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番外編 〜未来side〜
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それは、高校二年生の2月14日だった。
「佐藤先輩、好きです!付き合って下さい!」
「ありがとう、俺も鈴木の事好きだよ!」
世間はバレンタインデー。
学園内では気持ちを伝え合い、見事成立したカップル達がいた。
……しかし、それは私ではない。
お昼休憩の中庭。私がバレンタインのチョコを渡そうとした佐藤先輩は、たった今、目の前で鈴木?とかいう女の子と付き合う事が決まってしまったからだ。
なんと間の悪い事か。
いや、まあ間が悪くなくても、佐藤先輩は鈴木さん?の事が好きなのだから結果は変わらなかったであろう。
私は幸せそうなカップルの邪魔をしないよう、そっとその場を離れた。
失恋のショック、は思ったよりもなかった。
何故なら私は、正直あまり他人に興味がなく、佐藤先輩の事も委員会が一緒でちょっと優しいなって思った程度だったからだ。
え?それで何故バレンタインにチョコを渡して告白しようと思ったのかって?
……まあ、あれだよね。
周りの友達が色々言うから影響を受けて、つい告白する事になった。みたいな?
それは、高校二年生の2月14日だった。
「佐藤先輩、好きです!付き合って下さい!」
「ありがとう、俺も鈴木の事好きだよ!」
世間はバレンタインデー。
学園内では気持ちを伝え合い、見事成立したカップル達がいた。
……しかし、それは私ではない。
お昼休憩の中庭。私がバレンタインのチョコを渡そうとした佐藤先輩は、たった今、目の前で鈴木?とかいう女の子と付き合う事が決まってしまったからだ。
なんと間の悪い事か。
いや、まあ間が悪くなくても、佐藤先輩は鈴木さん?の事が好きなのだから結果は変わらなかったであろう。
私は幸せそうなカップルの邪魔をしないよう、そっとその場を離れた。
失恋のショック、は思ったよりもなかった。
何故なら私は、正直あまり他人に興味がなく、佐藤先輩の事も委員会が一緒でちょっと優しいなって思った程度だったからだ。
え?それで何故バレンタインにチョコを渡して告白しようと思ったのかって?
……まあ、あれだよね。
周りの友達が色々言うから影響を受けて、つい告白する事になった。みたいな?
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