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第1章 (3)出逢い
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「不審者を追い詰めたぞッ!!」
騒ぎ声を頼りに彼を必死に捜すと、広間に人集りが出来ているのを見付けた。
予想以上の騒ぎになっているらしく、集まっている警備達が壁になりその先が見えない。
しかも、私に気付いた使用人達が安全な場所へ誘導しようと行く手を阻む。
「!……お嬢様!
ここは危険ですっ!部屋にお戻りを……!」
「は、放してっ!
不審者って誰っ?どんな人っ……?!」
押さえつけようとする使用人達を必死で振り切り、私はなんとか人集りの中心部を覗き込んだ。
予感は的中。
そこに居たのは、天井のシャンデリアの光を浴びて美しく輝く、白金色の髪をした男性。
たくさんの警備や使用人に囲まれたその人は、間違いなく私が昨日助けた……。
ーーううん。
私の心を救ってくれた、彼。
私が貸したバスローブ姿から、昨日洗って乾かした自分の私服に着替えていた。
おそらく私が眠っている隙にここを出て行こうとして、警備に見付かってしまったんだ。
「不審者を追い詰めたぞッ!!」
騒ぎ声を頼りに彼を必死に捜すと、広間に人集りが出来ているのを見付けた。
予想以上の騒ぎになっているらしく、集まっている警備達が壁になりその先が見えない。
しかも、私に気付いた使用人達が安全な場所へ誘導しようと行く手を阻む。
「!……お嬢様!
ここは危険ですっ!部屋にお戻りを……!」
「は、放してっ!
不審者って誰っ?どんな人っ……?!」
押さえつけようとする使用人達を必死で振り切り、私はなんとか人集りの中心部を覗き込んだ。
予感は的中。
そこに居たのは、天井のシャンデリアの光を浴びて美しく輝く、白金色の髪をした男性。
たくさんの警備や使用人に囲まれたその人は、間違いなく私が昨日助けた……。
ーーううん。
私の心を救ってくれた、彼。
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