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第28話 異世界の姫騎士とのキス
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俺たちがそこに目にしたのは、異形の軍勢。リザードマン、ミノタウロス、ケンタウロスなど、魔族の軍勢だった。
そしてその先頭を走るのが、猫神ベレートだった。
指揮者を失った上、挟み撃ちの状況で襲いかかる軍勢。
ノラリス軍はみるみる崩れていった。
「な、なんでここにベレートが……あ! あのレベルアップの実と詫び尻尾はそういうことか! やられた!」
情報収集に重視を置く魔王軍がノラリス軍の動きを把握していないはずがなかった。
その上で、ギリギリまで俺たちに知らせなかった。
魔王の奴が俺たちの今の実力を測るため、やっかいなノラリス相手にどこまで戦えるか見ていたのだ。
それを当然知っている情報部のサラマンディーネは、魔王軍の方針で連絡できなかったことへのお詫びで尻尾を送ってきたのだろう。
ベレートは俺の生存率を上げるためなのか、強敵が迫っていると教えるためなのか、あの実を送ってきたのだろう。
「ベレートさん! 兵站と魔法使いの確保をお願いします!」
ベレートは殺戮を繰り広げながら、尻尾でOKと返事をくれた。
残虐慎重将軍ノラリスがいない王国軍は、あのベレート率いる魔王軍に敵うわけがなかった。二万近くいた兵はあっという間に蹴散らされていった。
アイリーンのことが心配な俺たちは森出口の砦に行くと、そこには簡易のベッドに横になって眠っているアイリーンがいた。
胸の矢は抜かれていたが、その美しい細工の施された鎧に穴が開いていた。
「おい! まさか!」
俺はワイバーンから飛び降りると、転がるようにアイリーンに駆け寄る。
ピクリとも動かない美しい姫騎士。
「どういうことだ!」
俺はそばにいた衛生兵に問いかける。
白髪交じりの老衛生兵は、深いため息をひとつした。
「せめて……キスでもしてあげてください」
俺はふらふらとアイリーンに近づくと、そっと唇を重ねた。
まだ暖かい唇。
出会ってまだ日は浅いが、曲がりなりも俺の婚約者。
それがこんなにもあっさりとお別れになるのか?
俺は真っ白な頭のまま、唇を離そうとすると、頭はしっかり押さえられた。
「まだ早いですわよ。あなた、もっとしっかりキスしてくださいな」
「お、お前! 無事だったのか?」
「当たり前ですわ、愛しの旦那様を残してなんてどこにも行きませんよ。泥棒猫達があなたを狙っているというのに……」
「でも、衛生兵はキスでもって……」
そう言いながら俺はさきほどの老兵を見ると、申し訳なさそうに言い訳し始めた。
「戦いが終わったのを聞いた姫様が、全然活躍できなかったから、あなたがキスするまでずっとここでふて寝するって言っていたもんで……すみませんね」
それで言うと、衛生兵はいいもの見させていただきましたと言いながら、そそくさと他の負傷者のところへ逃げていった。
「この馬鹿娘は……まあ、でも無事で良かった。鎧を打ち抜くほどの矢が刺さって、よく大丈夫だったな」
「それが、ネーラさんのお土産のおかげなんです」
そう言って、アイリーンは鎧を外すと、例のエロチャイナ服があらわになった。
なあ、アイリーン。なんで、鎧の下にそんな物を着てんだ?
「どうやらこの服は、加護が掛かっていたようで、ほら、傷ひとつ無いでしょう」
そう言って、服をずらしてアザひとつ無く、透き通るような綺麗な胸を俺に見せつけてくる。
「わ、分かったから、その胸をしまえ! 他の者も見ているぞ」
「きゃっ、そうでした」
「チッわざとかニャ、少しぐらい、その胸が削れて減っていれば良かったのにニャ」
そんなアイリーンの行動を見ていたネーラは、苦々しく舌打ちをする。
「あらあら、泥棒猫ちゃんは寂しいお胸をお持ちだから、私の豊満な胸に嫉妬してるのかしら。まあ、側室は正妻には何一つ勝てないのよね」
そう言って、二人はにらみ合う。
しかし、サラマンディーネは、ネーラを含めて他の二人にも気を遣って、こんな物を送ってくれていたのか。あの恋愛脳バカと思っていたが、考え直さないといけないな。いつか礼をいわないとな。
俺がそんな考え事をしていると、森の方から声をかけられた。
「マーモール、お土産食べた~」
そこには何十人もの魔法使いらしい人間に首輪を付けて引っ張りながら、上機嫌でこちらに手を振る血まみれのベレートがいた。
魔法使い達は猿ぐつわをかまされ、両手を縛られていた。これでは魔法も使えないだろう。
「食べてないですよ。あれ食べたら九割死んじゃうんでしょう。俺はレベル1だから、そんなリスキーなことしてもレベル1個しか上がんないんですよ。大事にしまっていますよ」
「何だ、つまんない。あ、これ、言われていた魔法使いね。できる限り捕まえといたよ」
俺はベレートから引き渡された魔法使いを、アイリーンに預けた。
「貴重な動力源だから、丁重に扱ってくれ」
「分かりました。それで、あなた、こちらは?」
血まみれの猫獣人の姿をしたベレートを見て、恐る恐るアイリーンは俺に尋ねた。
「ああ、ベレートさんだ。魔王軍の王国侵攻支店長の」
「あ……私、彼らを連れて行きますね」
そう言っておびえたように、俺たちから離れていった。
「あら~冷たいな~。まあ、いいや。そう言えば、さっきのマモルバスターだっけ、あんなのを持っていたの? ボクと遊んだとき、使わなかったじゃない」
「あのときは模擬戦っていったじゃないですか。マモルバスターなんて使うわけないじゃないですか」
「そうだったっけ? まあ、いいや、じゃあ今からやろうよ! マモルバスターありで」
血まみれのベレートは上機嫌で長い尻尾をフリフリさせて、猫耳をピクピクさせていた。
その顔は面白いおもちゃを見つけた猫そっくりのだった。
「ちょっと~、ベレートさん。面倒なノラリス将軍を私に倒させた上に、これからすぐ戦うんですか? 疲れたので、また今度にしましょうよ」
俺はコンバットスーツが使えないことを隠しながら、疲れて不満を言っているように演技をする。
「え~、いいじゃん。ちょっとだけ、ちょっとだけから」
「それって絶対にちょっとにならないパターンじゃないですか。嫌ですよ。今日は絶対嫌です。それにベレートさん、血まみれじゃないですか。魔王軍の皆さんも今日は疲れたでしょうから、休んでください。宿までは難しいですが、野営地と食事はこちらで準備しますので」
そう言って俺は話をそらそうと必死になる。
ベレートはじっと俺を見つめた後、にっこりと笑った。
「わかった。明日ね。約束だからね。じゃあ、後片付けしてくるね」
そう言って、まだ、戦火の声が聞こえる森へと戻って行った。
助かった~。こういう所は素直で助かる。俺は気が抜けてその場に座り込んでしまった。
そしてその先頭を走るのが、猫神ベレートだった。
指揮者を失った上、挟み撃ちの状況で襲いかかる軍勢。
ノラリス軍はみるみる崩れていった。
「な、なんでここにベレートが……あ! あのレベルアップの実と詫び尻尾はそういうことか! やられた!」
情報収集に重視を置く魔王軍がノラリス軍の動きを把握していないはずがなかった。
その上で、ギリギリまで俺たちに知らせなかった。
魔王の奴が俺たちの今の実力を測るため、やっかいなノラリス相手にどこまで戦えるか見ていたのだ。
それを当然知っている情報部のサラマンディーネは、魔王軍の方針で連絡できなかったことへのお詫びで尻尾を送ってきたのだろう。
ベレートは俺の生存率を上げるためなのか、強敵が迫っていると教えるためなのか、あの実を送ってきたのだろう。
「ベレートさん! 兵站と魔法使いの確保をお願いします!」
ベレートは殺戮を繰り広げながら、尻尾でOKと返事をくれた。
残虐慎重将軍ノラリスがいない王国軍は、あのベレート率いる魔王軍に敵うわけがなかった。二万近くいた兵はあっという間に蹴散らされていった。
アイリーンのことが心配な俺たちは森出口の砦に行くと、そこには簡易のベッドに横になって眠っているアイリーンがいた。
胸の矢は抜かれていたが、その美しい細工の施された鎧に穴が開いていた。
「おい! まさか!」
俺はワイバーンから飛び降りると、転がるようにアイリーンに駆け寄る。
ピクリとも動かない美しい姫騎士。
「どういうことだ!」
俺はそばにいた衛生兵に問いかける。
白髪交じりの老衛生兵は、深いため息をひとつした。
「せめて……キスでもしてあげてください」
俺はふらふらとアイリーンに近づくと、そっと唇を重ねた。
まだ暖かい唇。
出会ってまだ日は浅いが、曲がりなりも俺の婚約者。
それがこんなにもあっさりとお別れになるのか?
俺は真っ白な頭のまま、唇を離そうとすると、頭はしっかり押さえられた。
「まだ早いですわよ。あなた、もっとしっかりキスしてくださいな」
「お、お前! 無事だったのか?」
「当たり前ですわ、愛しの旦那様を残してなんてどこにも行きませんよ。泥棒猫達があなたを狙っているというのに……」
「でも、衛生兵はキスでもって……」
そう言いながら俺はさきほどの老兵を見ると、申し訳なさそうに言い訳し始めた。
「戦いが終わったのを聞いた姫様が、全然活躍できなかったから、あなたがキスするまでずっとここでふて寝するって言っていたもんで……すみませんね」
それで言うと、衛生兵はいいもの見させていただきましたと言いながら、そそくさと他の負傷者のところへ逃げていった。
「この馬鹿娘は……まあ、でも無事で良かった。鎧を打ち抜くほどの矢が刺さって、よく大丈夫だったな」
「それが、ネーラさんのお土産のおかげなんです」
そう言って、アイリーンは鎧を外すと、例のエロチャイナ服があらわになった。
なあ、アイリーン。なんで、鎧の下にそんな物を着てんだ?
「どうやらこの服は、加護が掛かっていたようで、ほら、傷ひとつ無いでしょう」
そう言って、服をずらしてアザひとつ無く、透き通るような綺麗な胸を俺に見せつけてくる。
「わ、分かったから、その胸をしまえ! 他の者も見ているぞ」
「きゃっ、そうでした」
「チッわざとかニャ、少しぐらい、その胸が削れて減っていれば良かったのにニャ」
そんなアイリーンの行動を見ていたネーラは、苦々しく舌打ちをする。
「あらあら、泥棒猫ちゃんは寂しいお胸をお持ちだから、私の豊満な胸に嫉妬してるのかしら。まあ、側室は正妻には何一つ勝てないのよね」
そう言って、二人はにらみ合う。
しかし、サラマンディーネは、ネーラを含めて他の二人にも気を遣って、こんな物を送ってくれていたのか。あの恋愛脳バカと思っていたが、考え直さないといけないな。いつか礼をいわないとな。
俺がそんな考え事をしていると、森の方から声をかけられた。
「マーモール、お土産食べた~」
そこには何十人もの魔法使いらしい人間に首輪を付けて引っ張りながら、上機嫌でこちらに手を振る血まみれのベレートがいた。
魔法使い達は猿ぐつわをかまされ、両手を縛られていた。これでは魔法も使えないだろう。
「食べてないですよ。あれ食べたら九割死んじゃうんでしょう。俺はレベル1だから、そんなリスキーなことしてもレベル1個しか上がんないんですよ。大事にしまっていますよ」
「何だ、つまんない。あ、これ、言われていた魔法使いね。できる限り捕まえといたよ」
俺はベレートから引き渡された魔法使いを、アイリーンに預けた。
「貴重な動力源だから、丁重に扱ってくれ」
「分かりました。それで、あなた、こちらは?」
血まみれの猫獣人の姿をしたベレートを見て、恐る恐るアイリーンは俺に尋ねた。
「ああ、ベレートさんだ。魔王軍の王国侵攻支店長の」
「あ……私、彼らを連れて行きますね」
そう言っておびえたように、俺たちから離れていった。
「あら~冷たいな~。まあ、いいや。そう言えば、さっきのマモルバスターだっけ、あんなのを持っていたの? ボクと遊んだとき、使わなかったじゃない」
「あのときは模擬戦っていったじゃないですか。マモルバスターなんて使うわけないじゃないですか」
「そうだったっけ? まあ、いいや、じゃあ今からやろうよ! マモルバスターありで」
血まみれのベレートは上機嫌で長い尻尾をフリフリさせて、猫耳をピクピクさせていた。
その顔は面白いおもちゃを見つけた猫そっくりのだった。
「ちょっと~、ベレートさん。面倒なノラリス将軍を私に倒させた上に、これからすぐ戦うんですか? 疲れたので、また今度にしましょうよ」
俺はコンバットスーツが使えないことを隠しながら、疲れて不満を言っているように演技をする。
「え~、いいじゃん。ちょっとだけ、ちょっとだけから」
「それって絶対にちょっとにならないパターンじゃないですか。嫌ですよ。今日は絶対嫌です。それにベレートさん、血まみれじゃないですか。魔王軍の皆さんも今日は疲れたでしょうから、休んでください。宿までは難しいですが、野営地と食事はこちらで準備しますので」
そう言って俺は話をそらそうと必死になる。
ベレートはじっと俺を見つめた後、にっこりと笑った。
「わかった。明日ね。約束だからね。じゃあ、後片付けしてくるね」
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