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処刑までのカウントダウン
エーデルワイスはカトレアの懐に潜り込む
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お茶会が終わり、数日が経った。お茶会の時はこの数年を埋め合わせるかのようにお互いの近況を報告しあう会となった。一人と一匹を除いてだが…
お母様とフランチェスカが楽しそうに話しているのを私とカトレアは笑顔で眺める。そんな姿を見て何を思い出したのか、カトレアは少し寂しそうな顔をしていたような気もする。カトレアの懐に入るなら今がチャンスと思った私は、カトレアの膝の上にで丸くなった。猫が嫌いでなければ、大抵これでメロメロになるものだ。
「あら…エディちゃんは少し眠たいのね。ここで少し眠っていなさい。」
私の頭を軽く撫でながら話しかけてくるカトレアに「にゃぁ~」と軽く返事をする。こうやって見るとあまりカトレアが悪い人には見えない…これは毒されているということなのだろうか。
もしかしたら毒されているのは私ではなく、プリチーなエディちゃんにカトレアが毒されたのかもしれないけど。
そんなこんなでお茶会はあっという間に終わり、ここ数日はカトレアと一緒にお出かけする日が増えていた。
カトレアが馬車に乗ると、私も知らぬ顔で一緒に馬車に乗る。
ここ数日間、カトレアの行き先は孤児院ばかりだった。そう、以前お兄様は「嘘だと思う…」といっていたが、本当に孤児院でボランティアをしていたようだ。
「エディちゃんは猫でいいわね。自由気ままに生きられるもの…」
私の頭を軽く撫でながら、窓の外を見ているカトレア。
一緒に馬車に乗っていて思うけれど、カトレアは本当に悪い人なのだろうか…。
カトレアと孤児院を回っていても、子供たちはカトレアと遊ぶのを楽しみに待っていたという感じがするし、カトレアが来た時の子供たちの笑顔は本物だった。
そして、もう一つ気になることがある。カトレアと一緒にいるメイドのロベリアだ。このロベリア…あまりカトレアを守る気がないように感じる。それにロベリアが話しかけようとすると、カトレアの顔が一気に強張るのだ。
「カトレア様…」
「わ、わかっているわ。」
こうやって見ると、立場が逆に見えてくる。カトレアがロベリアの言いなりになっているような…そんな感じだ。
「カトレア様…」
「わ、わかっているって言っているの!!で、でも孤児院の子たちは悪くないじゃない…私のことを「お姉ちゃん」って慕ってくれているだけだもの…」
ロベリアがもう一度カトレアの名前を呼ぶと急に声を荒げて怒り始めた。話の内容的に孤児院の子たちに何かしら鍵があるように思えるが…
カトレアが声を荒げ始めると、ロベリアはカトレアのことをすごい冷めた目で見つめて、「カトレア様…」と呼んだ。本日一番の低い声で、ロベリアの周りだけ吹雪が降っていたような気がした。
「にゃぁ~?」
この雰囲気を打破しようと、カトレアの膝に座る。私の背中に顔を埋めながら「わかっているのよ…わかっているの…このままだとお母様が…」と小さい声でブツブツ言っているのが聞こえた。
必死に心を落ち着かせようとしているのだろう。
そんな状態のカトレアを見てか、ロベリアは急に足を床に”ドーン”と叩き落し、カトレアを睨みつけた。
「カトレア様。いい加減にしてください。このままでは約束を守っていただいたことにはなりません。この件は、旦那様へお伝えいたします。いいですね?」
「ま、待ってください…おじい様に伝えるのは…。明日こそは成功させますので…もう一日だけ猶予ください。お願いします!!」
どうやら、このロベリアという女。カトレアの祖父のメイドだったようだ。そしてカトレアは祖父におびえている…?いや…先ほど「お母さまが…」と仰っていたし、もしかしたら母親が人質に取られていて言うことを聞かないといけない立ち位置にいるのかもしれない。
カトレアの祖父…一人はカルミアの祖父でもある人か。元画家でそれが見込まれて男爵位を賜った人だ。
画家ということは絵を描くのが好きなのだろうか…そう考えると野望的なものはないような気がする。もう一人考えられるとしたら…ブラオベーレが以前言っていたことを思いだす。
「カトレアのお母様は大帝国トライアルの公爵令嬢だった。」
今日のカトレアの様子を見るに、今までの暴動はカトレアが行ったものではなく、この国にいる者たちがそれぞれで立ち上がったのかもしれない。国王もあんな状態だし、正直この国はなくなってもいいとさえ感じているのも事実。それぐらい今の王族は廃れているのだ。パキラたちはこの国がなくなったら困るといっていたけど、だったらサントノーレ国に吸収してもらった方がよっぽど国民のためになるだろう…。
そうすると…明日カトレアが起こす予定の孤児院での何かが…大帝国トライアルが関わっている何かなのだろう。
「明日であればまだ間に合う可能性があるのでは?」と、考えた私は一度屋敷に戻ったらブラオベーレのところに行って手紙を書いてもらうことにした。
勿論お兄様たちにも伝えるつもりだ。カトレアを見ていると正直行いたくなさそうに見えるし、説得すれば何とかなるかもしれないと思った私は次の行動をどうするか…頭を巡らせた。
お母様とフランチェスカが楽しそうに話しているのを私とカトレアは笑顔で眺める。そんな姿を見て何を思い出したのか、カトレアは少し寂しそうな顔をしていたような気もする。カトレアの懐に入るなら今がチャンスと思った私は、カトレアの膝の上にで丸くなった。猫が嫌いでなければ、大抵これでメロメロになるものだ。
「あら…エディちゃんは少し眠たいのね。ここで少し眠っていなさい。」
私の頭を軽く撫でながら話しかけてくるカトレアに「にゃぁ~」と軽く返事をする。こうやって見るとあまりカトレアが悪い人には見えない…これは毒されているということなのだろうか。
もしかしたら毒されているのは私ではなく、プリチーなエディちゃんにカトレアが毒されたのかもしれないけど。
そんなこんなでお茶会はあっという間に終わり、ここ数日はカトレアと一緒にお出かけする日が増えていた。
カトレアが馬車に乗ると、私も知らぬ顔で一緒に馬車に乗る。
ここ数日間、カトレアの行き先は孤児院ばかりだった。そう、以前お兄様は「嘘だと思う…」といっていたが、本当に孤児院でボランティアをしていたようだ。
「エディちゃんは猫でいいわね。自由気ままに生きられるもの…」
私の頭を軽く撫でながら、窓の外を見ているカトレア。
一緒に馬車に乗っていて思うけれど、カトレアは本当に悪い人なのだろうか…。
カトレアと孤児院を回っていても、子供たちはカトレアと遊ぶのを楽しみに待っていたという感じがするし、カトレアが来た時の子供たちの笑顔は本物だった。
そして、もう一つ気になることがある。カトレアと一緒にいるメイドのロベリアだ。このロベリア…あまりカトレアを守る気がないように感じる。それにロベリアが話しかけようとすると、カトレアの顔が一気に強張るのだ。
「カトレア様…」
「わ、わかっているわ。」
こうやって見ると、立場が逆に見えてくる。カトレアがロベリアの言いなりになっているような…そんな感じだ。
「カトレア様…」
「わ、わかっているって言っているの!!で、でも孤児院の子たちは悪くないじゃない…私のことを「お姉ちゃん」って慕ってくれているだけだもの…」
ロベリアがもう一度カトレアの名前を呼ぶと急に声を荒げて怒り始めた。話の内容的に孤児院の子たちに何かしら鍵があるように思えるが…
カトレアが声を荒げ始めると、ロベリアはカトレアのことをすごい冷めた目で見つめて、「カトレア様…」と呼んだ。本日一番の低い声で、ロベリアの周りだけ吹雪が降っていたような気がした。
「にゃぁ~?」
この雰囲気を打破しようと、カトレアの膝に座る。私の背中に顔を埋めながら「わかっているのよ…わかっているの…このままだとお母様が…」と小さい声でブツブツ言っているのが聞こえた。
必死に心を落ち着かせようとしているのだろう。
そんな状態のカトレアを見てか、ロベリアは急に足を床に”ドーン”と叩き落し、カトレアを睨みつけた。
「カトレア様。いい加減にしてください。このままでは約束を守っていただいたことにはなりません。この件は、旦那様へお伝えいたします。いいですね?」
「ま、待ってください…おじい様に伝えるのは…。明日こそは成功させますので…もう一日だけ猶予ください。お願いします!!」
どうやら、このロベリアという女。カトレアの祖父のメイドだったようだ。そしてカトレアは祖父におびえている…?いや…先ほど「お母さまが…」と仰っていたし、もしかしたら母親が人質に取られていて言うことを聞かないといけない立ち位置にいるのかもしれない。
カトレアの祖父…一人はカルミアの祖父でもある人か。元画家でそれが見込まれて男爵位を賜った人だ。
画家ということは絵を描くのが好きなのだろうか…そう考えると野望的なものはないような気がする。もう一人考えられるとしたら…ブラオベーレが以前言っていたことを思いだす。
「カトレアのお母様は大帝国トライアルの公爵令嬢だった。」
今日のカトレアの様子を見るに、今までの暴動はカトレアが行ったものではなく、この国にいる者たちがそれぞれで立ち上がったのかもしれない。国王もあんな状態だし、正直この国はなくなってもいいとさえ感じているのも事実。それぐらい今の王族は廃れているのだ。パキラたちはこの国がなくなったら困るといっていたけど、だったらサントノーレ国に吸収してもらった方がよっぽど国民のためになるだろう…。
そうすると…明日カトレアが起こす予定の孤児院での何かが…大帝国トライアルが関わっている何かなのだろう。
「明日であればまだ間に合う可能性があるのでは?」と、考えた私は一度屋敷に戻ったらブラオベーレのところに行って手紙を書いてもらうことにした。
勿論お兄様たちにも伝えるつもりだ。カトレアを見ていると正直行いたくなさそうに見えるし、説得すれば何とかなるかもしれないと思った私は次の行動をどうするか…頭を巡らせた。
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