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火のサラマンダー
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昔ばなしの中に火のサラマンダーと言う魔物が出てくるお話しがある。
とある村の外れに、火の魔物サラマンダーが現れ村を飲み込み辺り一面を火の海にした。旅から帰った少年が絶望の咆哮を上げてその光景を見ている。
村を焼かれた少年は悲しみと怒りに、秘められた力を開花し果敢に魔物を退治するお話しがある。
え?なぜそんな話しを今しだしたのか、ですって?
それは───
「無理ですわ!嫌ですわ!なぜ私がトカゲを退治しなければならないのー!?」
火のサラマンダーとは少し大きめのトカゲみたい魔物で火を爪と牙から噴出しやがる厄介な魔物である。大きさは馬ほどの大きさが最大だと聞いていた。
さほど巨大な魔物では無いはずなのだが……
私の目の前にいたその赤黒いトカゲの魔物は凛々しいお顔で、見上げるほど大きい。
超大型のトラックほどの大きさだった。
育ちすぎでは?
フロヒオンの生死の境をさ迷っている茶番はコンスタンティナと正式に婚約を結びフロヒオンが騎士の誓いを使った求婚をしたと言う事も広まり、不貞による神の怒りを恐れた令嬢達はさっさと第二の自分だけの素敵な王子様を見つけ出す!と豪語してフロヒオンからは手を引いたそうだ。
さすが婚活令嬢達、切り替えが早い。
おかげで王宮からやっと屋敷に帰れると浮かれて家路に就いていたのに…
そんな私が乗る馬車の前に、まるで行く手を阻む様に突如として現れたのが、この、目の前にデーン!と存在感を放つ、火のサラマンダーだった。
やだよー、トカゲ苦手なんだよー!
「あっ、そうだわ!フロヒオン様!
聞こえます?フロヒオン様!助けて下さいませー!」
傍から見れば絵が描かれた手の甲に必死に呼びかけている哀れな少女に見える。きっと気でもふれたかと思われているだろう。でも私は必死だ。カモン、フロヒオン様!と念じながら呼んでいると、ぽんぽん、と肩を叩かれた。
「後になさって下さい!今はフロヒオン様をお呼びしなければ…」
「いや、呼ばれたから来たんだけどね?なんで伝説の生き物、火竜なんかに遭遇しちゃってるのかな?コンスタンティナだけズルくないか?!」
「………何を仰ってるの??火竜?……え?!火竜!!??え?フロヒオン様!!??
……フロヒオン様来て下さったのね!良がっだですーうぅ、トカゲ無理…」
「よし、落ち着こうか、コンスタンティナ」
ぎゅっと抱きしめてくるフロヒオン。
少し落ち着きを取り戻した私は目を見開いて「そんな場合じゃ無い!あれ、フロヒオン様!あれ!火のサラマンダーじゃ無いんですか?」とフロヒオンに縋りついた。
「まぁ、少しだけ冷静に騒げる様にはなった……のか?」などと悩ましげに言ってフロヒオンはコンスタンティナの頭を撫でる。
「コンスタンティナ、火のサラマンダーはあそこまで大きくは無いし、羽も無い」
羽……
フロヒオンの向こうにいる魔物をじっと見る。確かに、小さな羽がある様だ。
トラックほどの大きさの赤いトカゲ、フロヒオン曰く火竜がグァ、と同意する様に頷いている。
「これは…君が喋ったのか?竜は人語を喋れるのか」
はい?いやいや今のはグァって言っただけですよね?
グァ!グァグァ!「なるほど」
グキャグァ!「ああ、それは…わかった。君と契約をしよう─」
「ちょっとフロヒオン様?!ま、まさか竜と話しができるのですか?!」
「ん?ああ、コンスタンティナには人語を話している様には聞こえていないのか。」
「フロヒオン様には人語に聞こえているんですね…って言うか、相変わらずのチートっぷりですね…」
そのまさかだった様だ。
とある村の外れに、火の魔物サラマンダーが現れ村を飲み込み辺り一面を火の海にした。旅から帰った少年が絶望の咆哮を上げてその光景を見ている。
村を焼かれた少年は悲しみと怒りに、秘められた力を開花し果敢に魔物を退治するお話しがある。
え?なぜそんな話しを今しだしたのか、ですって?
それは───
「無理ですわ!嫌ですわ!なぜ私がトカゲを退治しなければならないのー!?」
火のサラマンダーとは少し大きめのトカゲみたい魔物で火を爪と牙から噴出しやがる厄介な魔物である。大きさは馬ほどの大きさが最大だと聞いていた。
さほど巨大な魔物では無いはずなのだが……
私の目の前にいたその赤黒いトカゲの魔物は凛々しいお顔で、見上げるほど大きい。
超大型のトラックほどの大きさだった。
育ちすぎでは?
フロヒオンの生死の境をさ迷っている茶番はコンスタンティナと正式に婚約を結びフロヒオンが騎士の誓いを使った求婚をしたと言う事も広まり、不貞による神の怒りを恐れた令嬢達はさっさと第二の自分だけの素敵な王子様を見つけ出す!と豪語してフロヒオンからは手を引いたそうだ。
さすが婚活令嬢達、切り替えが早い。
おかげで王宮からやっと屋敷に帰れると浮かれて家路に就いていたのに…
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やだよー、トカゲ苦手なんだよー!
「あっ、そうだわ!フロヒオン様!
聞こえます?フロヒオン様!助けて下さいませー!」
傍から見れば絵が描かれた手の甲に必死に呼びかけている哀れな少女に見える。きっと気でもふれたかと思われているだろう。でも私は必死だ。カモン、フロヒオン様!と念じながら呼んでいると、ぽんぽん、と肩を叩かれた。
「後になさって下さい!今はフロヒオン様をお呼びしなければ…」
「いや、呼ばれたから来たんだけどね?なんで伝説の生き物、火竜なんかに遭遇しちゃってるのかな?コンスタンティナだけズルくないか?!」
「………何を仰ってるの??火竜?……え?!火竜!!??え?フロヒオン様!!??
……フロヒオン様来て下さったのね!良がっだですーうぅ、トカゲ無理…」
「よし、落ち着こうか、コンスタンティナ」
ぎゅっと抱きしめてくるフロヒオン。
少し落ち着きを取り戻した私は目を見開いて「そんな場合じゃ無い!あれ、フロヒオン様!あれ!火のサラマンダーじゃ無いんですか?」とフロヒオンに縋りついた。
「まぁ、少しだけ冷静に騒げる様にはなった……のか?」などと悩ましげに言ってフロヒオンはコンスタンティナの頭を撫でる。
「コンスタンティナ、火のサラマンダーはあそこまで大きくは無いし、羽も無い」
羽……
フロヒオンの向こうにいる魔物をじっと見る。確かに、小さな羽がある様だ。
トラックほどの大きさの赤いトカゲ、フロヒオン曰く火竜がグァ、と同意する様に頷いている。
「これは…君が喋ったのか?竜は人語を喋れるのか」
はい?いやいや今のはグァって言っただけですよね?
グァ!グァグァ!「なるほど」
グキャグァ!「ああ、それは…わかった。君と契約をしよう─」
「ちょっとフロヒオン様?!ま、まさか竜と話しができるのですか?!」
「ん?ああ、コンスタンティナには人語を話している様には聞こえていないのか。」
「フロヒオン様には人語に聞こえているんですね…って言うか、相変わらずのチートっぷりですね…」
そのまさかだった様だ。
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めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
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