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王子様のご乱心
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ジリジリと詰め寄る爽やかな笑顔を浮かべた王子様。麗しい美貌の王子様の腕が血相を変えて逃げ惑う令嬢の腰に絡みつく。
「ぎゃぁぁぁ!待って下さいませ、フロヒオン様!まずは落ち着いて、そっ、そうだわ、こう言う時は…そう!微分方程式ですわ!私にはなんの事かさっぱりですが。フロヒオン様、微分方程式ってなんですの?」
慶吾時代に心を静める慶吾なりの気分転換。それすなわち蘊蓄(うんちく)。
「……微分方程式─ か。懐かしいな。
微分方程式って言うのは、いや、微分方程式に限らず一般の方程式は必ずしも厳密解が得られるとは限らないんだ。
だから多く場合は摂動などの手法を用いて近似的な評価を与えるか、ルンゲ=クッタ法やSOR法、有限要素法のような数値解法によって具体的な解を得ることになる。でも、いくつかの───」
さっと腕の中から逃げたコンスタンティナに頓着せずフロヒオンは顎に手をやりブツブツと話し出した。
コンスタンティナの脳が息苦しく感じるほどの凄まじい攻撃力だった。
「は、はい…そうなんですね(何言ってんのかさっぱりだわ)」
「微分方程式の具体的な解法の代表的なものに──」
「まだ続いてましたの!!??」
しかし直ぐに小さな聖堂に到着した為フロヒオンは残念そうに、コンスタンティナはパァーっと明るい笑顔で馬車から降り立った。
「はぁ、良かったですわ!あのままフロヒオン様の蘊蓄を聞かされていたら明日には私、確実に知恵熱でダウンしていたと思います。」
「………お前が振って来たんだろ!」
乗せられたことに気づいたらしいフロヒオンが私を睨むが着いてしまえばこちらのものだ。
コンスタンティナはしらっとした顔をして目の前の聖堂をふむふむと見ると、やっぱり知らない建物だったわ、と言ってスタスタと進んで行く。フロヒオンはそんなコンスタンティナを半目で見ながら後に続いた。
聖堂の祭壇にはコンスタンティナの頭ほどの水晶が置かれていた。フロヒオンはその水晶に右手を乗せて火竜を見る。
「リン、ちょっと君に魔力を通すよ」
おいでおいで、と手招きするフロヒオンに火竜はパタパタと飛んで行く。
グァ!
「うん、任せて」
何やら私には分からないやり取りをしつつ─
「よし、見えた!リン、今俺が見てる映像が見える?」
グァ!
「うん、気を付けて行っておいで!絶対にゲットするんだぞ!」
グァグァ!!
よく分からんが、火竜はパタパタと飛んで行った。
「わかったの?リン様の番の竜の居場所が。」
「ああ、バッチリ見えた。リンも意思をつなげたら見えたらしい。今からプロポーズするってさ。」
「良かったぁ」
色々、本当に、良かったー、と安心しきっていた。
ぐいっとフロヒオンに引っ張られ私は目を見開いた。
あ、アレ?やけに色っぽい顔をしてますね?なんて思った瞬間、唇を塞がれていた。
「……ふっ……んー!ふぁ、あっ、や、んんー!」
「もっ、無理……限界」
フロヒオンの手が無造作にコンスタンティナの胸に触れ、腰に触れ、お尻を揉みしだく。
コンスタンティナはビックリして抗議の声を上げたが飲み込まれる様に舌を捕えられ絡められる。
「やっ、ふぁ……ダメ」
「触る……だけで、やったりしないから」
当たり前だ!ボケ!などと言う突っ込みすら考えられずコンスタンティナは執拗な口付けにパニックである。
不埒な手からの攻防に集中する余りにキスが深まって行くのは全く止められずフロヒオンの荒い息遣いに、足が震え、脳が沸騰しそうなほどの興奮を覚えた。
ヤバい、キスされてる!NOー!と、脳内で絶叫していたはずなのに。前世の友人からのエロすぎる口付けにもうどうすれば良いのかわからず、持て余してしまう身体の疼きと熱を感じていた。
「ぎゃぁぁぁ!待って下さいませ、フロヒオン様!まずは落ち着いて、そっ、そうだわ、こう言う時は…そう!微分方程式ですわ!私にはなんの事かさっぱりですが。フロヒオン様、微分方程式ってなんですの?」
慶吾時代に心を静める慶吾なりの気分転換。それすなわち蘊蓄(うんちく)。
「……微分方程式─ か。懐かしいな。
微分方程式って言うのは、いや、微分方程式に限らず一般の方程式は必ずしも厳密解が得られるとは限らないんだ。
だから多く場合は摂動などの手法を用いて近似的な評価を与えるか、ルンゲ=クッタ法やSOR法、有限要素法のような数値解法によって具体的な解を得ることになる。でも、いくつかの───」
さっと腕の中から逃げたコンスタンティナに頓着せずフロヒオンは顎に手をやりブツブツと話し出した。
コンスタンティナの脳が息苦しく感じるほどの凄まじい攻撃力だった。
「は、はい…そうなんですね(何言ってんのかさっぱりだわ)」
「微分方程式の具体的な解法の代表的なものに──」
「まだ続いてましたの!!??」
しかし直ぐに小さな聖堂に到着した為フロヒオンは残念そうに、コンスタンティナはパァーっと明るい笑顔で馬車から降り立った。
「はぁ、良かったですわ!あのままフロヒオン様の蘊蓄を聞かされていたら明日には私、確実に知恵熱でダウンしていたと思います。」
「………お前が振って来たんだろ!」
乗せられたことに気づいたらしいフロヒオンが私を睨むが着いてしまえばこちらのものだ。
コンスタンティナはしらっとした顔をして目の前の聖堂をふむふむと見ると、やっぱり知らない建物だったわ、と言ってスタスタと進んで行く。フロヒオンはそんなコンスタンティナを半目で見ながら後に続いた。
聖堂の祭壇にはコンスタンティナの頭ほどの水晶が置かれていた。フロヒオンはその水晶に右手を乗せて火竜を見る。
「リン、ちょっと君に魔力を通すよ」
おいでおいで、と手招きするフロヒオンに火竜はパタパタと飛んで行く。
グァ!
「うん、任せて」
何やら私には分からないやり取りをしつつ─
「よし、見えた!リン、今俺が見てる映像が見える?」
グァ!
「うん、気を付けて行っておいで!絶対にゲットするんだぞ!」
グァグァ!!
よく分からんが、火竜はパタパタと飛んで行った。
「わかったの?リン様の番の竜の居場所が。」
「ああ、バッチリ見えた。リンも意思をつなげたら見えたらしい。今からプロポーズするってさ。」
「良かったぁ」
色々、本当に、良かったー、と安心しきっていた。
ぐいっとフロヒオンに引っ張られ私は目を見開いた。
あ、アレ?やけに色っぽい顔をしてますね?なんて思った瞬間、唇を塞がれていた。
「……ふっ……んー!ふぁ、あっ、や、んんー!」
「もっ、無理……限界」
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コンスタンティナはビックリして抗議の声を上げたが飲み込まれる様に舌を捕えられ絡められる。
「やっ、ふぁ……ダメ」
「触る……だけで、やったりしないから」
当たり前だ!ボケ!などと言う突っ込みすら考えられずコンスタンティナは執拗な口付けにパニックである。
不埒な手からの攻防に集中する余りにキスが深まって行くのは全く止められずフロヒオンの荒い息遣いに、足が震え、脳が沸騰しそうなほどの興奮を覚えた。
ヤバい、キスされてる!NOー!と、脳内で絶叫していたはずなのに。前世の友人からのエロすぎる口付けにもうどうすれば良いのかわからず、持て余してしまう身体の疼きと熱を感じていた。
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