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処刑までのカウントダウン
手紙。
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家に着くと私はカトレアからぴょんと飛び降り、駆け出した。
「エディちゃん!」とカトレアが私のことを呼んでいたようだけど…全然気づかなかった。猫だから許してほしい…
ブラオベーレの部屋の前に着くと扉をカリカリして「開けてくれ」と合図を送る。
少しすると、ガチャリと扉が開いた。
私は空いたと同時に部屋に潜り込んだ。
「姉上。どうしたんだい?そんなに慌てて。」
「ここでは誰が聞いているかわからないのにゃ。エディと呼ぶにゃ…」
ロベリアのことを考えると他にもカトレアのおじい様の刺客が入り込んでいる可能性が高い。それこそ、この部屋の話も聞かれている可能性がある。
私の声は翻訳魔法みたいなものでもなければ、相手にもわからないと思うけれど…そんな都合よくはいかないだろう。
「わかったよ。エディ。それでどうしたんだい?」
「今から吾輩の話したことを手紙に残してほしいにゃ。ブラオベーレは私が話している間、うまく相槌を打ってほしい。決して口には出すにゃよ。」
そう伝えると、何となく意味を理解したのか「はいはい」といって手紙を書く姿勢をとった。
「まずはこの手紙を明日までにパキラに届けてほしいのにゃ。できるにゃ?」
「うん。」
ブラオベーレが頷いたので、先ほどあったことを書いていってもらう。
カトレアのおじいさま、大帝国トライアルの公爵家が今回の黒幕である可能性が高いこと。カトレアの母親が捕まっていてカトレアは仕方なく言うことを聞いている可能性が高いこと。明日何かしら動きがある可能性が高いことを手紙に書いてもらう。
ブラオベーレに先ほど相槌しか言うなといったからか「うん」とか「へぇー」とかしか言わないけど、顔はすごいしかめっ面だ。
「ブラオベーレ。最後に忠告にゃ。カトレアの近くにいるメイド。あれには気を付けるにゃよ。恐らくカトレアが悪いじゃないにゃ。あのメイドがカトレアに圧をかけているんだにゃ。」
「わかったよ。エディ。」
一応メイドの忠告もしたし、ブラオベーレも寄ってはいかないだろう。お兄様は人一倍警戒心が強いから大丈夫だと思う。手紙だけ送ってもらうよう伝えると、私はブラオベーレの部屋を出てフランチェスカのところへ戻った。
はずだった…
目を覚ますと、フランチェスカの部屋とは全く違うところにいたのである…
「にゃぁ~?」
「目を覚ましたんですね。エーデルワイス。あなたのことは調べたんですよ。」
さっきブラオベーレに気を付けろと言ったばかりなのに…目の前にいたのはロベリアだった。
よく見ると箱のような中に入れられているようだ。
「にゃにゃにゃ~」
「にゃあにゃあうるさい猫ですね。貴方がいるとカトレアが計画を実行してくれなくて困るんですよ。やっとこの国に復習出来るというのに、それでは困るんです。だから静かにしていてください。」
にゃあにゃあうるさい猫と言ったということは…私の言葉は通じていないようだ。それに猫だからと油断している可能性もありそうだ。
まずは自分の現状を把握しよう。
箱の中にいるのはわかったけど…ここが家の中なのか。それとも違うところなのか。耳を済ませてみる。
振動が少ないから気づきにくいが、家の中では無さそうだ。この揺れ具合からして馬車の中だろうか。
もしかして何処に連れていかれている…?
「貴方が来てからフランチェスカは人が変わったように明るくなりましたよね。あのまま人形でいて欲しかったというのに。余計な事してくれましたよ…全く。それに最近はカトレアも…」
その後もずっとひとりで話し続けるロゼリアは相当この国に恨みがあるようだ。
話し声に怒気が含まれている。
それにしても何処まで行くのだろうか…と思ったら外に箱ごと投げ捨てられた。
「にゃぁぁぁ」
「さようなら。エーデルワイス。きっと貴方なら生きていけるはずですよ。」
そしてそのまま馬車は減速することなく走り去った…
⟡.·*.··············································⟡.·*.
パキラ視点。
「パキラ様。手紙が届いております。」
そう言って急に目の前に現れたのは俺の従者だ。エリオントの側近として自分も影の仕事をしているから貴族であることを忘れがちだが、一応侯爵の出である。
「そうか…誰からだ?」
「ブラオべーレ様という方です。初めての方からの手紙でしたので少し警戒していたのですが、どうやらお相手の方もただならぬ様子でしたので…それに名前をいえば分かると…ご存知ですか?」
ブラオべーレ…確かフランチェスカの弟か。確かあの話し合いの時もいたはずだ。カトレアについて調べていた。急ぎの手紙ということは何かあったのだろうか。
「知っているから大丈夫だ。そこに置いておいてくれ。」
「承知しました。では何かあったらお呼びください」
それだけ言い残し、従者は音も立てずに居なくなった。
「エディちゃん!」とカトレアが私のことを呼んでいたようだけど…全然気づかなかった。猫だから許してほしい…
ブラオベーレの部屋の前に着くと扉をカリカリして「開けてくれ」と合図を送る。
少しすると、ガチャリと扉が開いた。
私は空いたと同時に部屋に潜り込んだ。
「姉上。どうしたんだい?そんなに慌てて。」
「ここでは誰が聞いているかわからないのにゃ。エディと呼ぶにゃ…」
ロベリアのことを考えると他にもカトレアのおじい様の刺客が入り込んでいる可能性が高い。それこそ、この部屋の話も聞かれている可能性がある。
私の声は翻訳魔法みたいなものでもなければ、相手にもわからないと思うけれど…そんな都合よくはいかないだろう。
「わかったよ。エディ。それでどうしたんだい?」
「今から吾輩の話したことを手紙に残してほしいにゃ。ブラオベーレは私が話している間、うまく相槌を打ってほしい。決して口には出すにゃよ。」
そう伝えると、何となく意味を理解したのか「はいはい」といって手紙を書く姿勢をとった。
「まずはこの手紙を明日までにパキラに届けてほしいのにゃ。できるにゃ?」
「うん。」
ブラオベーレが頷いたので、先ほどあったことを書いていってもらう。
カトレアのおじいさま、大帝国トライアルの公爵家が今回の黒幕である可能性が高いこと。カトレアの母親が捕まっていてカトレアは仕方なく言うことを聞いている可能性が高いこと。明日何かしら動きがある可能性が高いことを手紙に書いてもらう。
ブラオベーレに先ほど相槌しか言うなといったからか「うん」とか「へぇー」とかしか言わないけど、顔はすごいしかめっ面だ。
「ブラオベーレ。最後に忠告にゃ。カトレアの近くにいるメイド。あれには気を付けるにゃよ。恐らくカトレアが悪いじゃないにゃ。あのメイドがカトレアに圧をかけているんだにゃ。」
「わかったよ。エディ。」
一応メイドの忠告もしたし、ブラオベーレも寄ってはいかないだろう。お兄様は人一倍警戒心が強いから大丈夫だと思う。手紙だけ送ってもらうよう伝えると、私はブラオベーレの部屋を出てフランチェスカのところへ戻った。
はずだった…
目を覚ますと、フランチェスカの部屋とは全く違うところにいたのである…
「にゃぁ~?」
「目を覚ましたんですね。エーデルワイス。あなたのことは調べたんですよ。」
さっきブラオベーレに気を付けろと言ったばかりなのに…目の前にいたのはロベリアだった。
よく見ると箱のような中に入れられているようだ。
「にゃにゃにゃ~」
「にゃあにゃあうるさい猫ですね。貴方がいるとカトレアが計画を実行してくれなくて困るんですよ。やっとこの国に復習出来るというのに、それでは困るんです。だから静かにしていてください。」
にゃあにゃあうるさい猫と言ったということは…私の言葉は通じていないようだ。それに猫だからと油断している可能性もありそうだ。
まずは自分の現状を把握しよう。
箱の中にいるのはわかったけど…ここが家の中なのか。それとも違うところなのか。耳を済ませてみる。
振動が少ないから気づきにくいが、家の中では無さそうだ。この揺れ具合からして馬車の中だろうか。
もしかして何処に連れていかれている…?
「貴方が来てからフランチェスカは人が変わったように明るくなりましたよね。あのまま人形でいて欲しかったというのに。余計な事してくれましたよ…全く。それに最近はカトレアも…」
その後もずっとひとりで話し続けるロゼリアは相当この国に恨みがあるようだ。
話し声に怒気が含まれている。
それにしても何処まで行くのだろうか…と思ったら外に箱ごと投げ捨てられた。
「にゃぁぁぁ」
「さようなら。エーデルワイス。きっと貴方なら生きていけるはずですよ。」
そしてそのまま馬車は減速することなく走り去った…
⟡.·*.··············································⟡.·*.
パキラ視点。
「パキラ様。手紙が届いております。」
そう言って急に目の前に現れたのは俺の従者だ。エリオントの側近として自分も影の仕事をしているから貴族であることを忘れがちだが、一応侯爵の出である。
「そうか…誰からだ?」
「ブラオべーレ様という方です。初めての方からの手紙でしたので少し警戒していたのですが、どうやらお相手の方もただならぬ様子でしたので…それに名前をいえば分かると…ご存知ですか?」
ブラオべーレ…確かフランチェスカの弟か。確かあの話し合いの時もいたはずだ。カトレアについて調べていた。急ぎの手紙ということは何かあったのだろうか。
「知っているから大丈夫だ。そこに置いておいてくれ。」
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それだけ言い残し、従者は音も立てずに居なくなった。
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