46 / 65
〈46〉地上の戦い 2
しおりを挟む
ヘッドフォン越しに初めて声を聞いた、あの日。
私は恋に落ちていた。
続編はもちろん、中の人が同じゲームはすべてやった。
休みの日は、朝から寝る直前まで。
学校がある日も、親や先生に怒られても、ずっと聞いていた。
ファンクラブに入って、事務所に乗り込んで、部屋に盗聴器を仕掛けて、逮捕されたりもした。
あの楽しかった日々と同じように、心臓が高鳴っていく。
「なのに、なんで……」
視線が合わないの?
「心の優しい君たちに、贈り物をあげるよ。僕の魔力だ」
どうして、こっちを向いてくれないの?
私の体は、主人公の体なのに、なんで無視するの?
顔を空に向けて、口の中からキラキラ光る玉を飛ばす姿も格好いいんだけど、
なんで、そのキラキラを私にくれないの?
「白竜、さま……?」
子供の健康を願うようなクズにはあげるのに、なんで私にはくれないの?
出稼ぎのクズにもプレゼントしているのに、なんで私には……、
「どう、して……」
「あぁ、言い忘れていたのたけど、邪な者に与える気はないからね。それを他者から奪おうとは思わない方が良いよ。複数の竜族が襲ってくる」
聞き慣れた優しい声音とは裏腹に、ピリピリとした空気があたりを包んでいく。
どれだけ周囲を見渡しても、私の分の光はない。
「なんで……」
邪な者?
主人公の体を持った私が??
そんなはずない!
だって、主人公だもの!
「……そっか。主人公だから!」
量産品のプレゼントじゃなくて、私だけの特別な物がもらえる!
そうね! そうよね!
王道の展開じゃない!
「2人とも、もう降りて大丈夫だよ。今も邪な気配がするのは、そこにいるお嬢ちゃんだけだから」
「……ぇっ?」
睨まれた?
あの優しい白竜様に?
私が!?
「なん、で……」
「それでは、メアリ様。先に降りますね?」
「わかったわ。足下に気をつけるのよ?」
「わかりました」
「ぇ……?」
白竜様の背中に、人が……?
そこに乗れるのは、好感度MAXになったヒロインだけーー私だけの特等席なのに!!
「誰よ! 私の席に座るクズ……
、は…………」
淡い色のドレスに、
長い、髪……、
それに、その顔って!!
「悪役令嬢!?」
アンタ、死んだはずじゃ?
と言うか、なんでそんな所に乗っているのよ!?
悪役令嬢が好感度MAX?
有り得ない!
そんなことは絶対にあり得ない!!
「何をした……。私の白竜様に何をした!!!!」
全身が白いから、邪竜落ちじゃない。
そもそも、邪竜にしても、メアリは乗れなかったはず……。
なのに、どうして!?
「………ば、ぐ?」
もしかして、またバグなの!?
そうね、そうなのね!!
「ふざけるなよ、プログラマー!!」
メアリもそうだけど、クソみたいなメイドまで背中に乗せるなんて、
そんなの白竜様じゃない!
「浄化しなきゃ……、今すぐ浄化しなきゃ!!!!」
私が愛した白竜様は、クソみたいなメイドが降りやすいように、翼を広げて足場になんかしない!
大きなキノコに手を引かれて降りようとしているクソみたいなメイドに、優しい視線なんて向けたりしない!!
「光の聖霊たち! 私に力を貸しなさい!!」
浄化しなきゃ、
浄化しなきゃ、
浄化しなきゃ!!
「最愛の人に取り付く悪霊を消し去り、本来の姿を取り戻せ!」
練習じゃ一度も成功したことないけど、今なら出来る。
絶対に浄化しなきゃダメ!!
メアリだか、バグだか知らないけど、全部浄化しなきゃ!!
悪役は、負けるためにいるのよ!!!!
「〈ホーリーライト・エクスプローション〉」
でき、た。
やっぱり出来た!
胸の前で組み合わせた手から、思い描いた光が飛んでいく!
悪役に浮気する攻略対象なんて、プレーヤーは見たくないのよ!!
「死ねや! メアリーーーーー!!!!」
光がさらに強くなって、範囲も広くなる。
白竜様にも当たるけど、愛しの彼は光の竜だから素通りする。
そして、背中にいる悪役は、邪悪な存在だか、ら……、
「ぇ……?」
パキン、って音がして、光の弾丸が弾かれた……?
まさかあれって、魔法障壁!?
障壁に防がれた!???
でも、どうして!?
メアリに光の魔法は、使えないはず!
「すまないね、お嬢ちゃん。僕の長女に、攻撃をしないでもらえないかな?」
「ぇっ……?」
もしかして、白竜様が、守った……?
メアリの前に、障壁を張って?
「あえない……」
それに、長女って。
白竜様が娘だって言い始めるのは、すべての攻略が終わってからで……。
「キミは次女にも手を出しそうだからね。少しの間、拘束させてもらうよ」
「次女……」
どうして白竜様が、クソみたいなメイドを優しい瞳で見てるのよ!
光の檻が私を閉じこめる!?
有り得ない!
すべてが有り得ない!!
なんで!? どうして!?
「バグ!!」
いや、もしかして、
「転生、者……?」
主人公の知らないところで追放されて、白竜様と一緒に帰ってくるなんて、攻略法を知らなきゃ無理!
「お前も転生者だったのかぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!」
白竜様の上から不思議そうな目でメアリが見下ろしているけど、それも絶対に演技!!
「殺してやる! 私が絶対にお前を殺してーー」
「すまないね。口を閉じさせて貰うよ」
「待って、白竜様! 貴方は騙されーー」
不意にその場から、音が消えた。
どれだけ叫ぼうと思っても、声が出ない。
サイレントの魔法を使われてしまった。
口を開いても音が出ない。
やめて!
そんな顔で、メアリを見ないで!!
人の姿に戻って、メアリをお姫様抱っこなんてしないで!
クソみたいなメイドに微笑むのもやめて!!
アナタが微笑んで良いのは、私だけなの!!!!
私だけなんだから!!!!!!!!!!!!!!!
そんな思いも、声にはならなかった。
私は恋に落ちていた。
続編はもちろん、中の人が同じゲームはすべてやった。
休みの日は、朝から寝る直前まで。
学校がある日も、親や先生に怒られても、ずっと聞いていた。
ファンクラブに入って、事務所に乗り込んで、部屋に盗聴器を仕掛けて、逮捕されたりもした。
あの楽しかった日々と同じように、心臓が高鳴っていく。
「なのに、なんで……」
視線が合わないの?
「心の優しい君たちに、贈り物をあげるよ。僕の魔力だ」
どうして、こっちを向いてくれないの?
私の体は、主人公の体なのに、なんで無視するの?
顔を空に向けて、口の中からキラキラ光る玉を飛ばす姿も格好いいんだけど、
なんで、そのキラキラを私にくれないの?
「白竜、さま……?」
子供の健康を願うようなクズにはあげるのに、なんで私にはくれないの?
出稼ぎのクズにもプレゼントしているのに、なんで私には……、
「どう、して……」
「あぁ、言い忘れていたのたけど、邪な者に与える気はないからね。それを他者から奪おうとは思わない方が良いよ。複数の竜族が襲ってくる」
聞き慣れた優しい声音とは裏腹に、ピリピリとした空気があたりを包んでいく。
どれだけ周囲を見渡しても、私の分の光はない。
「なんで……」
邪な者?
主人公の体を持った私が??
そんなはずない!
だって、主人公だもの!
「……そっか。主人公だから!」
量産品のプレゼントじゃなくて、私だけの特別な物がもらえる!
そうね! そうよね!
王道の展開じゃない!
「2人とも、もう降りて大丈夫だよ。今も邪な気配がするのは、そこにいるお嬢ちゃんだけだから」
「……ぇっ?」
睨まれた?
あの優しい白竜様に?
私が!?
「なん、で……」
「それでは、メアリ様。先に降りますね?」
「わかったわ。足下に気をつけるのよ?」
「わかりました」
「ぇ……?」
白竜様の背中に、人が……?
そこに乗れるのは、好感度MAXになったヒロインだけーー私だけの特等席なのに!!
「誰よ! 私の席に座るクズ……
、は…………」
淡い色のドレスに、
長い、髪……、
それに、その顔って!!
「悪役令嬢!?」
アンタ、死んだはずじゃ?
と言うか、なんでそんな所に乗っているのよ!?
悪役令嬢が好感度MAX?
有り得ない!
そんなことは絶対にあり得ない!!
「何をした……。私の白竜様に何をした!!!!」
全身が白いから、邪竜落ちじゃない。
そもそも、邪竜にしても、メアリは乗れなかったはず……。
なのに、どうして!?
「………ば、ぐ?」
もしかして、またバグなの!?
そうね、そうなのね!!
「ふざけるなよ、プログラマー!!」
メアリもそうだけど、クソみたいなメイドまで背中に乗せるなんて、
そんなの白竜様じゃない!
「浄化しなきゃ……、今すぐ浄化しなきゃ!!!!」
私が愛した白竜様は、クソみたいなメイドが降りやすいように、翼を広げて足場になんかしない!
大きなキノコに手を引かれて降りようとしているクソみたいなメイドに、優しい視線なんて向けたりしない!!
「光の聖霊たち! 私に力を貸しなさい!!」
浄化しなきゃ、
浄化しなきゃ、
浄化しなきゃ!!
「最愛の人に取り付く悪霊を消し去り、本来の姿を取り戻せ!」
練習じゃ一度も成功したことないけど、今なら出来る。
絶対に浄化しなきゃダメ!!
メアリだか、バグだか知らないけど、全部浄化しなきゃ!!
悪役は、負けるためにいるのよ!!!!
「〈ホーリーライト・エクスプローション〉」
でき、た。
やっぱり出来た!
胸の前で組み合わせた手から、思い描いた光が飛んでいく!
悪役に浮気する攻略対象なんて、プレーヤーは見たくないのよ!!
「死ねや! メアリーーーーー!!!!」
光がさらに強くなって、範囲も広くなる。
白竜様にも当たるけど、愛しの彼は光の竜だから素通りする。
そして、背中にいる悪役は、邪悪な存在だか、ら……、
「ぇ……?」
パキン、って音がして、光の弾丸が弾かれた……?
まさかあれって、魔法障壁!?
障壁に防がれた!???
でも、どうして!?
メアリに光の魔法は、使えないはず!
「すまないね、お嬢ちゃん。僕の長女に、攻撃をしないでもらえないかな?」
「ぇっ……?」
もしかして、白竜様が、守った……?
メアリの前に、障壁を張って?
「あえない……」
それに、長女って。
白竜様が娘だって言い始めるのは、すべての攻略が終わってからで……。
「キミは次女にも手を出しそうだからね。少しの間、拘束させてもらうよ」
「次女……」
どうして白竜様が、クソみたいなメイドを優しい瞳で見てるのよ!
光の檻が私を閉じこめる!?
有り得ない!
すべてが有り得ない!!
なんで!? どうして!?
「バグ!!」
いや、もしかして、
「転生、者……?」
主人公の知らないところで追放されて、白竜様と一緒に帰ってくるなんて、攻略法を知らなきゃ無理!
「お前も転生者だったのかぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!」
白竜様の上から不思議そうな目でメアリが見下ろしているけど、それも絶対に演技!!
「殺してやる! 私が絶対にお前を殺してーー」
「すまないね。口を閉じさせて貰うよ」
「待って、白竜様! 貴方は騙されーー」
不意にその場から、音が消えた。
どれだけ叫ぼうと思っても、声が出ない。
サイレントの魔法を使われてしまった。
口を開いても音が出ない。
やめて!
そんな顔で、メアリを見ないで!!
人の姿に戻って、メアリをお姫様抱っこなんてしないで!
クソみたいなメイドに微笑むのもやめて!!
アナタが微笑んで良いのは、私だけなの!!!!
私だけなんだから!!!!!!!!!!!!!!!
そんな思いも、声にはならなかった。
46
あなたにおすすめの小説
『異世界転生してカフェを開いたら、庭が王宮より人気になってしまいました』
ヤオサカ
恋愛
申し訳ありません、物語の内容を確認しているため、一部非公開にしています
この物語は完結しました。
前世では小さな庭付きカフェを営んでいた主人公。事故により命を落とし、気がつけば異世界の貧しい村に転生していた。
「何もないなら、自分で作ればいいじゃない」
そう言って始めたのは、イングリッシュガーデン風の庭とカフェづくり。花々に囲まれた癒しの空間は次第に評判を呼び、貴族や騎士まで足を運ぶように。
そんな中、無愛想な青年が何度も訪れるようになり――?
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
0歳児に戻った私。今度は少し口を出したいと思います。
アズやっこ
恋愛
❈ 追記 長編に変更します。
16歳の時、私は第一王子と婚姻した。
いとこの第一王子の事は好き。でもこの好きはお兄様を思う好きと同じ。だから第二王子の事も好き。
私の好きは家族愛として。
第一王子と婚約し婚姻し家族愛とはいえ愛はある。だから何とかなる、そう思った。
でも人の心は何とかならなかった。
この国はもう終わる…
兄弟の対立、公爵の裏切り、まるでボタンの掛け違い。
だから歪み取り返しのつかない事になった。
そして私は暗殺され…
次に目が覚めた時0歳児に戻っていた。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 作者独自の設定です。こういう設定だとご了承頂けると幸いです。
婚活をがんばる枯葉令嬢は薔薇狼の執着にきづかない~なんで溺愛されてるの!?~
白井
恋愛
「我が伯爵家に貴様は相応しくない! 婚約は解消させてもらう」
枯葉のような地味な容姿が原因で家族から疎まれ、婚約者を姉に奪われたステラ。
土下座を強要され自分が悪いと納得しようとしたその時、謎の美形が跪いて手に口づけをする。
「美しき我が光……。やっと、お会いできましたね」
あなた誰!?
やたら綺麗な怪しい男から逃げようとするが、彼の執着は枯葉令嬢ステラの想像以上だった!
虐げられていた令嬢が男の正体を知り、幸せになる話。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
大好きだった旦那様に離縁され家を追い出されましたが、騎士団長様に拾われ溺愛されました
Karamimi
恋愛
2年前に両親を亡くしたスカーレットは、1年前幼馴染で3つ年上のデビッドと結婚した。両親が亡くなった時もずっと寄り添ってくれていたデビッドの為に、毎日家事や仕事をこなすスカーレット。
そんな中迎えた結婚1年記念の日。この日はデビッドの為に、沢山のご馳走を作って待っていた。そしていつもの様に帰ってくるデビッド。でもデビッドの隣には、美しい女性の姿が。
「俺は彼女の事を心から愛している。悪いがスカーレット、どうか俺と離縁して欲しい。そして今すぐ、この家から出て行ってくれるか?」
そうスカーレットに言い放ったのだ。何とか考え直して欲しいと訴えたが、全く聞く耳を持たないデビッド。それどころか、スカーレットに数々の暴言を吐き、ついにはスカーレットの荷物と共に、彼女を追い出してしまった。
荷物を持ち、泣きながら街を歩くスカーレットに声をかけて来たのは、この街の騎士団長だ。一旦騎士団長の家に保護してもらったスカーレットは、さっき起こった出来事を騎士団長に話した。
「なんてひどい男だ!とにかく落ち着くまで、ここにいるといい」
行く当てもないスカーレットは結局騎士団長の家にお世話になる事に
※他サイトにも投稿しています
よろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる