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7話 課題
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「しかし、本当に良いのか? 私としては、アメリアに強要するつもりは全くないのだが……」
「そう言っていただけるのは嬉しいですが……ドミニク様のお役に立ちたいのです」
「そうか……とても助かるよ」
さらに2カ月以上が経過した。私はドミニク様の為に聖女の能力を行使出来ればと考え始めていた。半年前からでは考えられないことだけれど、人間って変わるものなのね。今ではむしろ、王子殿下のお役に立ちたいとすら思っている自分がいるから不思議だった。
「スローンズ王国では聖女の能力を行使できる人物はほとんど居ない。本来ならば、国家防衛として活用するのは必須事項と言えるかもしれないが……ザックス・オルタナティブ公爵の判断は正直、意味が分からないな」
「はい……」
「そもそもの問題として、身勝手に婚約破棄をする時点で公爵として恥ずべき行為だからな」
ドミニク様は溜息を吐いていたけれど、私も同じ気持ちだった。聖女の能力関係なしに、婚約破棄自体、あまり褒められた行為ではない。まあ、オルタナティブ公爵家は有力貴族の1つだから、各方面への関係性の悪化は最小限に留めているだろうけど。私への慰謝料もそれから数カ月経ってから支払われたし。
「ドミニク様、ザックス様は私設騎士団を増強をすれば、聖女としての能力は必要ないとまでおっしゃっていました。私の能力は……やはり、その程度なのでしょうか?」
ドミニク様は驚いたような表情になるとすぐに首を横に振った。
「まさか、そんなことがあるわけがないだろう? 以前にも言ったが、君の活躍は私の耳にも届いていた。聖女としての能力の活用を強制する気はなかったが、手伝ってくれるのであれば、これほど重要な戦力は他にないと言えるかもしれない」
「さ、左様でございますか……しかし、ザックス様の私設騎士団は増強により、聖女の守護が必要ないと聞いておりましたが……」
「いや、それも間違いだ。私が聞いた最新情報によると、ザックス・オルタナティブ公爵が統治している領地は、魔物の襲撃、野盗の増加が起こっているとされている。近いうちに、議会でも騒がれることになるかもしれないな」
と、いうことは……私の能力がなくなって、ザックス様はとても困っているのでは? 私設騎士団の増強で領民を守れると聞いていたから、私はどこか安心していたのだけれど……守れないどころか、領民への負担が増大している可能性も出て来たわね。
「そう言っていただけるのは嬉しいですが……ドミニク様のお役に立ちたいのです」
「そうか……とても助かるよ」
さらに2カ月以上が経過した。私はドミニク様の為に聖女の能力を行使出来ればと考え始めていた。半年前からでは考えられないことだけれど、人間って変わるものなのね。今ではむしろ、王子殿下のお役に立ちたいとすら思っている自分がいるから不思議だった。
「スローンズ王国では聖女の能力を行使できる人物はほとんど居ない。本来ならば、国家防衛として活用するのは必須事項と言えるかもしれないが……ザックス・オルタナティブ公爵の判断は正直、意味が分からないな」
「はい……」
「そもそもの問題として、身勝手に婚約破棄をする時点で公爵として恥ずべき行為だからな」
ドミニク様は溜息を吐いていたけれど、私も同じ気持ちだった。聖女の能力関係なしに、婚約破棄自体、あまり褒められた行為ではない。まあ、オルタナティブ公爵家は有力貴族の1つだから、各方面への関係性の悪化は最小限に留めているだろうけど。私への慰謝料もそれから数カ月経ってから支払われたし。
「ドミニク様、ザックス様は私設騎士団を増強をすれば、聖女としての能力は必要ないとまでおっしゃっていました。私の能力は……やはり、その程度なのでしょうか?」
ドミニク様は驚いたような表情になるとすぐに首を横に振った。
「まさか、そんなことがあるわけがないだろう? 以前にも言ったが、君の活躍は私の耳にも届いていた。聖女としての能力の活用を強制する気はなかったが、手伝ってくれるのであれば、これほど重要な戦力は他にないと言えるかもしれない」
「さ、左様でございますか……しかし、ザックス様の私設騎士団は増強により、聖女の守護が必要ないと聞いておりましたが……」
「いや、それも間違いだ。私が聞いた最新情報によると、ザックス・オルタナティブ公爵が統治している領地は、魔物の襲撃、野盗の増加が起こっているとされている。近いうちに、議会でも騒がれることになるかもしれないな」
と、いうことは……私の能力がなくなって、ザックス様はとても困っているのでは? 私設騎士団の増強で領民を守れると聞いていたから、私はどこか安心していたのだけれど……守れないどころか、領民への負担が増大している可能性も出て来たわね。
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