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1日目
時間は遡り、エリーゼが婚約破棄と聖女を解任された翌日
レオポルドとカーラは、イチャイチャしながら
精霊館の前に来ていました。
カーラは姉のエリーゼが、朝に湖で身を清めに行っていることを
レオポルドとイチャイチャした朝帰りに、玄関先でエリーゼに会い何度か見送ったことを思い出しました。
それで、自分も身を清めるために宿屋に無理を言って、湯船に入ってから体を洗ってきました。
その後朝食をゆっくりとりレオポルドにべったりとしたあと
馬車に乗ってやってきたのです。
時間にしてもう昼が近くなった頃です。
「ねぇ。レオ様、私が到着したのに誰も迎えに来ないのは何故なのかしら?
お姉様が聖女をお辞めになって、私が聖女になったって誰も知らないのかしら?」
「そんなことは無いと思うぞ。カーラ。
昨夜は神官や他の聖女がいる前で、僕が格好よく宣言したからな!
みんな知っているはずだよ!」
そんなアホな二人が、来た頃
神官と聖女達は食事の準備をしています。
「ねぇ。皆様、今日のお祈りはあまり気持ちが入らなくて心配したけれど、
今までに無いくらい、綺麗で頑丈な結界になりましたね」
「そうだね。私が湖に到着したとき、エリーゼとすれ違ったから
きっとエリーゼが私たちより先に祈りを捧げてくれていたのも原因と思うよ」
「エリーゼが聖女を辞めると聞いて焦ってしまったけど、彼女は陰ながら私たちや国民の為に祈りを捧げてくれているんだね。
精霊様達と会話して、姿が見えるくらい精霊力が高まったから、お祈りする場所は関係ないみたいだし・・・」
と皆で会話をしていた。
「そういえば、妹さんは来なかったな」
「そうね。もしかしたら今頃、館の前に来ているかもよ」
そんなはずはないと思いながらも、神官のアブサロンは窓から館の玄関口を見てみました。
「え? 玄関口に若い女と、男が来ているぞ」
アブサロンの声に皆、窓から外を見てみた。
「あれは、妹のカーラとレオポルドじゃないか」
神官の一人がそう言った後みなで入り口まで移動した。
「今頃なんのご用ですか?」
「今日のお祈りはすでに終わっています。
カーラは大遅刻です
国王様に報告させていただきます」
「何を言っているの?お祈りなら先程私もしました。
それに、お祈りをする段取りや、時間と場所でさえも教えてくれていないじゃない」
とカーラがかみついたところ、
今度はレオポルドが
「ふん。我々は貴族の子息だ、そんな態度では、不敬で捕まえるぞ!」
と聖女や神官達を脅しました。
そんなレオポルドの態度に対して、聖女達は
(え? こいつアホなの、私たち叙爵されて、子爵と伯爵なんだけど・・・
逆に私たちにそんな態度って普通に不敬じゃない)
と思いながらも
朝日が昇った頃に湖に行き身を清めてその後、
精霊館に移動して、精霊塔でお祈りをすることを、二人に説明しました。
それを聞いた、レオポルドとカーラは、手を振って
「じゃ、また明日」
と言って、どこかへ行ってしまいました。
その頃
ハインリヒと妻のリーズルは、館に帰ってきました。
昨夜は公爵のアーベンベルグ夫妻と4人は、商業ギルドから、だまし取った金貨を軍資金にして飲み明かしたのです。
二人が帰ってきたのにもかかわらず、使用人が誰も出迎えに来なかったのは、少し気になりましたが、二人はそのまま寝室に向かい、着替えを脱ぎ捨てたまま就寝したのでした。
1日目
時間は遡り、エリーゼが婚約破棄と聖女を解任された翌日
レオポルドとカーラは、イチャイチャしながら
精霊館の前に来ていました。
カーラは姉のエリーゼが、朝に湖で身を清めに行っていることを
レオポルドとイチャイチャした朝帰りに、玄関先でエリーゼに会い何度か見送ったことを思い出しました。
それで、自分も身を清めるために宿屋に無理を言って、湯船に入ってから体を洗ってきました。
その後朝食をゆっくりとりレオポルドにべったりとしたあと
馬車に乗ってやってきたのです。
時間にしてもう昼が近くなった頃です。
「ねぇ。レオ様、私が到着したのに誰も迎えに来ないのは何故なのかしら?
お姉様が聖女をお辞めになって、私が聖女になったって誰も知らないのかしら?」
「そんなことは無いと思うぞ。カーラ。
昨夜は神官や他の聖女がいる前で、僕が格好よく宣言したからな!
みんな知っているはずだよ!」
そんなアホな二人が、来た頃
神官と聖女達は食事の準備をしています。
「ねぇ。皆様、今日のお祈りはあまり気持ちが入らなくて心配したけれど、
今までに無いくらい、綺麗で頑丈な結界になりましたね」
「そうだね。私が湖に到着したとき、エリーゼとすれ違ったから
きっとエリーゼが私たちより先に祈りを捧げてくれていたのも原因と思うよ」
「エリーゼが聖女を辞めると聞いて焦ってしまったけど、彼女は陰ながら私たちや国民の為に祈りを捧げてくれているんだね。
精霊様達と会話して、姿が見えるくらい精霊力が高まったから、お祈りする場所は関係ないみたいだし・・・」
と皆で会話をしていた。
「そういえば、妹さんは来なかったな」
「そうね。もしかしたら今頃、館の前に来ているかもよ」
そんなはずはないと思いながらも、神官のアブサロンは窓から館の玄関口を見てみました。
「え? 玄関口に若い女と、男が来ているぞ」
アブサロンの声に皆、窓から外を見てみた。
「あれは、妹のカーラとレオポルドじゃないか」
神官の一人がそう言った後みなで入り口まで移動した。
「今頃なんのご用ですか?」
「今日のお祈りはすでに終わっています。
カーラは大遅刻です
国王様に報告させていただきます」
「何を言っているの?お祈りなら先程私もしました。
それに、お祈りをする段取りや、時間と場所でさえも教えてくれていないじゃない」
とカーラがかみついたところ、
今度はレオポルドが
「ふん。我々は貴族の子息だ、そんな態度では、不敬で捕まえるぞ!」
と聖女や神官達を脅しました。
そんなレオポルドの態度に対して、聖女達は
(え? こいつアホなの、私たち叙爵されて、子爵と伯爵なんだけど・・・
逆に私たちにそんな態度って普通に不敬じゃない)
と思いながらも
朝日が昇った頃に湖に行き身を清めてその後、
精霊館に移動して、精霊塔でお祈りをすることを、二人に説明しました。
それを聞いた、レオポルドとカーラは、手を振って
「じゃ、また明日」
と言って、どこかへ行ってしまいました。
その頃
ハインリヒと妻のリーズルは、館に帰ってきました。
昨夜は公爵のアーベンベルグ夫妻と4人は、商業ギルドから、だまし取った金貨を軍資金にして飲み明かしたのです。
二人が帰ってきたのにもかかわらず、使用人が誰も出迎えに来なかったのは、少し気になりましたが、二人はそのまま寝室に向かい、着替えを脱ぎ捨てたまま就寝したのでした。
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