34 / 50
処刑までのカウントダウン
エーデルワイスはカトレアの懐に潜り込む
しおりを挟む
お茶会が終わり、数日が経った。お茶会の時はこの数年を埋め合わせるかのようにお互いの近況を報告しあう会となった。一人と一匹を除いてだが…
お母様とフランチェスカが楽しそうに話しているのを私とカトレアは笑顔で眺める。そんな姿を見て何を思い出したのか、カトレアは少し寂しそうな顔をしていたような気もする。カトレアの懐に入るなら今がチャンスと思った私は、カトレアの膝の上にで丸くなった。猫が嫌いでなければ、大抵これでメロメロになるものだ。
「あら…エディちゃんは少し眠たいのね。ここで少し眠っていなさい。」
私の頭を軽く撫でながら話しかけてくるカトレアに「にゃぁ~」と軽く返事をする。こうやって見るとあまりカトレアが悪い人には見えない…これは毒されているということなのだろうか。
もしかしたら毒されているのは私ではなく、プリチーなエディちゃんにカトレアが毒されたのかもしれないけど。
そんなこんなでお茶会はあっという間に終わり、ここ数日はカトレアと一緒にお出かけする日が増えていた。
カトレアが馬車に乗ると、私も知らぬ顔で一緒に馬車に乗る。
ここ数日間、カトレアの行き先は孤児院ばかりだった。そう、以前お兄様は「嘘だと思う…」といっていたが、本当に孤児院でボランティアをしていたようだ。
「エディちゃんは猫でいいわね。自由気ままに生きられるもの…」
私の頭を軽く撫でながら、窓の外を見ているカトレア。
一緒に馬車に乗っていて思うけれど、カトレアは本当に悪い人なのだろうか…。
カトレアと孤児院を回っていても、子供たちはカトレアと遊ぶのを楽しみに待っていたという感じがするし、カトレアが来た時の子供たちの笑顔は本物だった。
そして、もう一つ気になることがある。カトレアと一緒にいるメイドのロベリアだ。このロベリア…あまりカトレアを守る気がないように感じる。それにロベリアが話しかけようとすると、カトレアの顔が一気に強張るのだ。
「カトレア様…」
「わ、わかっているわ。」
こうやって見ると、立場が逆に見えてくる。カトレアがロベリアの言いなりになっているような…そんな感じだ。
「カトレア様…」
「わ、わかっているって言っているの!!で、でも孤児院の子たちは悪くないじゃない…私のことを「お姉ちゃん」って慕ってくれているだけだもの…」
ロベリアがもう一度カトレアの名前を呼ぶと急に声を荒げて怒り始めた。話の内容的に孤児院の子たちに何かしら鍵があるように思えるが…
カトレアが声を荒げ始めると、ロベリアはカトレアのことをすごい冷めた目で見つめて、「カトレア様…」と呼んだ。本日一番の低い声で、ロベリアの周りだけ吹雪が降っていたような気がした。
「にゃぁ~?」
この雰囲気を打破しようと、カトレアの膝に座る。私の背中に顔を埋めながら「わかっているのよ…わかっているの…このままだとお母様が…」と小さい声でブツブツ言っているのが聞こえた。
必死に心を落ち着かせようとしているのだろう。
そんな状態のカトレアを見てか、ロベリアは急に足を床に”ドーン”と叩き落し、カトレアを睨みつけた。
「カトレア様。いい加減にしてください。このままでは約束を守っていただいたことにはなりません。この件は、旦那様へお伝えいたします。いいですね?」
「ま、待ってください…おじい様に伝えるのは…。明日こそは成功させますので…もう一日だけ猶予ください。お願いします!!」
どうやら、このロベリアという女。カトレアの祖父のメイドだったようだ。そしてカトレアは祖父におびえている…?いや…先ほど「お母さまが…」と仰っていたし、もしかしたら母親が人質に取られていて言うことを聞かないといけない立ち位置にいるのかもしれない。
カトレアの祖父…一人はカルミアの祖父でもある人か。元画家でそれが見込まれて男爵位を賜った人だ。
画家ということは絵を描くのが好きなのだろうか…そう考えると野望的なものはないような気がする。もう一人考えられるとしたら…ブラオベーレが以前言っていたことを思いだす。
「カトレアのお母様は大帝国トライアルの公爵令嬢だった。」
今日のカトレアの様子を見るに、今までの暴動はカトレアが行ったものではなく、この国にいる者たちがそれぞれで立ち上がったのかもしれない。国王もあんな状態だし、正直この国はなくなってもいいとさえ感じているのも事実。それぐらい今の王族は廃れているのだ。パキラたちはこの国がなくなったら困るといっていたけど、だったらサントノーレ国に吸収してもらった方がよっぽど国民のためになるだろう…。
そうすると…明日カトレアが起こす予定の孤児院での何かが…大帝国トライアルが関わっている何かなのだろう。
「明日であればまだ間に合う可能性があるのでは?」と、考えた私は一度屋敷に戻ったらブラオベーレのところに行って手紙を書いてもらうことにした。
勿論お兄様たちにも伝えるつもりだ。カトレアを見ていると正直行いたくなさそうに見えるし、説得すれば何とかなるかもしれないと思った私は次の行動をどうするか…頭を巡らせた。
お母様とフランチェスカが楽しそうに話しているのを私とカトレアは笑顔で眺める。そんな姿を見て何を思い出したのか、カトレアは少し寂しそうな顔をしていたような気もする。カトレアの懐に入るなら今がチャンスと思った私は、カトレアの膝の上にで丸くなった。猫が嫌いでなければ、大抵これでメロメロになるものだ。
「あら…エディちゃんは少し眠たいのね。ここで少し眠っていなさい。」
私の頭を軽く撫でながら話しかけてくるカトレアに「にゃぁ~」と軽く返事をする。こうやって見るとあまりカトレアが悪い人には見えない…これは毒されているということなのだろうか。
もしかしたら毒されているのは私ではなく、プリチーなエディちゃんにカトレアが毒されたのかもしれないけど。
そんなこんなでお茶会はあっという間に終わり、ここ数日はカトレアと一緒にお出かけする日が増えていた。
カトレアが馬車に乗ると、私も知らぬ顔で一緒に馬車に乗る。
ここ数日間、カトレアの行き先は孤児院ばかりだった。そう、以前お兄様は「嘘だと思う…」といっていたが、本当に孤児院でボランティアをしていたようだ。
「エディちゃんは猫でいいわね。自由気ままに生きられるもの…」
私の頭を軽く撫でながら、窓の外を見ているカトレア。
一緒に馬車に乗っていて思うけれど、カトレアは本当に悪い人なのだろうか…。
カトレアと孤児院を回っていても、子供たちはカトレアと遊ぶのを楽しみに待っていたという感じがするし、カトレアが来た時の子供たちの笑顔は本物だった。
そして、もう一つ気になることがある。カトレアと一緒にいるメイドのロベリアだ。このロベリア…あまりカトレアを守る気がないように感じる。それにロベリアが話しかけようとすると、カトレアの顔が一気に強張るのだ。
「カトレア様…」
「わ、わかっているわ。」
こうやって見ると、立場が逆に見えてくる。カトレアがロベリアの言いなりになっているような…そんな感じだ。
「カトレア様…」
「わ、わかっているって言っているの!!で、でも孤児院の子たちは悪くないじゃない…私のことを「お姉ちゃん」って慕ってくれているだけだもの…」
ロベリアがもう一度カトレアの名前を呼ぶと急に声を荒げて怒り始めた。話の内容的に孤児院の子たちに何かしら鍵があるように思えるが…
カトレアが声を荒げ始めると、ロベリアはカトレアのことをすごい冷めた目で見つめて、「カトレア様…」と呼んだ。本日一番の低い声で、ロベリアの周りだけ吹雪が降っていたような気がした。
「にゃぁ~?」
この雰囲気を打破しようと、カトレアの膝に座る。私の背中に顔を埋めながら「わかっているのよ…わかっているの…このままだとお母様が…」と小さい声でブツブツ言っているのが聞こえた。
必死に心を落ち着かせようとしているのだろう。
そんな状態のカトレアを見てか、ロベリアは急に足を床に”ドーン”と叩き落し、カトレアを睨みつけた。
「カトレア様。いい加減にしてください。このままでは約束を守っていただいたことにはなりません。この件は、旦那様へお伝えいたします。いいですね?」
「ま、待ってください…おじい様に伝えるのは…。明日こそは成功させますので…もう一日だけ猶予ください。お願いします!!」
どうやら、このロベリアという女。カトレアの祖父のメイドだったようだ。そしてカトレアは祖父におびえている…?いや…先ほど「お母さまが…」と仰っていたし、もしかしたら母親が人質に取られていて言うことを聞かないといけない立ち位置にいるのかもしれない。
カトレアの祖父…一人はカルミアの祖父でもある人か。元画家でそれが見込まれて男爵位を賜った人だ。
画家ということは絵を描くのが好きなのだろうか…そう考えると野望的なものはないような気がする。もう一人考えられるとしたら…ブラオベーレが以前言っていたことを思いだす。
「カトレアのお母様は大帝国トライアルの公爵令嬢だった。」
今日のカトレアの様子を見るに、今までの暴動はカトレアが行ったものではなく、この国にいる者たちがそれぞれで立ち上がったのかもしれない。国王もあんな状態だし、正直この国はなくなってもいいとさえ感じているのも事実。それぐらい今の王族は廃れているのだ。パキラたちはこの国がなくなったら困るといっていたけど、だったらサントノーレ国に吸収してもらった方がよっぽど国民のためになるだろう…。
そうすると…明日カトレアが起こす予定の孤児院での何かが…大帝国トライアルが関わっている何かなのだろう。
「明日であればまだ間に合う可能性があるのでは?」と、考えた私は一度屋敷に戻ったらブラオベーレのところに行って手紙を書いてもらうことにした。
勿論お兄様たちにも伝えるつもりだ。カトレアを見ていると正直行いたくなさそうに見えるし、説得すれば何とかなるかもしれないと思った私は次の行動をどうするか…頭を巡らせた。
234
あなたにおすすめの小説
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
結婚初夜、「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と夫に言われました
ましゅぺちーの
恋愛
侯爵令嬢のアリサは婚約者だった王太子テオドールと結婚した。
ちょうどその半年前、アリサの腹違いの妹のシアは不慮の事故で帰らぬ人となっていた。
王太子が婚約者の妹のシアを愛していたのは周知の事実だった。
そんな彼は、結婚初夜、アリサに冷たく言い放った。
「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と。
もう私、好きなようにさせていただきますね? 〜とりあえず、元婚約者はコテンパン〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「婚約破棄ですね、はいどうぞ」
婚約者から、婚約破棄を言い渡されたので、そういう対応を致しました。
もう面倒だし、食い下がる事も辞めたのですが、まぁ家族が許してくれたから全ては大団円ですね。
……え? いまさら何ですか? 殿下。
そんな虫のいいお話に、まさか私が「はい分かりました」と頷くとは思っていませんよね?
もう私の、使い潰されるだけの生活からは解放されたのです。
だって私はもう貴方の婚約者ではありませんから。
これはそうやって、自らが得た自由の為に戦う令嬢の物語。
※本作はそれぞれ違うタイプのざまぁをお届けする、『野菜の夏休みざまぁ』作品、4作の内の1作です。
他作品は検索画面で『野菜の夏休みざまぁ』と打つとヒット致します。
【完結】白い結婚を終えて自由に生きてまいります
なか
恋愛
––アロルド、私は貴方が結婚初日に告げた言葉を今でも覚えている。
忘れもしない、あの時貴方は確かにこう言った。
「初めに言っておく、俺達の婚姻関係は白い結婚として……この関係は三年間のみとする」
「白い結婚ですか?」
「実は俺には……他に愛する女性がいる」
それは「公爵家の令嬢との問題」を理由に、三年間だけの白い結婚を強いるもの。
私の意思を無視して三家が取り決めたものであったが、私は冷静に合意を決めた
――それは自由を得るため、そして『私自身の秘密を隠すため』の計算でもあった。
ところが、三年の終わりが近づいたとき、アロルドは突然告白する。「この三年間で君しか見えなくなった。白い結婚の約束をなかったことにしてくれ」と。
「セシーリア、頼む……どうか、どうか白い結婚の合意を無かった事にしてくれ」
アロルド、貴方は何を言い出すの?
なにを言っているか、分かっているの?
「俺には君しかいないと、この三年間で分かったんだ」
私の答えは決まっていた。
受け入れられるはずがない。
自由のため、私の秘密を守るため、貴方の戯言に付き合う気はなかった。
◇◇◇
設定はゆるめです。
とても強い主人公が自由に暮らすお話となります。
もしよろしければ、読んでくださると嬉しいです!
婚約破棄をされ、父に追放まで言われた私は、むしろ喜んで出て行きます! ~家を出る時に一緒に来てくれた執事の溺愛が始まりました~
ゆうき
恋愛
男爵家の次女として生まれたシエルは、姉と妹に比べて平凡だからという理由で、父親や姉妹からバカにされ、虐げられる生活を送っていた。
そんな生活に嫌気がさしたシエルは、とある計画を考えつく。それは、婚約者に社交界で婚約を破棄してもらい、その責任を取って家を出て、自由を手に入れるというものだった。
シエルの専属の執事であるラルフや、幼い頃から実の兄のように親しくしてくれていた婚約者の協力の元、シエルは無事に婚約を破棄され、父親に見捨てられて家を出ることになった。
ラルフも一緒に来てくれることとなり、これで念願の自由を手に入れたシエル。しかし、シエルにはどこにも行くあてはなかった。
それをラルフに伝えると、隣の国にあるラルフの故郷に行こうと提案される。
それを承諾したシエルは、これからの自由で幸せな日々を手に入れられると胸を躍らせていたが、その幸せは家族によって邪魔をされてしまう。
なんと、家族はシエルとラルフを広大な湖に捨て、自らの手を汚さずに二人を亡き者にしようとしていた――
☆誤字脱字が多いですが、見つけ次第直しますのでご了承ください☆
☆全文字はだいたい14万文字になっています☆
☆完結まで予約済みなので、エタることはありません!☆
婚約破棄の代償
nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」
ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。
エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる