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第19章(4)アカリside
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『仕事が終わりました。今から電車で向かいます』
そう彼から連絡が来たのは、家を出てから何時間経ってからだろう。
時計をずっと見ずに街中を行ったり来たりしていたから、よく覚えていない。
彼からのメッセージが来て、私はいつの間にか辺りが真っ暗になっていた事。そして雪がチラチラと降り始めている事に気付いた。
『分かりました!駅まで迎えに行きます!』
そう返信を打つ際に、初めて自分の指が悴んでいる事にも気付く。が、全く気にならない。
やっとの思いで返信すると、私は一目散に電車が止まる駅まで走り出した。
彼のメッセージに嬉しさが先行してしまい、「お疲れ様」と入れるのを忘れてしまったが、すぐにそれは会ってから直接言葉で伝えようと思った。
そして聞きたい。彼の口から「ただいま」って、そう返してほしい。
そんな幸せな妄想を思い浮かべながら、ドキドキと胸を弾ませながら、私は駅に辿り着いた。
乱れた呼吸を整えつつ、私は近くの建物の窓ガラスで身だしなみもチェックする。
少し私の年齢には可愛すぎるかな?
そう思ったけど、昔彼が「可愛い」と褒めてくれた赤やえんじ色を取り入れたコーディネイト。
羽織っているコートを紺色にしたから幼過ぎず、少しは落ち着いて見えるよね?
そんな風に自分の服装を見返しながら、果たしてマオさんはどんな服装で来るのか?と想像した。
仕事終わりだから、きっとスーツ姿は間違いないだろう。何色かな?トレンチコートとか、着てくるかな?
スーツ姿の男性はビシッとしてカッコ良いイメージだが、マオさんは何処か抜けているからおそらくヴァロンの時のようにその姿にドキッとする事はないだろう。
代わりに何を着ても可愛いというか、優しいというか……。でも私は、そんなマオさんも大好きなのだ。
なんて、勝手な想像をして癒されて、私が「ふふっ」と笑みを溢した時だった。
「ーーアカリさん、お待たせしました」
「!……ッーー!!」
声を掛けられて、振り向いた瞬間。
私は驚きのあまり言葉を失った。
『仕事が終わりました。今から電車で向かいます』
そう彼から連絡が来たのは、家を出てから何時間経ってからだろう。
時計をずっと見ずに街中を行ったり来たりしていたから、よく覚えていない。
彼からのメッセージが来て、私はいつの間にか辺りが真っ暗になっていた事。そして雪がチラチラと降り始めている事に気付いた。
『分かりました!駅まで迎えに行きます!』
そう返信を打つ際に、初めて自分の指が悴んでいる事にも気付く。が、全く気にならない。
やっとの思いで返信すると、私は一目散に電車が止まる駅まで走り出した。
彼のメッセージに嬉しさが先行してしまい、「お疲れ様」と入れるのを忘れてしまったが、すぐにそれは会ってから直接言葉で伝えようと思った。
そして聞きたい。彼の口から「ただいま」って、そう返してほしい。
そんな幸せな妄想を思い浮かべながら、ドキドキと胸を弾ませながら、私は駅に辿り着いた。
乱れた呼吸を整えつつ、私は近くの建物の窓ガラスで身だしなみもチェックする。
少し私の年齢には可愛すぎるかな?
そう思ったけど、昔彼が「可愛い」と褒めてくれた赤やえんじ色を取り入れたコーディネイト。
羽織っているコートを紺色にしたから幼過ぎず、少しは落ち着いて見えるよね?
そんな風に自分の服装を見返しながら、果たしてマオさんはどんな服装で来るのか?と想像した。
仕事終わりだから、きっとスーツ姿は間違いないだろう。何色かな?トレンチコートとか、着てくるかな?
スーツ姿の男性はビシッとしてカッコ良いイメージだが、マオさんは何処か抜けているからおそらくヴァロンの時のようにその姿にドキッとする事はないだろう。
代わりに何を着ても可愛いというか、優しいというか……。でも私は、そんなマオさんも大好きなのだ。
なんて、勝手な想像をして癒されて、私が「ふふっ」と笑みを溢した時だった。
「ーーアカリさん、お待たせしました」
「!……ッーー!!」
声を掛けられて、振り向いた瞬間。
私は驚きのあまり言葉を失った。
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