この夏が終わっても

☆リサーナ☆

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第7章 将馬side

(1)将馬side

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【夏祭り会場/催しステージ】

「すいませ~ん!ちょっと通して下さ~い!」

賑わう夏祭り会場の中央にある、催しステージの付近。
智樹は人混みをかき分けながら、ステージのなるべく前に俺を連れて行こうとする。


「あ!智樹~!こっちこっち~!」

暫く進むと未来の声が聞こえて、智樹は返事をするとその場所まで行って俺の手を離した。

その場には、みんなが居た。
あの小旅行のメンバーが、俺を見ていた。

涼も、居る。
気不味くて目を逸らす俺に、涼が隣に来ると言った。


「今日、このステージで里奈ちゃんが歌うんだ」

「!……え?」

信じられない言葉に、耳を疑う。


里奈が、歌う?
あの引っ込み思案で、プレッシャーに弱くて……。
俺とのカラオケでさえ、恥ずかしがって歌わなかったあの里奈が?

俺は、周りをもう一度見渡した。
すごい、人だ。
自分が高校の文化祭のステージで歌った観客の人数なんかと比べ物にならない。
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