの? 胸が壊れそう。
「んく……っ」
脚の間の中心を強く押された。痛みを伴ってツプ……と私を割り開きめり込んでくる。
「服の上からは想像できなかったな……完璧な曲線美だ、君は男を虜にする魔性を隠してたんだね」
恥ずかしい、はずなのにそれどころじゃない。
私にとっても、シリルの手は吸いついてしまっているよう。
胸を揉みしだかれながら、腰や、お尻、うち太腿を彼の手のがたどっていく。
こそばゆいし、お尻がそわそわする。
じっとしていられなくて、私は何度も身をくねらせた。
「君の反応がかわいくてかわいくて、やりすぎてしまうな。……うれしいよ」
こんなふうに、なる必要あるの?
子どもの種さえ出してもらえば良いんじゃない?
抗議を込めて見上げれば、シリルの目が細まって、私の脚の間に伸びた。
ぴん、と鮮烈な快感が縦に走り抜ける。
「あ!」
「そろそろここも触れていい頃合いかな?」
普段ショーツで隠している部分をクチュリ、と撫でられて、あわいの上の方にぬめりを塗りつけられた。
そうして、クチュクチュといじられると、ただただ、気持ちよくて……。
「ぁ……なに、これ……ぁ」
「どんどん濡れていくね。ぬるぬるして、気持ちよくなれているんだね」
(いい……こうしていてほしい……)
私はぐったりと、手足を投げ出し、いじられるままに長時間過ごした。
「シーツまで垂れてきたの……わかる?」
言われたとおり、すっかりそこは濡れそぼって、水音しか立てなくなった。
シリルが私から距離を取り、上着を取り払う。
均整の取れた筋肉のついた腕、胸板。
(このひと、裸もかっこいい……ううん、色気がある……)
超越した美に見惚れてしまう。
「そんなに見つめて……、僕の体つきは君の好み?」
「……っ!」
見ていたことを、改めて指摘されて羞恥が顔にのぼり、私は目を逸らした。
重みのある服が落ちる音が耳に届く。
視線を戻した先には、裸身になったシリルがいる。
神像みたいな人だと思っていたけれど、その脚の間だけが、神像と異なる様相を呈していた。
(どうしよう……!)
恥ずかしくて見たくないのに、気になって目が吸い寄せられて見てしまう。
大きな花の蕾のように、上向いて伸び、赤黒く屹立するもの。
(あ、あれ……男の、人の? あんなのをいれるの? だって、それが……子づくりよね? 入るかしら……大きくない?)
怯んでしまった私に、優しい声が降ってくる。
「大丈夫、心配するほどじゃないよ。しっかり時間をかけてほぐした」
しなやかな筋肉のついた身体が被さってきて、素肌で触れ合う。
シリルからはいい匂いがして、こんな状況なのに緊張がやわらぐ。
「僕を見ていて」
言われるがまま、シリルを見た。
いつも通り美しく……少し赤みがさしている?
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脚の間に硬いものが挟まった。
でもそれも、目の前のシリルの圧倒的な美しさの前では些細なこと。
敏感な割れ目を熱が滑るたび、シリルの表情が色めいていく。
男の人ってこんなにドキドキさせてくるもの? 胸が壊れそう。
「んく……っ」
脚の間の中心を強く押された。痛みを伴ってツプ……と私を割り開きめり込んでくる。
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