夢の言葉は魔法の呪文【改訂版】

☆リサーナ☆

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第5章 (4)バロンの観察日記

4-1

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バロンはいつだって、私と一緒に居てくれた。
どんな時も、私の元に来てくれた。

だから、私はそれが当たり前だと思っていたの。


でも、今回。
初めて貴方が私から離れて行って……。
貴方が傍にいなくなって……。

たくさん後悔した。


自分の気持ちに素直になれない自分。
貴方の優しさに甘えて、待っているだけだった自分。

初めての気持ちに戸惑って、苦しくて逃げていた自分。


……バカだね。

バロンが傍に居ない事の方が、ずっとずっと苦しくて、辛くて……。

どうしていいのか、分からない。


ーーけど、貴方の傍に居たいの。

傍にいても、いい?
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