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4話 ドミニク・スローンズ王子殿下 その1
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ドミニク・スローンズ第四王子殿下……スローンズ王国での王位継承順位は5位に該当している人物だ。
私も伯爵令嬢ではあるけれど、このパーティーの出席者の中では下位の部類に入る。ドミニク様が私に挨拶をしてきた意図が読めなかった。他の貴族たちもドミニク様には驚いている様子を見せているし……。
なんだろう、何か裏でもあるだろうか?
「ドミニク王子殿下……初めまして。アメリア・レイカールトと申します……そのご尊顔は遠目で拝見しておりましたが、こうしてお話しさせていただくのは、今日が初めてであると記憶しております」
とりあえず、私は改めて挨拶をしておく。ザックス様に婚約破棄をされたばかりなので、簡単に彼を信用することが出来ないけれど……。もしかして、私の聖女の能力が目当てなのだろうか……? スローンズ王国内でも珍しい能力だと聞いたことがあるし。
それだったら王位継承権順位5位のドミニク様が私に挨拶に来るのは不思議ではないのかもしれない。王家の手先として……と言ったところだろうか。
「アメリア嬢、色々と悲しい出来事が起こってしまったことは風の噂で聞いております」
「は、はい……」
「心中お察しいたします……」
ドミニク様は具体的な言葉は出さなかったけれど、ザックス様との婚約破棄の事実を知っているようだった。それも当然か……公爵の婚約破棄の話が王家に流れないはずはないものね。それだけに、私は余計に惨めな気持ちになってしまった。
聖女として守護していたことも全く必要ないと言われたのだから……。そう考えると、ドミニク様が私の能力なんて欲しがるはずはないのか、王家の武力であればオルタナティブ公爵家以上のものだろうし。珍しいだけの聖女の能力はひょっとして、まったく必要されていないのかもしれない……。
「しかしまさか、こうして本日会えるとは思いませんでした。よろしければ少し、話をしていきませんか? アメリア嬢さえ良ければ、お互いに少し距離を縮めるのも悪くはないでしょう?」
「……そうですね、畏まりました。私で宜しいのでしたら、お願いいたします」
「ありがとうございます」
こうして、私はドミニク様と一緒にパーティーを楽しむことにした。周りからはカップルのように映っていたかもしれない。でも、私は彼に対して不信感を拭えなかった……聖女の能力を持っているから近づいて来た。
心のどこかにそんな思いが残っていたからだ。
その思いが誤解だと気づくまでには……それなりの時間を要することになった。
私も伯爵令嬢ではあるけれど、このパーティーの出席者の中では下位の部類に入る。ドミニク様が私に挨拶をしてきた意図が読めなかった。他の貴族たちもドミニク様には驚いている様子を見せているし……。
なんだろう、何か裏でもあるだろうか?
「ドミニク王子殿下……初めまして。アメリア・レイカールトと申します……そのご尊顔は遠目で拝見しておりましたが、こうしてお話しさせていただくのは、今日が初めてであると記憶しております」
とりあえず、私は改めて挨拶をしておく。ザックス様に婚約破棄をされたばかりなので、簡単に彼を信用することが出来ないけれど……。もしかして、私の聖女の能力が目当てなのだろうか……? スローンズ王国内でも珍しい能力だと聞いたことがあるし。
それだったら王位継承権順位5位のドミニク様が私に挨拶に来るのは不思議ではないのかもしれない。王家の手先として……と言ったところだろうか。
「アメリア嬢、色々と悲しい出来事が起こってしまったことは風の噂で聞いております」
「は、はい……」
「心中お察しいたします……」
ドミニク様は具体的な言葉は出さなかったけれど、ザックス様との婚約破棄の事実を知っているようだった。それも当然か……公爵の婚約破棄の話が王家に流れないはずはないものね。それだけに、私は余計に惨めな気持ちになってしまった。
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「しかしまさか、こうして本日会えるとは思いませんでした。よろしければ少し、話をしていきませんか? アメリア嬢さえ良ければ、お互いに少し距離を縮めるのも悪くはないでしょう?」
「……そうですね、畏まりました。私で宜しいのでしたら、お願いいたします」
「ありがとうございます」
こうして、私はドミニク様と一緒にパーティーを楽しむことにした。周りからはカップルのように映っていたかもしれない。でも、私は彼に対して不信感を拭えなかった……聖女の能力を持っているから近づいて来た。
心のどこかにそんな思いが残っていたからだ。
その思いが誤解だと気づくまでには……それなりの時間を要することになった。
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