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番外編②雪side
②-1-6
しおりを挟む「?……それ、本部に持って行くの?」
「!っ、んな訳あるか!
……もう必要ねぇからな、捨てるんだよ」
「……え?」
捨てるーー。
その言葉に驚くオレに、顔だけ振り向いた紫夕がニッと微笑みながら言った。
「必要ねぇだろ?
俺にはもう、雪しかいらねぇよ」
っーー……何、それ。
そんなの、こんな出掛けに言わないでよっ……。
紫夕の行動と優しい言葉に、胸がキュッと、甘く優しく締め付けられる。すぐにその背中に抱きついて、甘えたくなる。
もうっ。
離れたく、なくなっちゃうよ……。
嬉しくて、幸せで……。でも、何だか切ないこの想いは、何度実感しても涙が出そうになってしまう。
やっぱり、以前よりも忙しくて苦しいーー……。
それは、結ばれてからもどんどんどんどん自分が紫夕を好きになっていて……。これ以上にない程に愛してしまっているからに違いなかった。
……
…………。
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